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農林水産省

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江藤農林水産大臣記者会見概要

日時 令和元年10月18日(金曜日)8時57分~9時10分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)令和元年台風第19号に係る現地視察について
  • (大臣から)豚コレラ終息に向けた野生イノシシの捕獲強化について
  • 台風第19号による農林水産業への被害状況及び対応について
  • 日米貿易協定による国内の農林水産物への影響試算の作業状況について
  • 財務省が歳出改革部会に示した農業予算の考え方について
  • 水産庁漁業取締船と北朝鮮籍と思われる漁船との接触事案について
  • 米国産トウモロコシの輸入について

 

大臣

  本日は、私から2点御報告をさせていただきます。1点目は、「令和元年台風第19号に係る現地視察について」であります。これまで人命救助第一ということで、私を含め政務三役、現場に入ることを控え、農政局を中心にですね、現場対応させていただいておりましたが、現場からもそろそろ現場の状況を見て欲しいと、見るべきだという声もたくさんいただいていることを鑑み、天候や現地の状況が許せばですね、20日、21日月曜日を含め、今週末の雨によって状況は変わるかもしれませんが、政務で分担して、冠水した果樹や水稲、農業用施設等の被害を視察させていただこうというふうに考えております。とにかく離農されることなくですね、一日も早く生業が再建できるよう、現地の声をしっかり聞いて、今できる施策について御説明をさせていただき、更にどのようなものが足りないかということについて、しっかり話を聞かせていただきたい。この目で見て参りたいと思っております。
  2点目は、「豚コレラ終息に向けた野生イノシシの捕獲強化について」であります。豚コレラ対策として、野生イノシシ対策につきましては、イノシシが発生している県、それからその周辺の県、その21都府県において、捕獲重点エリアを設定し、捕獲を強化しております。この中で、一生懸命ですね、出猟してもですね、罠を見回ってもですね、全然収獲がないということも多々あるとですね、大変負担が現場では重いという声があがっておりますので、こういった声をわきまえた上でですね、捕獲頭数に応じた支援以外にも、日当によるお支払いをこの21都府県についてはさせていただこうということにいたしました。野生イノシシの捕獲強化のため、この仕組みを活用していただくように、関係都府県に周知をしてまいる所存でございます。詳細は、担当の農村振興局にお問合せをいただければと思います。
  以上です。

記者

  2点、お伺いします。1点目は、台風19号に関連して、現時点での改めて農林水産被害の状況と、併せて物流への影響など把握しているものがあれば教えてください。

大臣

  多くの河川で決壊が発生しておりまして、関東、東北、北信越などは、被害が広範囲に及んでおります。農林水産業への被害につきましては、ライスセンター等の農業用施設の冠水、ライスセンター内のお米もですね、水に浸かってしまって、共済の対象になりませんので、非常に困っているという声も届いております。長野県の千曲川、福島県の阿武隈川水系等における水稲や果樹の湛水被害が非常に大きいということであります。現時点、18日のですね、午前5時でありますけれども、農林水産関係被害額は、383億円となっておりますけれども、これはまだまだ現時点の数字であって、更に、残念なことでありますが、積み上がっていくということが、容易に想像される数字だと思っております。

記者

  もう1点、日米貿易協定での農林水産関係での影響試算なんですが、現状での進捗状況をお願いします。

大臣

  従来から申し上げてますように、出来るだけ早くこれを出したいと、TPP等関連対策大綱もですね、年末に向けてしっかり見直しをさせていただく上でですね、それから国民の皆様方への説明義務を果たす上でも、早く出したいということで再度急がせていますが、順調に進んでいると聞いておりますけれども、今日の時点では完成しておりません。

記者

  昨日ですね、財務省が財政制度等審議会の歳出改革部会の方でですね、TPPや日米協定もそうなんですけれども、国内対策について、「真に競争力強化に資するものとすべき」という考え方を示しましたが、大臣の受け止めをお願いします。

大臣

  財務大臣の諮問機関でありましてですね、彼らの主たる目的は歳出をいかに抑えるかということを中心に議論している。私自身はいろいろ思いはありますが、歳出はですね、野放図に出していいということではありません。しかし、総理にもお話をさせていただき、私も就任挨拶で申し上げましたし、総理も度々国会での答弁等でも仰っていただいておりますが、生産基盤の強化をすべき、今、時です。それがなければですね、今国会で提出予算の輸出促進をですね、まず作る所から、輸出も始まるわけでありますから、私はいろいろ御意見は御意見として承りますけれども、私としては生産基盤を強化するためにしっかりとした予算を確保したいという意思に何ら変わりはございません。

記者

  同じ部会でですね、飼料用米についても改めてですね、交付金に関して、高収益作物への転換を支援するものにシフトすべきという指摘をしていますが、その点はいかがでしょうか。

