ホーム > 報道・広報 > 大臣等記者会見 > 赤松農林水産大臣記者会見概要
| 日時 | 平成21年12月15日(火曜日)14時00分~14時38分 於:本省会見室 |
|---|---|
|
冒頭発言 主な質疑事項 |
|
舟山大臣政務官
それでは、ただ今から、閣議後大臣記者会見を始めさせていただきます。まず、初めに大臣から報告をお願いします。
大臣
今日、気分良く閣議出たらですね、今から報告しますが、非常に腹ただしいことがあって、怒り狂って、昨日の酒の気持ちよさも吹っ飛びましたが、しかし、やっぱり、言うべきことは、きちっと言っておいた方がいいということで、申し上げました。
しかし、まず、怒りの前に、報告の方だけ、まず、一つだけさせてもらいますが、先週、例の養豚の関係(者)から、今、豚価が非常に低迷していると、12月になったら、多少、いろいろな対策をやったので上がるかなと思っておったけれども、残念なながら低迷したままということになっているんで、かなりのところが、自殺者が出たり、大変な状況になっているということなものですから、何とかして欲しいということで、先日、お見えになりました。
その時も申し上げたのですが、できるだけ早く、間髪置かずに、対策を講じたいということで、生産局その他にもいろいろ検討させて、昨日も、一回確認をいたしまして、地域肉豚基金を補完する形で、来年1月から枝肉1キロ(グラム)当たり20円、一頭当たり約1500円を上限とする緊急対策を実施をしたいということにいたしました。生産者の負担は求めません。
詳しくは、後ほど、担当課から資料を配付をさせていただきますので、詳しい数字等の確認は、そちらでやっていただきたいというふうに思っております。こうした、来年1月から、こういう対策をしますよということになれば、ある意味で言うと、じゃあ、1月からだったら、そういう施策がつくんだったら、年末急いで豚を出荷する必要はないなということにもなりまして、ダブり気味のところも、多少、需給も引き締まってくるんじゃないだろうかということで、アナウンス効果もありますから、早めに打ち出しをしていきたいと。
なお、これは、1月から3月までの緊急的な処置ということにさせていただきたいというふうに思ってます。特に、豚の場合は、各県ごとのいろいろな補助策をやっておりまして、県によっては、既に、かなりの数の県が、基金そのものが、もう枯渇をしてしまっていると、手を打ちたくても、各県とも打てないというところがドンドン出てきておりますので、国の責任の下で、このような施策をやらせていただきたいというふうに思っております。
それから後、今日の閣議はですね、中身的には、予算編成の基本方針の決定だとか、成長戦略策定会議をこうやって作ってやりますよとか、地方分権の関係とか、それぞれありました。これはまた、官房長官の方から、それぞれ報告をしておりますので、詳細は省きます。
閣僚懇談会に、実は入ってから、こういう文書が出てまして、ペラペラのですね、これは、僕が結果的には回収させたので、僕は、今、手元に持っていませんが、そこに、要約をすると、(行政)刷新会議で、基金等のいろいろな返還について進めてきたと、唯一、農林水産省だけが,協力せずに、1円も出していないと、それが、予算編成の全体的な足を引っ張っているみたいなことで、名指しで、赤松農林水産大臣と書いて、やってあったんですね。それはまあ、本当は藤井財務大臣発言要旨というふうに書いてあったんですけれども、だいたい閣僚懇談会の場合は、そういう発言要旨のものを読んで発言をするわけですけれども、ところが、藤井さんは、まずいなと思ったんでしょう、「これは、基金に関わることで刷新会議のことですから、私じゃなくて仙谷(国務大臣)さんから言ってください」みたいな話で、言わないと、自分では。
