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山田農林水産大臣臨時記者会見概要

日時 平成22年7月13日(火曜日)17時06分~17時28分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • 口蹄疫に係る対応について

政策報道官

お待たせいたしました。先ほど行われました山田大臣と東国原知事の会談の関係につきまして、大臣の臨時の会見を開かせていただきますので、よろしくお願いいたします。

大臣

まあ、東国原知事が記者会見で話されたと思うけれど、私も驚いたのですが、リングワクチン接種した、その範囲内の地域で残された6頭については、前々から、私がまだ宮崎にいる頃から問題になって、なかなか薦田さんも、そう簡単にやっていただけないだろうというお話がありましたので、いわゆる特措法、作っていただいたようないきさつもあったわけです。で、知事さんも、そのことは良くご承知で、何とか、しっかりそこをやらないと、OIE、リングワクチンの接種区域内だから、なかなか清浄国として認めてもらえない、そういうこともあるし、ちゃんとやって欲しいと、重ね重ね申し上げてきたことなのですが、今日、知事さんにも言ったのですけれど、本当に、現場というか、殺処分の現場は、家族同様にきた繁殖牛等々、そのまま殺処分せざるを得ない、そういう非常に悲惨な、大きな犠牲を払ってきたので、そういう特別な例外を、単にかわいそうだからということで認めるわけにはいかない。また、より強い、伝搬力の強い、本当に空気感染するような口蹄疫が起きてこないとも限らない、近々に。そうした時に、本当にリングワクチンをもう一回打たなくてはいけないような事態が生じた時、「じゃあ、私はワクチンを打たない」、「救済してもらう」、「PCRの検査して陰性だったら、それでいいのだ」ということが出てきたら、まさにそういう意味で、危機管理、国の国家的な危機管理なのですから、今回の場合、それができなくなってしまう。そのことを、今日、何度も強調して、ここは畜産県宮崎県としては、将来の畜産のためにも、このリングワクチンというものを、きちんと守っていただきたいと。実際に、勧告を、殺処分しなさいという勧告をしたわけですから、本来、法的に言ったら、勧告に基いて、勧告どおり行わないのだったら、県が殺処分しなければいけない、それをしないというのは、おかしいではないですか、そういう話を、今日、懇々とさせていただきました。
しかしながら、知事としては、「勧告は勧告で、殺処分は別だ」という言い方してますが、これは、私も前も話したとおり、勧告するということは、殺処分を勧告するということは、しなければ殺処分しますよということなので、そのとおりやらないということは違法な状態だと、従って、これは、いわゆる地方自治法による、245条の7によってでも、いわゆる是正勧告、違法な、あるいは適正ではない都道府県の知事の行為だから、それをきちんと殺処分しなさいという指示を、改めて、私の方から、今日出させていただいた、そういうところです。
それに従わない場合は、代執行、地方自治法に基づく代執行を検討してやらなくてはいけない。特措法に基づく執行については、県が地域指定をしているわけで、国がまた改めて地域指定するということは、ちょっと、いろいろ手続き的に難しい面がありそうなので、そういう意味では、更に検討はさせていただきますが、地方自治法に基づく、いわゆる代執行ということも、今、検討を始めて、そして、それによって、国としては、きちんとして、本当に清浄国として、胸を張って、もう一回再開できるようにしたいと考えております。
もう危険が終わったかのようなことを、危機が去ったかのようなことを、知事さん、錯覚しておられるようですが、まだまだ、今、糞尿処理が終わったわけではありませんので、今、シートを被せただけですから、これから42日間待って、その後、これを発酵させて、掘り起こして、熱を出させて、そして、消毒、滅菌というか、ウイルスを根治させなくてはいけない。その時に飛び出す恐れだって、その以前にも飛び出す恐れは、十分あるわけですが、まだ、あの地域にウイルスが蔓延してますから。そういう意味で、まだまだ気を抜いてはいけない、大事な時期だと思ってますが、いわゆる危機管理意識、当初、私が副大臣時代に宮崎県に行った時にも、既にそうでしたが、知事さんは、「交通渋滞があるから、一般車両の消毒はやらない」とか、非常に、消毒そのものも、いいかげんでしたし、その時も、私もやかましく知事さんに申し上げたのですが、今回も、やっぱり、きちんとやはり対応していただかないと、これから先、また、いつ何時、もう一回、口蹄疫、韓国でも1月にA型があって、3月にO型が蔓延するという事態がありましたし、やっぱり、いつ何時、どうやって出てくるか分からない状況が、依然として変わらないと思ってますし、ウイルスそのものは絶えず進化していくので、より強いウイルスが、伝搬力の強い、それがいつ入ってくるか分からない。そういう時の危機管理体制、これから先を考えても、国としては、きちんとした対応をしておかないといけないと、そう考えて、今日、知事さんに強くそのことを申し上げておきました。事前にも、昨日、官邸ともよく相談して、官邸からも、山田さんから、口頭で、もう一回知事さんを呼んで、話してもらえないかという話もありましたので、そうさせていただいたところです。私から以上です。

