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農林水産省

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江藤農林水産大臣記者会見概要

日時 令和元年10月25日(金曜日)8時42分~8時52分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)豚コレラの予防的ワクチン接種について
  • 台風第19号による農林水産品の供給及び価格への影響について
  • 日米貿易協定による国内農業への影響試算公表について
  • 豚コレラの予防的ワクチン接種について

 

大臣

  私から冒頭、御報告することがございます。豚コレラの予防的ワクチンにつきましては、本日25日、ワクチン接種推奨地域11県のうち6県において、ワクチン接種が開始されることとなっています。また、明日からのワクチン接種の準備ができた県から順次開始されることとなります。
  消費者の方々にお伝えさせていただきたいことはですね、我が国は1969年から2006年までの37年間、豚コレラワクチンを接種しておりました。その間、人に健康被害が出たという報告は一切ございません。接種した豚の肉が市場に流通することになりますが、全く心配はございませんので、消費者の皆様におかれましては、是非、美味しい豚肉を安心して御購買いただき、食べていただきたい。そう考えております。
  私からは以上です。

記者

  初めに、台風19号に関連してなんですが、農林水産関係の被害積み上がってきてますけれども、今回の被害のですね、農林水産品の供給への影響ですとか、供給不足ですとか、価格の上昇とかの影響が懸念される作物などがあれば教えてください。

大臣

  今のところですね、キュウリ、それからナス、そういったものがですね、一時的に市場への供給量が減少していると報告を受けています。価格も若干、上がっています。しかし、もともとですね、ナス、キュウリは、端境期でありますので、こういうことがなくてもですね、価格が上がる時期ということでございます。ですから、端境期ですから後発の地域からの供給が始まればですね、値段は落ちついてくるのではないかと思っております。果樹につきましては、今のところ大きな変化は見られておりません。しかし、消費者の方々も心配ですからしっかり見ていきたいと思っています。

記者

  もう1点。日米貿易協定の影響試算についてですが、今回、最大で1,100億円の生産額が減少するとの結果が出ましたが、改めて、大臣のこの結果に対する受け止め、もしくは評価を聞かせてください。

大臣

  これはですね、昨日、農水委員会でだいぶ議論になりましたけれども、これは関税の削減率とかですね、量とか、そういったものを機械的に、極めて機械的に影響試算を行っておりますのでですね、現場への影響とは若干、ズレが出るとは思いますが、しかし、この結果はですね、範囲内ということでもありますし、こういうことかなと。機械的なことについては、私の意思というかですね、そういったものを反映させる余地は全くありませんので。

記者

  その上でなんですけれども、今仰っていたように、実態と少し違う場合も出てくるだろうということなんですが、その生産量の減少とかも見込まれていない前提での試算になっていると思うんですけれども、この評価方法とか、試算の方法の妥当性みたいなのは、どう思われますか。

大臣

  そうですね、昨日の委員会での質疑とだいぶ似ているんですけれども、これまでですね、いろんなことを我々、日本という国は経験してまいりました。いろんな経済連携をやる中で、これまで1兆2,934億円、約1兆3千億円の体質強化対策をずっとやってきてですね、例えば、私の宮崎なんかでも、一時は繁殖母牛、子供を産んでくれる雌自体が大変減ってしまってですね、経営基盤が弱体化しているというのが、顕著だったんですが、これらの事業の効果が着実に出てですね、ここ近年はですね、繁殖母牛も繁殖頭数も逆に上向きになっております。ですから確かに関税が下がることはですね、決して、国内の畜産業、農業にとってプラスであるはずはありませんが、しかし、これからアメリカへの輸出がいわゆる低関税枠、6万5千5トン、これが利用できるように、まず確実になる、という場合の現実とですね、来年には中国への輸出も本格的に始まるのではないかという極めて確率の高い、希望的な見込みもありますので、ですから入りと出と両方考えるとですね、私が常に意識していることは、畜産のことになるとですね、結局は枝肉の値段が下がっては困る。それはホルスの肉もF1の肉も和牛の肉も、国産牛の肉は下がっては困る。それから子牛の値段もこのところ、ずっと高値ですけれども、これも急激な下落があるようなことがあっては困る。そういうことに繋がらないということがですね、影響がないということの話の根拠ですので、ですからこれは先に行ってみないとなかなかわからないところがありますから、影響がないということで試算をするのはおかしいじゃないかという御指摘は、まったく的外れだとは思いませんけれども、しかし過去の経験とか、これまでの経験とかいろんなものを考えますとですね、私は妥当なものではないかと思います。

記者

  ワクチンの接種に関してなんですけれども、まず具体的に6県がどこかということと、ワクチンを打つということに舵を切ってから1か月くらいで準備されて、実際にワクチン接種にこぎつけたことに対する大臣の所感をお願いいたします。

大臣

  県については富山県、石川県、福井県、岐阜県、愛知県、三重県の6県でございます。ワクチン接種に至ったことについてはいろいろ感じるところはあります。例えば、疾病小委員会の先生方にも大変な御協力をいただきましたし、パブコメを短くしたことについてもいわゆる世間というかですね、世論の皆様方からお叱りをもらうこともなく、認められたかどうかは分かりませんが、そんなお叱りもなくですね、パブコメも終えることができましたし、役所の諸君もですね、大変この期間は精力的に、この発生県も含めてですね、地方局も含めて一生懸命頑張ってくれました。その結果が比較的早いこの接種開始に繋がったというふうに思っています。ですけれども、昨日の委員会で申し上げましたけれども、とにかく、ワクチン接種をしたらですね、これで安心して養豚経営はできるんだという話では決してありません。やっぱり飼養衛生管理基準をしっかり守っていただいて、ワクチンを打っても抗体ができない豚は一定の確率で発生しますし、その後ろにはですね、もしかしたらもう、豚コレラの後ろにはアフリカ豚コレラというですね、ワクチン自体が存在しないものが迫っている可能性も否定できない訳ですから、緊張感が現場でも本省でも地方局でも失われないように気を配っていきたいと思っています。

報道官

  ほかにございませんでしょうか。

記者

  1点だけ、経産相の菅原大臣が辞表を提出されたということなんですけれども、閣僚の一員としてどう見ておられるのか、よろしければお聞かせください。

大臣

  答えなきゃいかんですかね。当選同期でもありますし、私は2世議員で親父がいてですね、私なりに苦労がなかったわけではありませんが、彼がどれだけの苦労をしてきたかということは、朝の駅立ちとかですね、よく知ってますので。
  いけないことをしたんですから、御本人が判断して、決断をしてこうなったことは、政治家としても友人としても受け止めなければいかんというくらいですかね。

報道官

  ほか、よろしいでしょうか。それでは、ここで会見を終わります。

以上