そうすると、仙谷氏が、遠慮がちに、そのまま読みはしませんで、「まあ、個別に言っちゃ何ですが、農水省だけ、まだ決まっていないんで、赤松農林水産大臣、よろしく早くお願いします」みたいなことを発言をしたと。「ちょっと待て」、「違うだろう、それは実際の話と」、だから、僕が、「仙谷さんと話したらいいのか、藤井さんと話していいのか、あるいは、菅副総理が、国家戦略局として責任持つのか、どなたと話したらいいですか」と聞いたら、菅さんが、「自分が副総理なので、私と話してもらえればいい」という話なんで、私は菅さんと話しましたねと。いいところまで、話を詰めて、ただ、さあ、ここで決着という時に、「まあ、いろいろな補助金の中身もよくやればやるほど分からなくなる、どうも、いろいろな制度には歴史的ないろいろな経過もあるらしい、だから自分では分からないので、藤井財務大臣と話してくれて、了解を取れば、自分はそれで了解するので、是非、藤井さんと話して欲しい」という話だったということは、皆さんにお話ししたと思います。
だから、私は、藤井さんにも、再三にわたって、早く決着しましょうよと、もう、できるだけの基金を、今、国の財政大変なんだから、予算編成をきちっとやってもらうためにも、できる限りのものは農水省は出しますから、是非、数千億円、2千数百億円に上る額についても、もうちゃんと用意して、刷新会議が、事業仕分けした以外のものにも横串で、同じ趣旨で、余分に指摘はしなくても出してくれというのも、ちゃんと用意して、待っているから、早くやりましょうよと。
先週の会議が終わった後にも、もう一回呼び止めて、閣議の終わった後、藤井さん早くやろうよと、もう、俺のところ、金、ちゃんと用意して、いつでもすぐ決着できるようにしてあるんだから、早くちょっと声をかけてよと、そうですねと言っておいて、今日みたいなことですから、とんでもないことで、怒り狂って、「何だこの紙は、こんなもの、こんな無礼なことあるか、すぐ回収しろ」と言って、すぐ回収をさせました。配った紙を回収するなんていう例は、ないんですけど、それぐらい頭にきたもんですから、これは、そういうふうに申し上げました。
その後、仙谷さんの方から、申し訳なかったと、藤井さんも、そう怒らずに、とにかくみんな事務方がそれぞれやって、他の省は、全部それで了解して出しているんですからという話で、また追い打ちをかけるもんだから、僕は言ったんですね。「しかし、政治主導で、この内閣はやっているんでしょう、数百億、数千億の金を、予算課長や、そんな、課長か審議官か知らないけれど、そのレベルが、OKと言ったり、NOと言ったりやるんですか」と、「そうやってる他の省の方が、むしろ、おかしいでしょう」と、「いいにしろ、悪いにしろ、これで責任が、最後取らなきゃいけないかも知れない、それは、しかし政治家が決断することでしょう、大臣がやらずに誰がやるんですか」と、いうことを言ったら、まあ、ぐーっと黙っちゃったけれども、僕のところは、そういう方針で、もちろん、(大臣官房)予算課長や、総審(大臣官房総括審議官)とは、絶えず連絡取りながら、こういう姿勢で行こうと、この態勢で行こうと、ここまでは言っていいけれど、これ以上言っちゃ駄目だとか、そういう形でやってましたし、最後の数千億円の話ですから、これは、やっぱり、政治家たる我々が、政務三役というところを含めても、属人的に言えば、大臣である私が、決断をして、出すべきものは出す、あるいは、譲れないところは譲れない、そういう、やっぱり決断をする仕組みに変えていかないと、何か、財務省主導で、あるいは、それぞれの役人同士が話し合って勝手に額を決めていくなんてことが当たり前になっているようなことは、むしろ、おかしいということが、あったものですから、今日は、その辺は、厳しく閣議の場でも、私から申し上げておきました。
それで、閣議の中身は言わないんですけれども、これは非常に、この内閣にとっても重要なことですし、農水省が、さも何か、予算の編成の足を引っ張っているようなふうに言われるのは、非常に心外なので、そういうことを申し上げておいた。
我々、例の、第2次補正でも、総予算は、本当に少ない中でも、率としては、ダントツの46パーセント、47パーセントの額を削減してきてますし、それから、また、今回の、当初予算についても、約1千5百億ぐらい、今段階でですね、ぐらいの、うちよりも10倍ぐらいの予算を持っているところと、ほぼ、同じくらい、額にしたら、各省の中で2番目の額を削減してきている、そういう実績のあることを、やっぱり、きちっと見てもらわないと、やっぱり、これは、省全体の士気にも関わるということに思っております。