記者

先ほど、おっしゃった是正勧告というのは、今日出されたという理解でよろしいですか。

大臣

今日、もう出したかと思ってますが。

記者

それと代執行なんですけれども、これは、すいません、仮にということでお答えいただきたいのですけれども、するとすれば、どれぐらい先になるという感じなのでしょうか。

大臣

まず、いわゆる是正勧告してますので、それに応じないという時に、代執行の手続きを早急に取っていくという形になると思います。

記者

先ほど知事の会見では、今回の6頭、民間種牛、殺さず生かすことは防疫上問題ない、蔓延の可能性もゼロであるという見解を言われたのですけれども、改めて、やっぱり防疫の観点から必要なのかどうかということが一つと、もう一つは、これも改めてですけれど、県のエース級の種牛には、特例を認められましたが、今回、認められない理由を、改めて、お願いします。

大臣

いわゆる、まだ、本当に危険が去っているとは、全く思っておりません。あの種牛の近くは、ワクチン接種地域ですから、まだ、そういう口蹄疫ウイルスが蔓延している糞尿というのは、まだ、60度、70度で発酵させて滅菌する予定ですけれども、それが、まだできていない状況ですから、いつ飛び出してくるか分からない。それも、大変な量のウイルスがいると考えなくてはいけない、そういう危機意識がないのではないかと、そう私としては考えているのですが。
それから、県の前の種牛は、特措法の前、ワクチン接種の前だったと思うのですけれども、あの時は、赤松大臣の時代、いわゆる、陰性であることというか、口蹄疫に一切かかってないこと、いわゆる、それぞれに個別の管理をきちんとなさること、それから、住民の同意、いわゆる合意が必要であること、これを条件にしておったわけなので、前回は、そういう条件の下に、赤松大臣の下で出された特例なので、今回は、私としては、そういう、公益性においても県の種牛ほど大きいものではないという考えを持ってますし、いろいろな意味で、特措法ができた後、いわゆるワクチン接種の話もありますし、前回の県の種牛とは、事情が違うとは思っております。

記者

知事さんは、「自分たちの判断で清浄化する」と言っていましたが、そういうことが、本当に可能なのかということと、それから、「輸出再開はできる」と言ったり、「国がやることだ」と言ったりとか、言ってるのですが、その辺についてのご感想をお伺いできますでしょうか。

大臣

清浄化というか、清浄化するには、国の方で、きちんと抗体検査、焼け跡もないかどうかということを、3キロ周囲にわたってやらなくてはいけないと思っておりますし、全て、あの範囲内では抗体検査を、少なくともやらなくてはいけないと思っている、抗体検査というか、いろいろな意味で、消毒の徹底とか、いろいろな形をやらなくてはいけないと思っておりますし、いわゆる、清浄化の確認、清浄化の確認を国をやらない限り、清浄化できないと、そう考えておりますので、いくら県が移動制限解除すると言っても、国としては認めるわけにはいかないとそう考えております。
防疫についてもそうなんですけれども、OIEとして、リングワクチンの接種区域ですから、その区域内の口蹄疫ですから、それについて、ワクチン接種してないが大丈夫だとなったら、これから、いわゆるリングワクチンを打った場合に、清浄化といえるのかどうか、非常に難しいと考えておりますので、是非、そこはきちんとさせていただきたいと、そう思ってます。
先ほどの是正の指示は、まだ渡してないようです。

記者

代執行を、もし、仮に、ということですけれども、検討される・・・。

大臣

口頭では、是正の指示は申し上げました。

記者

16日が、一応、児湯郡の、密集、被害集中地域の期限になってますけれど、それに間に合わせるようなお考えはおありですか。

大臣

できるだけ早くやりたいと思ってますが、間に合うかどうか。

記者

一応その16日は、ある程度のメドにはなっていくのでしょうか。

大臣

そうですね。ただ、今のままでいくと非常に難しいですよね。

記者

知事は、先ほど、移動制限の解除は県の権限であると言っていて、もし、仮にそういうふうに県が動いた時に、国としてはどういうふうにご対応をされるか、お話聞きたいのですけれど。

