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農林水産省

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森山農林水産大臣記者会見概要

日時 平成28年7月15日(金曜日)10時52分~11時01分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣より)原子力被災12市町村の農家の個別訪問について
  • 経済対策について
  • 熊本地震について

 

大臣

おはようございます。私のほうから冒頭発言をお許しをいただきたいと思います。福島県の原子力被災12市町村において、速やかに農林水産業の再生が図られるように農地の除染の終了後に営農再開に向けたインフラ復旧、作付実証、地域農業の将来像の策定の支援等の取組を行ってまいりました。その結果、南相馬市、田村市、川内村、広野町の4市町村において、約1,400haで米の作付が再開をできました。川俣町では、トルコギキョウの生産が約7割まで回復するなど、営農再開は着実に進展をしてきていると考えております。現在、被災12市町村の避難指示解除に向けた取組が進められているところでありますが、この中で、営農再開をさらに加速するために、きめ細かく農業者を個別に訪問してほしいという福島県からの要請を受けまして、県・市町村・農林水産省が連携をして、7月の中旬から9月末までを目途に、認定農業者の方々を個別に訪問をさせていただき、要望調査や支援策の説明を行うこととしたいと考えております。この活動を通じまして、営農再開をより具体的に進めてまいりたいと考えております。私もできるだけ早い機会に農家の皆さんのところを直接お訪ねをして意見を伺う機会を得たいと思っております。私からは以上でございます。

記者

前回もお尋ねしました、食品と農産物の輸出のことでお尋ねしたいんですけれど、経済対策に今盛り込むべく検討を進めてらっしゃると思いますが、これの進捗状況、ちょっとよろしくお願いします。

大臣

経済対策につきましては、12日に、経済財政政策担当大臣を中心にして、月内を目途として取りまとめに向けた準備を進めるように、総理から指示があったところであります。具体的には、デフレから完全に脱却するとともに、しっかりと成長していく道筋をつけるため、未来への投資の加速を目的とする総合的かつ大胆な経済対策として、一億総活躍社会の実現の加速、農産物輸出促進や農業競争力強化等に向けた21世紀型のインフラ整備、EU離脱に伴う不安などリスクに備えた、中小企業・小規模事業者や海外展開企業の資金繰り支援、また熊本地震や東日本大震災からの復興や防災対策の強化等の加速に重点を置くとされているところであります。これは皆さん御承知の通りでありますが、経済対策に取り組む施策については、今後、政府内で検討していくことになりますが、農林水産省としても、総理の御指示を踏まえて、農林水産業の所得向上に向けて、農林水産物の輸出の促進など、未来への投資を加速するよう、しっかり検討してまいりたいというふうに考えております。

記者

熊本地震から3か月経ちました、現在の被害の復興・復旧状況について、あと、課題等ありましたら教えていただけますでしょうか。

大臣

まず、熊本地震に関連をして申し上げますが、熊本県において、水田営農の再開に向けて、熊本県、JA熊本中央会、農林水産省で構成をいたします、水田営農再開連絡会議で調査や対応を協議するとともに、県内の45の全ての地域農業再生協議会に担当官を派遣をいたしまして、現地の取組のサポートを行ってきたところでございます。おかげさまで、7月1日時点の熊本県の取りまとめによればですね、27年度産の熊本県の全水稲作付面積が、44,000haとなる中でですね、被害がほとんどない水田が38,200ha、応急復旧により水稲作付が可能な水田の面積が4,300haですが、もうちょっとこれが増えて5,000haぐらいまでいくんではないかと考えておりますが、そういう状況にございます。また、大豆等への作付け転換を図る水田面積が800haぐらいになっております。今後、復旧不可能な水田面積が100~200ha程度まで低下させることができるというふうに考えておりまして、県、あるいは市町村、JAあるいは協議会の皆さんの大変な御努力によるものだと思います。我々もサポートさせていただいてよかったなというふうに考えております。ほとんどもう水田の作付けは終わっている状況でございます。

記者

大臣のお考えとしては、今回の復旧に当たってはうまくいったというか、順調に進んでいるという。

大臣

やはり、コメの水田の作付けを心配をしておりましたが、当初思ったよりも作付ができない面積をずいぶん減らすことができましたので、そういう意味ではよかったなと思っておりまして、また、酪農等につきましても、西原村ではですね、7戸の酪農家がですね、全戸で再建に取り組んでおられるということ等もございまして、大変力強く思っておりまして、我々もできるだけのお支えをさせていただきたいと考えております。

記者

今後の課題等は、なにかありましたら、お聞かせいただけますか。

大臣

やはり、一時的に農家の所得が激減をいたしますので、そういうことへの対応をどうしていくのかということもあると思いますし、また、今から整備を急がなければならない課題もありますし、また、果樹等につきましてもですね、やはり、樹園地の整備を急がなければならない課題等もございますので、今から予算をしっかりと予算付けをさせていただいて、具現化を図っていきたいと考えています。

報道官

他にございませんか。

記者

先ほどの質問に戻りますが、農林水産業の経済対策で、輸出対策というのを一つ御提示いただきましたが、それ以外の品目とか分野ででですね、考えているものがあれば教えてください。

大臣

今、詰めをしておりますので、具体的に申し上げることは控えさせていただきたいと思いますが、未来への投資ということでございますので、まさに農業、水産業、林業というのは全てが未来への投資だと思いますけれども、予算の枠もあることでございますので、優先順位をしっかり決めてやるということだろうと思います。

報道官

他にございませんか。よろしいですか。それでは以上で会見を終了いたします。

以上