基金については、私どもは、もちろん積み過ぎる基金というのは、もう、これはお返しすればいいわけですけれども、ただ、必要な、やっぱり基金もあるので、最低限は、やっぱり残してもらう、あるいは、来年度、もう、すぐ使わなければいけない基金だってあるわけですから、それは、ちゃんと予算の中で認めてもらう、そういう前提で、たぶん、今日は、ちょっと、午後も時間がないかも知れないんで、明日になるかも知れませんが、例の農業共済の話と含めて、この復活折衝と含めて、藤井さんには、さっき言っておきましたので、一緒に、この基金の問題をも決着つけようということで、やることにしておりますので、僕の方は、いつでも時間はいいんだから、そっちが早く時間を決めて連絡してこいということを言ってありますから、そのような形になると思っております。
私からの、とりあえずの報告は、後、閣議のあとですね、障がい者制度改革推進本部とか、あるいは、第1回の成長戦略策定会議とか開かれましたが、取り立てて皆さんにご報告することはありません。あえて言うとすれば、何か、ご意見ありませんかということだったんで、成長戦略会議では、これから、鳩山さんが言っている環境対策、これもCO2吸収源としては、森林しかないんだから、森林整備等、そしてまた、今、私どもが進めている戸別所得補償制度を中心にしながら、今、地域が元気にならなければ、成長戦略なんかありえないんだから、そういう意味で言えば、地域、地方で、しっかり、この戸別所得補償制度を使いながら、農業を再生させていく、地域にもう一度元気を取り戻す、そのために農水省としても、がんばっていきたいという発言だけ、簡単にさせておいていただきました。私からは以上です。あと、ご質問どうぞ。
記者
基金についてなんですが、今のお話ですと、財務省の方は、農水省1円も出していないと、農水省の方とすれば、用意して待っているんだという状況の中で、紙は回収されたという決着ですけれども、今後の調整の、今の段階としては、ボールは向こうにあって、向こうからの連絡を、調整手法も含めて、今、大臣としては待たれているという理解でよろしいんでしょうか。
大臣
そうですね。閣議の時にも、僕の言っていることが正論なものだから、司会役の官房長官からも、早く、じゃあ両方で会って、早く決着してくださいというようなこともありましたので、それから、それが終わってから、成長戦略(成長戦略策定会議)や障がい(障がい者制度改革推進本部)の時も、また、たまたま横が藤井大臣だから、藤井さんにも、もう一度、僕は念を押して、とにかく今日の午後でもやろうということを言っておきましたが、ちょっと、それぞれ、今日、午後がバタバタしているようですから、明日になるかも知れませんが、ちょうど、復活折衝も、残っているのは,文科省の例の科学関係のあれと、それから、僕のところも、本当は、農業共済ばかりじゃないんだけれども、あと、インドネシアとか、北朝鮮の例のコメの、毎年、こう積んでいくやつですね、それも、本当はあったんだけれども、それは、ちゃんと、毎年、予算化を認めてもらうという前提で、じゃあ、政策としてのあれは下げましょうということにしてあるものですから、農業共済一本でやるということになっています。農業共済は、今日もまた、財務大臣は言ってましたけれども、それは、是非、出してくださいと、それは、当然、法律要件でなっていることは、私、十分、承知していますので、それは、やりますので、ということを言ってましたので、それは、基本のところは、もめるということはないと思います。
私どもも、事務費の方は、多すぎる部分については、これは、若干減らしていくとか、いうことを、こだわっているわけじゃありませんので、そういう意味での協力は、やぶさかでないと、ただ、法律で2分の1なのを、頭から3分の1カットというのは、これはもう、理に合わないし、事実上できませんから、これだけは、きちっと正しい形に直してもらいますよということは言って、藤井さんも、それ了解していますから。それと同時に、併せて、基金のことも、僕のところはセットでね、始末すればいいというふうに思ってます。
