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農林水産省

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森山農林水産大臣記者会見概要

日時 平成28年1月15日(金曜日)8時31分~8時39分 於:参議院中庭側廊下
主な質疑事項
  • 小泉農林部会長の農林中金に対する発言について
  • 自民党農林水産業骨太方針策定プロジェクトチームにおける検討について
  • TPPの影響試算について

 

大臣

今朝は特別私の方からございません。

記者

幹事社のテレビ東京です。昨日、小泉進次郎議員が農林中金についていらないと発言したことについて、受け止めをお願いします。

大臣

昨日、農林中金の農業融資に対して、部会長からそのような発言があったことは承知をしております。農業融資の低さというのは、一つは農業生産額の減少や高齢化によって、その資金需要が減少しているということも一つはあるんだろうというふうに思います。また、農林中金が農協や信連で対応し難い企業向けの大口融資に対応する役割を担ってきたことによる面があるというふうに思っておりますし、また、加えて、農林中金は農協等の余裕金を効率的に運用して、その収益を農協等に還元をするという機能を担っているということも現実であると理解をしております。一方で、部会長の発言の趣旨のとおり、農林中金は意欲ある農業者の成長・発展を支えるための資金を積極的に供給をしていくことが求められております。こうした観点から、先般の農協法改正の際においても、附帯決議で、「農協、信連及び農林中金は、担い手等の新しい資金需要に適切に応えるよう農業融資に積極的に取り組むこと。」と決議をされたところでありまして、一部、農林中金もそれに応えるために新しいローンなどを作って対応してきていただいているというふうには理解をしておりますが、こうした附帯決議も踏まえて、農林水産省としても、農林中金等の農協系統金融機関が、農業の成長産業化に寄与していただく、そういう方々を支援をする本来の役割もさらに果たしていただくようにがんばっていただきたいと考えているところであります。

記者

各社からお願いします。

記者

ちょっと、それに関連しまして、来週から、党の方で骨太PTの方が始動してですね、また、生産資材価格の引き下げというか、そのあり方を検討するいうことですけれども、農水省としてなんか関連して御対応とかあるでしょうか。

大臣

 自民党で昨年の11月に取りまとめました農政新時代においても、継続検討事項として、人材力の強化あるいは生産資材価格形成の仕組みの見直し等生産者自身の努力では対応困難な分野の環境を整えるための施策についても検討が行われるということになるんだろうというふうに承知をしておりますので、おそらく、そういう議論というのはお始めいただくんだろうと思います。

記者

資材価格の引き下げ等で、農水省として何か対応とかそういう。

大臣

我々としては、総合的なTPP関連政策(大綱)等においてもですね、攻めの農林水産業への転換を図るために継続検討項目として与党と同じ12項目が掲げられておりますんで、このために農林水産省としても、与党と連携しながら、対応していきたいと考えております。

報道官

他ございませんか。よろしいですか。

記者

もう1点すいません、違う話で。昨日、東京大学の鈴木教授がですね、TPPの影響試算、独自に試算されて、発表されたことでですね、これまでの政府試算とはけっこう違う数字が出ていまして、まあ、それに対しての受け止めとですね、あと、県別の試算の話とかは、どうなったのかというのを。

大臣

まず、県別の試算の話でございますが、各県で簡単におやりいただけるシステムを作りましてですね、それを配布させていただきましたんで、各県でおやりいただけるというふうに理解をしております。あの、鈴木、東大の鈴木研究室グループの試算の話でありますが、これは例えばですね、米についても備蓄の買入数量を増やしても、その後、備蓄米が国が主食として販売することになるから米の価格は下がる、というふうに前提を掲げておられますけども、そういうことはないわけでございますので、まず、前提が実態と少し違うのではないかと、いうふうに思っております。また、リンゴについてもですね、青果・果汁に関わらず、関税撤廃による価格低下、生産量減少が生じて、約3割から4割、生産額は減少をするとしておられますけれども、実際の流通の実態と比べますとですね、ちょっと乖離(かいり)があるのではないかというふうに思っておりまして、いずれにしても今後とも各地域に対して、合意内容を丁寧に説明をしてですね、政策大綱に基づく万全の措置を講ずるということにより、農林水産業者の不安の払拭というものに努めていかなければならないなあというふうに思っております。項目ずっと、一つ一つ見ていますと、我々が、前提とした試算と、前提が違いますので、前提が違えば数字が違ってくることは当然のことだと思いますけれども。少し我々が予測しております、将来像とは違うのではないかというふうに思っています。これは、研究室としておやりになることでございますから、そのことについて、とやかく申し上げる気持ちは全くありません。

報道官

よろしいでしょうか。以上で会見を終了いたします。

以上