大臣

  その高収益作物が何なのか私にはよくわかりませんが、ただ、飼料自給率というものもですね、日本にとっては極めて重要な指数であります。そして飼料用米に限らずWCS(発酵粗飼料、ホールクロップサイレージ)にしてもですね、非常に畜産の現場では定着をしている。そして稲わら等もですね、今回、随分被災もしてしまいましたが、畜産現場では有効利用されている現状を考えればですね、そういう現場を見て物事を判断すべきであると私は考えております。

記者

  北朝鮮の漁船の接触事案ですけれども、映像公開について国会でも答弁なされていますが、見通し、公開の時期の見通しはいかがでしょうか。

大臣

  私にはまだ、何月何日という報告はあがっておりません。申し訳ないですが。

記者

  今のところ、まだ決まっていない。

大臣

  はい。

記者

  関連して、今日公開するという予定だと流れていますが。

大臣

  検討中です。

記者

  先週の予算委員会で、飼料用トウモロコシのことが話題になっておりましたけれども、改めてあの制度の必要性、どういうとこにあるとお考えですか。

大臣

  今回ですね、東北の方でも随分、ロールで巻いた稲わらなど、たくさんいろんなものが流れてしまいました。この間の制度は、ロールに巻くですね、いわゆる「わら」とは違いますが、トウモロコシの未成熟なやつを茎から全部ロールで巻くやつですから。畜産農家もですね、大変、直接水害によって水没して被害を受けた畜産農家もおられれば、へい死してしまった豚とか。
  我々はですね、例えば、今飼料が足りないといってもすぐ調達できないですよ。今すぐ粗飼料とトウモロコシを混ぜて代替飼料として使ってくださいと言っても、海外から調達するには、船に乗せて海を渡って、日本で検疫を受けて、それから配合飼料工場に持っていって混ぜて、それから農家に持っていく。
  コンビニで買ってくるように手軽に手に入るものではないんですね。やっぱり農業政策を長年やっているとですね、できるものであれば早め早めに手を打つということは、極めて私はいいことだと思っています。
  どうもですね、トランプ大統領と総理との間で、話でどうのこうのというふうになってますが、私はあくまでもですね、畜産経営の安定という目線でしかこれを見ておりませんので、今回の災害も含めて考えるとですね、この制度は、今回は8月の時点では病気に対応するものでありましたけれども、いろんな面でこれは良かったのかなという感じがしております。

記者

  野党の方から、2つの飼料の種類に違いがあって、アメリカから輸入するものと日本で不足しているものと種類が違うんではないかと言う指摘がありました。このへんのお考えはいかがでしょうか。

大臣

  それは違うと思いますが、委員会でも御答弁させていただきましたけれども、配合飼料メーカーで混ぜる場合もあればですね、農家で圧ぺんしてつぶしたトウモロコシそのものを、どういう比率で混ぜるのかということについて、長年の御経験をもとにやられている農家もある。中には粉にする人もいる。農家によって全然やり方が違いますので、それは「これを使え」と飼料メーカーとか国がですね、バーンと言うことではこれはありませんので、ですからあくまでも代替ということであればですね、ほかのいろんな方が仰るように、今まで使っていたものと違うということについては、それは否定はいたしませんが、しかし、ほかにあげられるものは、ないとすればですね、それをあげないとお腹空いて死んじゃいますのでですね、代替は代替ですから、100%同じパフォーマンスを発揮するとは自分自身も思っておりません。

報道官

  ほかにございませんでしょうか。

記者

  今のトウモロコシの件に関連して御質問させていただければと思います。今回275万トンが上限だと思うんですが、配合の割合によるとは思うんですけれども、全ての青刈りトウモロコシがダメになったとしても、大体百数十万トンじゃないかという農水省の生産局の試算なんですけれども。という量からすると、いかにもちょっと量が多すぎるんではないかという気がするんですが、それは大臣、どうお考えですか。
  野党の合同ヒアリングの方で話しておられる数字で、これは実際私が取材して聞いている数字です。

大臣

  私のところには、そういう数字は上がってきていないですね。ただ、多すぎるというのはですね、それは全部買うか、買わないかというのは、分かりませんし、また台風も起きましたので、ですからこれはひとつ誤解のないように申し上げておきたいんですが、alic(農畜産業振興機構)のお金ですからね。予算をがーんと確保して、一般会計予算のように。このお金が今回の対策に使うお金なんです。これ使い切るんですという話ではなくて、alicにあるお金、今比較的余裕がありますが、そのお金で必要な分だけ、随時支出をするという形でありますから、決して無駄遣いをするようなことはありませんし、その最大限これだけ買えるという線は引きましたけれども、これだけ絶対に買いますという話をしているわけではありませんので、私はなんら問題はないと思っております。

報道官

  ほかによろしいでしょうか。では、以上で終了します。ありがとうございました。

以上