記者
今のお話聞くと、ちょっと聞きづらいというか、あれなんですが、コメの戸別所得補償の定額部分についてなんですけれども、先週の会見の中で、大臣の方の考えとしては、できるだけ早く決着させたいということがあったと思うんですけれども、現時点での、その点の財務省との折衝状況、その点、教えてください。
大臣
個々には、僕はやってませんが、事務レベルでは、いろいろな、もちろん、話をしていると思います。
ただ、まず、このマニフェスト以外のものを、この十何日のうちに片付けちゃうと、今週末から来週ぐらいにかけてになると思いますけれども、最後の、マニフェスト部分の額をきちっと決めていくということになると思うんです。
まさに、それが、定額部分の金額というのは、非常に大きいですから、僕らが、旧来から言っている、そこが薄いと魅力がなくて、本来の、多くの皆さんが自主的に、自主的に参加してもらうということの担保にならないと、そんなもん入ってもあんまり魅力ないなというんだったら誰も入りませんから、だから、そういう意味で言えば、しっかりとした岩盤部分を作るためには、定額部分も、一定の、やっぱり額をきちっと確保しなきゃいけない。
しかし、言いたいんですけれども、それ言うと、また、財務省との大事な交渉が控えている前ですから、ちょっと、それは勘弁してもらいたいと思うんですが、しかし、魅力のある金額にしなければ意味がないということだけは、確かですので、そういう基本的な考え方で、私どもが、中身を持っている、それでもって、当たっていきたいというふうに思ってます。
記者
先ほど、前段で、財務省から全然出していないんじゃないかと、基金の話ですね。その際に、大臣の方から、2千億円ぐらいですね、基金を、わたるものというものを考えていきたいと、事業仕分け以外の横串も刺していくんだというお話をされたということですけれども、現時点で、大臣の頭の中で、どれぐらいの規模のものを横串部分も含めて、国庫に返納されるという、その規模感について、大臣のお考えをお聞かせ願えますでしょうか。
大臣
要は、彼らが言っているのは、基本的に、行政刷新会議で、「この分返せ」と言ったのは、他の省は、文句も、一言も言わずに、全部、「はあ、分かりました」と言って出していると。「へい、分かりました」と言って、出していないのは、農林水産省だけだと。
これは、その額の問題以外にも、僕はさっきも言いましたけれども、それは誰が決めるんだと、誰がOK出すのかと、そういう意味で、非常に、これは、どうでもいいようなことだけれども、肝心なことなんですね。だから、別に、それは、別に、大臣でも、副大臣でも、政務官でもいいんだけども、少なくとも、政治家がこの省を預かって、政治主導だと言っている中で、そこの、YESとか、NOとかで、判断をしてもらうのは構わないのだけど、そういう形ではなくて、単に、刷新会議が言った、事務方が、「ああ、そうですか、はい結構ですよ、じゃあ、うち、これだけ言われた分だけ出します」みたいなのは、本当に政治主導の政治と言えるのかと、それから、そんなことだったら、各省庁の大臣なんか要らないじゃないかということを、僕は、途中で言ったんですけれども。そういう意味で、別にいいんですよ、ドンドン出そうと言っているんだから、財政厳しいんだから、厳しい時は、みんなで、やっぱり、骨身削ってね、肉削って、やっぱり協力していくのは当たり前のことなんだから、出すことは全然いといませんよと言っているんです。
しかし、この基金だって、一回ドーンと抜いちゃったら、もうそれで終わりなんですね、一回限りのお話なんだから。だから、それを来年もあてにするなんていうことは、できなくなるわけだから、しかし、少なくとも、今年は9兆円も税収の見込み減があったわけだから、異例といえば異例な時ですから、そういう時は、大変でも、一旦、出すものは全部出して、そして、毎年必要なものは、その都度、また要求をして積んでいくというやり方だっていいじゃないかと、それはもう、僕は割り切っています。