大臣

清浄化の確認は国がしなきゃならないから、清浄化の確認もできずに県が勝手に移動制限できるとは思ってません、解除できると。

記者

じゃあ、「制限の解除をしたい」などと協議が来た時に、「それはできない」と伝えると。

大臣

そう伝えるだけです。

事務方

補足しますと、県が協議なく解除された場合でも、家畜伝染病予防法の47条で、県知事に指示をするということは可能です。

記者

その一応、是正勧告、まだ渡していないということですけれども、今日にも渡して、そういう手続きを、回答を求める方向で進めているという・・・。

大臣

そういうふうに指示してあります。

記者

今日にも是正勧告を出される。

大臣

はい、いや、もう口頭では言いましたよ。

記者

口頭で。では、文書は、これから出されるということで。

大臣

はい。

記者

それはもう、週内にもう、県知事が応じない場合は、もう国の方で代執行するので、清浄化等のスケジュールには影響がないという結論でよろしいのでしょうか。

大臣

清浄化には影響出てくるのではないかと、私、心配しております。代執行がそんなに早くできるかどうか。県が、本当はサッと、勧告してるのだから殺処分に応じてくれれば全てがうまくいくわけなんですが、非常に残念です。

記者

代執行するのに、手続きが前例のないことでもあるので、人によっては一か月以上かかるかも知れないという人もいるのですけれども、その分、例えば、移動制限解除が遅れて、地域経済にも影響があると思うのですが、その点について、改めて、知事にどういった責任を求めたいのか、ということも含めて、ちょっと改めてお願いします。

大臣

そこは知事さんには申し上げたつもりなんですけれども、非常に地元の住民の皆さん方にとっても困るし、国にとっても困ることなので、早く、それは、薦田さんという方、その方はまじめな方で、非常に熱心に牛の飼育にあたられてこられたということは、当時から聞いておりましたが、私自身も、牛を飼っていた経験もあるし、みんな、牛を飼っている気持ちというのは、みんな一緒だと思いますし、それは大変な思いだと思うのですが、そこは何とかね、今回やっていただかないと、本当に、多くの人が、泣きながらこうして処分したわけですから、そこは、薦田さんに、本当にお話ししていただければ、分かっていただけるんじゃないかと、そう思っているのですが、どうなりますか。

記者

確認ではありますが、いずれにしても、手続きに時間かかるかも知れないと、そうすると、その間に、とにかくPCRでも、抗体検査でも、検査だけでもやって欲しいというような希望を口にしていたのですけれども、そういうことはないという。

大臣

はい。

記者

一切、それはしないということでいいのかどうか。

大臣

はい、しない。

記者

しないですか。

大臣

はい、それはもう、もし、これから先、もう一回、もっと強いウイルス、伝播力の強い口蹄疫ウイルスが入ってきた場合に、必ず、いつかはまたリングワクチンを使わなければいけない時がくると思います。そういう時に、「私は打たない」、「私は打つ」ということでは、日本の畜産は守れないと思いますし、そこは、きちんとしておくべきだと考えてます。

記者

そういう意味で、今回、宮崎県の対応というのは、国家防疫の根幹を揺るがしているようにも見えるのですけれども、ちょっと、もう少し、どんな印象をお持ちなのかお願いします。

大臣

OIEがどう判断するかですが、リングワクチンの接種区域内、いわゆる危険の区域内にいた牛ですから、ワクチンを打っていないにしたって、それで清浄化を簡単に認めてくれるとは、私は思いませんので、これはね。だから、そういう意味では、非常に、これから先、日本の畜産にとっても、宮崎県にとどまらず、各都道府県の畜産農家にとっても、大変大事な問題だと思ってます。

記者

それに対して、知事は、何回も私確認したのですが、「それは、国ががんばる必要性があることだから、私は知らない」ということを言っていましたけれど。

大臣

ちょっと、それは無責任だと思いますが、私の知っている限りでは、やはり厳しそうなお話を、OIEではなるのではないかと聞いておりますし、そこは、ちゃんと国がきちんとやりたいと思いますし、県が、いわゆる法的な代行、法的な委任業務というのかな、業務ですから、あれは?

事務方

法定受託事務。

大臣

そういうことですから、当然、県がやらなければいけないし、特措法上でも、県が指定しているものだから、改めて、国が指定する、地域指定するというのは、何か難しそうなことも言われていますので、いろいろな意味で、もう代執行せざるを得ないかなと考えているところです。

記者

改めて、もう一点、ちょっと突っ込んだところをお伺いしたいのですけれども、そういう意味では宮崎県の対応はですね、例えば、畜産の輸出であるとか、関わる他の県ですよね、に悪影響を及ぼしているということは言い切れないですか。

大臣

各県からもいろいろなお話聞こえてきますけれども、今、各県としても、ちょっと宮崎県は甘いのではないかと言ったら、ちょっと、まあどうですか、私に言わせても、そこは厳しくやっていただかないと、これから先のことを考えると、他の各都道府県も困るのではないかなという気がしますが。

記者

各県からも、そういう声は挙がっているわけですね。

大臣

はい、挙がってきています。

以上

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