ですから、額、また言っちゃうと、今度、それやる意味がないから言えませんが、まあ、しかし、かなりの額を考えて、やってます。さっき言ったように、本来、指摘されたものだけではなくて、横串部分も含めて、これも別個に考えています。それからまた、本来、使わなかったものを、単に、これは、返上ということの部分も含めてですね、出せるものを、出せるだけ、もう全部出すと言って、予算課長に言ってありますから、かなりの部分が、結果的には出せるんじゃないかというふうに言っております。
記者
今の点なんですけれども、先ほど、おっしゃった、その2千数百億円にわたるものを用意しているというのは、どの部分のことを。
大臣
基金。
記者
基金で、それだけの返納の用意があるということでいいですか。
大臣
はい。
記者
別件なんですが、独立行政法人の役員の公募の件なんですけれども、そろそろ最終段階だと思いますけれども、現在の状況教えてください。
大臣
これは、閣議でも、ちょっと官房長官から、あれが出ていました。最終的に、これは、内閣に一応提出することになっているんですね。最終的に、そこでチェックして決めるということになります。
農水省の場合は、今、6人のところの選考に入っています。それぞれ、この間申し上げたように、点数化して上がってきたものが、もう僕のところにはきています。
ただ、非常にこれは重要な問題ですし、政治的な判断も必要なことなので、今、政務二役の人たち、副大臣、政務官のところに、それを一回見てもらって、そして、この四人の意見も聞きながら、最終的には、私の方で判断をさせてもらいたいというふうに思ってます。
正直、非常に難しいのは、この6ポストというのは、もともとOBが占めていたところについて公募でやるわけですから、既得権みたいに思っている人たちは、もともと、俺たちのポストだ、みたいなふうに思っている人がいるかも知れませんが、しかし、公募の形をとっても、もし、そのままですね、結局、蓋を開けてみたら、何百人の公募はあったけれども、ただ、そこに座る人は、みんなOBだったなんていうことになったら、これは、なんのための、言い訳のための、公募制度ではなかったのかというふうに言われがちですし、だからといって、じゃあ、最初から、もうOBはその後駄目なんだというなら、公募にも応じさせないという方法があったわけですけれども、それはOBだって排除しないということを言っている以上は、飛び抜けた能力があれば、そういう人が就く場合だってあり得るんだよということなんですよね。
だから、今日、僕はね、官房長官に最後に言っておいたけれど、まあ、それはいいけれど、もし、駄目なら、もう最初から、官房で、内閣官房、官房長官のところで、OBは駄目なんですと決めたら、もうそんなもの全部ゼロなんだよと。しかし、現実問題として、制度にそういう人の応募は認めないとは、言っていないわけだから、それもあり得るという前提でやっているんでしょう。ということは、それは、最後は、そこの大臣なり、あるいは、それを上げていった最後の判断をする内閣そのものの、官邸の、判断が問われますねということは、言っておきました。
僕のところは僕のところなりに、考えてやらせてもらうからということは言っておきましたので、木曜日までというふうに、一応、言われているものですから、今日、たぶん、この四人の人(副大臣及び大臣政務官)たちは、説明を聞いていると思うんですね。誰が何点で、どうだったとか、その順番でいけば、こういう順番ですよ、みたいなところの出ていますので、私としては、それを尊重しながら、この間も言いましたが、三人の審査員の中の一人は、皆さんの代表みたいな人も入っているわけですから、そういう人たちも含めた三人の人の判断というのは、書類審査から面接にも全部関わってもらっていますので、尊重はしたいと思いますが、しかし、それは、そのままではないと、それはやっぱり政治判断がありますから、最後は、政治家たる私どもの判断でもって、決めさせていただきたいというふうに思っております。
記者
予算の話ですが、先週までのお話ですと、1900億円、全部事業費でまかなうのは難しいから、基金を充当してというようなお話だったのですが、基金2千億円も、ドーンと返しちゃうと、チャラパーになっちゃうような感じもするんですけれど、その辺どうなんですか。
大臣
まあ、ちょっと、財布が違うんですね。だから、基本は変わっていないのです。1900、一番いいのは、それは、今の2兆7千億の予算の中で、他削って頭出しがゼロになったと言えば、一番いいんでしょうけれど、それは現実にできません。そんな無駄が他にあるわけないですから、だから、それは、1900億のうちの、千いくつかを、そういうところから削って、僕らの感覚で言えば、何百億か足らないけれども、足らない分は、それ以上の基金で返すのだから、まあ、それでいいじゃないかという言い方は、菅さんにも、私はしてきましたし、菅副総理も、それで基本的に了解はしていただいていたんですね。
ただ、じゃあ、まあ、せこい言い方をすると、じゃあ、5百億だけ足らないと、7百億だけ足らないと、その1900に。じゃあ、その分返して、他は返さないよという言い方だって、できるかも知れないけれども、しかし、今年は特別に、特にさっき言ったような経済状況の中で、税収が落ち込む中で、内閣全体が、予算組むのに大変四苦八苦していると、これも事実ですから、とりあえず、それ以外のものでも、余裕がある分は、あるいは、もう来年、全部使わないというものについては、できるだけ返すようにしましょうと、そういう組み方を一回してみたら、2千数百億が出てきたと。
しかし、これは、今言うように、一回限りの話ですよ。もう来年、去年これだけ出たからったって、もう、もともと、基金だから、一回使っちゃったらなくなっちゃうわけですから、それと、後、僕が藤井さんに会った時、言おうと思っているのは、これだけ出す代わり、これは、来年度分の入っている部分もあるんですよと。だから、それは、ちゃんと予算の中で見てもらわないと困りますねと。来年すぐ、もう基金が使えないと、枯渇しちゃって、さっきの豚の話じゃないけれども、使いたくとも、原資がないということになったら困っちゃうんで、もう確実にいる分って分かっているわけですから、その分は、ちゃんと予算で見てくださいということも、これはいくらと、もう金額も決めてますから、それも併せて、折衝の時にお話ししようと思ってます。
記者
先週ですね、宮内庁長官が、中国の副主席が天皇と会見するのの、1か月ルールを捻じ曲げられたと、破られたというふうな疑義を政権に付しました。それに対して、小沢(民主党幹事長)さんが、辞表を出してから言うべきだというふうなことを発言されてましたけれども、内閣の一員として、この問題に関してのご所見を。
大臣
まあ、これは、党のものでね。党の、そういう要請があったのかどうか知りませんけれども、まあ、小沢さん、幹事長があれだけ言われているのですから、党の幹事長としての見解を述べられたということだと思います。
僕は、そのことについて、とやかく言うのはあれかと思いますが、本当に個人的な見解で言えば、あんまり、「政治利用」みたいな言葉、刺激的な言葉でもってね、問題を大きくする必要は、全く、本当はないんじゃないかと。もっと言えば、外務省がちゃんとやってれば、本当は、1か月あったとかいう説もあるぐらいで、そういう事務的な単なるミスが、「政治利用」みたいな、そういう大げさな形で問題化してしまうということの方が、むしろ、私は問題じゃないのかなと。
あんな、わざわざ、そんなこと言わなければ、むしろ外務省が、失礼しましたと、事務方が、「もっと私がしっかりしてて、すぐ言われたら出せば、こんな問題にならなかったのに」ということなんですから、話のもともとは。それを、その1か月割ったとか割らないとか、それは、政治利用だね、みたいな、そういう、ちょっと大げさにし過ぎているところがあるのかなと。
私は、小沢さんの言うこと云々(うんぬん)という意味じゃなくて、基本的には、やっぱり、憲法に象徴天皇として位置付けられている、そういう立場というのは、もう当然のことですし、内閣の一員として、憲法を尊重するという、そういうことは、私どもの義務で課せられているわけですから、その趣旨に則ってやっていくというのが基本だと思ってますから、そうあまり取り立てて、大げさにしない方がいいのではないかという、個人的な感想を持ってます。
記者
同じ閣僚の一員として、普天間の問題ですけれども・・・。
大臣
飛ぶねえ。総理候補じゃないんだから、あんまり、いろいろな、農水省以外のこと聞かないでよ。
記者
3党の合意、合意と言えば合意、折衷と言えば折衷、先延ばしと言えば先延ばしと思われるんですけれども、この件について、ご所見があればお願いします。
大臣
僕らも、ちょっと勘違いしそうですが、この政府は、政権は、民主党政権ではありません。民主党が圧倒的な数を持っていることは事実ですけれども、あくまでも、建前は3党連立政権です。
ですから、そういう、いろいろな党が違うということは、基本的なところでも考え方が違うということですから、そういう中で、3党合意に基づいて、この政権が成り立っている以上は、お互いの立場を尊重し合いながら、やっぱり、いい内閣、いい政治をやっていくために、お互いに、やっぱり努力をしていくべきだということで、個別の普天間どうこうという話は触れませんけれども、これからも、こういう難題はいっぱい出てくると思います。これから、たぶんですね。そういう中で、やっぱり、率直に、もともと党が違うんですから、そんな100パーセント政策一致すれば、一つの党になればいいんですから。そうじゃないということは、やっぱり、しかし、にもかかわらず、一緒に政権を担っていこうということを約束したわけですから、それは、率直に話し合ってやっていけば、問題は解決していくだろうと、そう私は心配はいたしておりません。
ちなみに、例えば、亀井大臣が、今度、名古屋でパーティーをやられるんですけれども、私のような大げさなパーティーでありませんが、本当に、100人かそれぐらいらしいんですが、是非、来てくれと言われているんで、そこにも、日帰りで応援に駆けつけようと思ってますけれども、お互いに、そういう、大したことじゃないようなことでも、お互いに助け合う、お互いに協力し合うと、そういうことが、いい関係を、今後とも長く作っていける要因だと思っておりますので、必ずや、鳩山さんのリーダーシップの下で、普天間の問題も、ちゃんと結論が出るというふうに信じております。
記者
確認なんですけれども、事業仕分けの結果で受け入れなかったのは、農業共済の掛金の部分だけという理解でよろしいでしょうか。
大臣
あとは、もし必要だったら、また、個別に細かく話しますが、事務折衝の中で解決をした問題がいっぱいあります。例えば、ここでも前に言ったんですが、鳥獣被害ね。仕分けの時は、「猿に喰われちゃった、鹿に喰われた、大変だ」、「それは何とかしなければいけませんね」と、全員が言っておいて、結果、「地方へ全額移管」みたいな、そういう話あったじゃないですか。だけど、これなんかも、絶対、我々は譲れないところなんですが、結局、財政当局との話合いの中で、交付金でやるならいいということになったものですから、ということは、結局一緒のことですから、国と県が、交付金を渡す形で、一体的に、そういう鳥獣被害に対する対策をやるということは担保できたわけですから、そういうのは、もう下ろしました。
それから、農道も、いろいろありましたけれども、農道についても、作りかけのところは、新規にどでかい道路を「ダーン」と作るというのは駄目だけども、もう作りかけで、あとこれだけやれば完成するみたいなところはやってよろしいということに、これもなったものですから、それじゃ、これも、改めて、どうこういう話ではないなということでやってます。
それから、さっき言ったようなコメの問題ね、援助の、これも毎月ちゃんと積むのは約束しますと言っているものですから、我々は、毎月、そんな何十億みたいな金を積むのは、むしろ大変なので、基金にして置いといてやった方がいいんじゃないかという考え方だったのですが、毎月積んでよろしいということなので、これも中身的には全く変わりませんので、それを、お認めいただけるのだったら、それでいいですよという形で下りたんですね、そういう整理をずっとしてきたと。
それから、額の少ないもので、例えば、マルシェ・ジャポンみたいな、先週も名古屋でやって、僕は行かなかったんですが、うちの女房が行って、聞いてきたら、「大変な人が集まって大盛況だったよ」と、あれはあれでやった意味あるねみたいなのもあるんですけど、ただ、これは額が少ないというのと、そこにやっている事業者の人たちが、仮に、補助金もらえなくても、自分たちは自分たちで、やれる範囲でやっていきたいというようなことを言っておられるものですから、これについても、あれもこれもと言っても、なかなか、うまくいかないものですから、とりあえずは下ろさせていただいたということで、他のものは、とにかく農業共済だけは、額も大きいですし、これは農業者にとって大変な問題ですから、ここ一点に絞ってやっていこうと。
それから、税制改正の方は、例のA重油に絞ってやっていこうということで、それぞれ、だいぶ煮詰まってきましたので、そのポイントを絞って、今やってるというところでございます。
記者
確認ですが、先週の金曜日に、農水省分で千五百数十億の削減というものが示されたのですが、これは、そうすると、基金以外の、そういった事業の削減等で、何とか、この分はクリアできるというのが、全体のお考えでいらっしゃいますでしょうか。
大臣
そうです。だいぶ、副大臣や政務官も、もっと言えば事務方も、切り刻むのには、非常に苦労があったと思います、正直言って。
しかし、あったけれども、ここまでだったら何とか、極端に、今までの事業量を減らさずに、いろいろな関係者の人に迷惑かけずに、何とかやっていけそうだというところまで絞り込んだというのが、この1500億ぐらいで、この中身については、もう我々も、了解をいたしております。
ただ、党の方からの、あれが、今日ぐらいあるんですか、それで、党の方が、どういう、また、あれを言ってくるのか、それによって、また、内閣として、どう、それを受け止めて反映させるのか、これは、ちょっと、まだ中身をみていないものですから、聞いてないものですから、僕は分かりませんが、それによって、若干、その額は違ってくることもあり得べしというふうに思います。増える場合もあるでしょうし、減る場合もあるでしょうし。
記者
確認ですけれども、藤井大臣との復活折衝、共済の復活折衝は、お二人でやられると・・・。
大臣
もちろん、そうです。
記者
今日の藤井さんの閣議後会見では、菅さんや仙谷さんなども含めて、これ、今後やっていくというような発言があったんですけれども、大臣の中には、二人で会って話しましょうということになっていると。
大臣
そういうふうに僕は言いました。だって、財務大臣がやらなきゃ誰がやるんですか、予算編成って。
記者
そうですよね。また菅さんに戻ると、また、おかしな話・・・。
大臣
その前の仕分けだとか、あるいは、今日の成長戦略みたいにね、全体の絵を描くのは、それは副総理がやられればいいと思うのだけれども、個別に、もう、それやってきました、その結果を受けての予算の最後の編成ですというのは、それは、財務大臣が責任とるっていうのは当たり前の話ですよね。
記者
明日中に、藤井大臣と。
大臣
そうそう、ええ。僕にはそんなこと言ってなかったよ。
記者
閣議後の会見の中の発言で。
大臣
そういっていたわけ?
記者
はい。
大臣
そうやって、またね。
記者
共済の復活に関しては、文科省のスパコンと農水省の共済で、それについては、仙谷さん、菅さん含めて、担当大臣と・・・。
大臣
何については?
記者
その二つの復活折衝。
記者
スパコンと共済です。
記者
ということだったのですが。
大臣
自信がないのかね。俺だったら、「余分なやつは来るな」と、「俺がやる」と言って、藤井さんは言って当たり前だと思いますがね、本当に。だって財務大臣なんだから、それが仕事なんですから、予算編成するということが。だから、それは、別に僕は、仙谷さん入られても、菅さん入られても全然構いませんけれども、ただ、仕事としては、財務大臣の仕事でしょうと思いますけどね、はい。
舟山大臣政務官
よろしいでしょうか。ご苦労様でした、以上で終わらせていただきます。
以上