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郡司農林水産副大臣記者会見概要

日時 平成22年1月7日(木曜日)9時40分~9時56分 於:本省会見室

冒頭発言

主な質疑事項

  • (冒頭発言)調査捕鯨船に対するシー・シェパードによる妨害行為について
  • 調査捕鯨船に対するシー・シェパードによる妨害行為について
  • 全国米穀取引・価格形成センターの見直しについて

 

副大臣

おはようございます。昨日来からのニュースとして取り上げられておりますけれども、まず、シー・シェパードによります調査捕鯨船への、我々からすると大変な妨害行為でございますけれども、その発生が起きております。
私どもの調査捕鯨船でありますけれども、「日新丸」、日本時間の6日午前3時頃から、シー・シェパードの妨害船でありますけれども、この3隻目として登場いたしました「ボブ・バーカー号」及び「アディ・ギル号」による妨害を受けておりましたけれども、その後、妨害船2隻、調査船団を追航をしてまいっておりました。午前11時頃から、再び妨害行為を始め、詳細は確認中でありますけれども、12時30分頃に、その中の1隻アディ・ギル号でありますけれども、「第2昭南丸」に衝突をしてきたというふうに聞いているところであります。
いわゆるアディ・ギル号、大変な高速の船であるというようなことでございましたけれども、この第2昭南丸が衝突した件につきましては、急接近等の危険な妨害行為が招いた結果でありまして、極めて遺憾であるというふうに認識をしております。我が国が実施をしております国際捕鯨取締条約に基づく正当な調査活動に対しまして、シー・シェパードが行っている度重なる妨害行為、このことに関しましては、調査捕鯨に従事する我が国の船舶及び乗組員の生命あるいは財産を脅かす危険な行為であり、断じて許されるものではないだろうというふうに認識をしているところであります。
なお、政府としましては、シー・シェパードの妨害行為について、関係国に、累次にわたりまして、外交ルートを通じて申し入れを行っているところでありますけれども、本件につきましても、既に、アディ・ギル号の旗国でありますニュージーランド及び寄港地である豪州に対しまして、適切な措置を取るように申し入れを行っているところでもございます。今後も関係省庁と連携の上で、適切な対応をしていく所存でございます。
まだ、確認中のところがございますけれども、私どもも、従前から、今回のことに関しましては、きちんと、都度、正確な報道をしていこうではないか、そのための写真等もですね、撮らせていただいて、適正な判断ができるようにしておるところでありますけれども、私どもからすると、衝突をしてきたと、このような認識をしているところでもございます。私の方からは以上でございます。

記者

今後の適切な対応ということなんですけれども、具体的に、外交ルートからというので、これだけ、妨害行為が全く止まないという現状があると思うのですが、今後も引き続き止まない場合というのは、変わらず外交ルートで、その指導を求めていくという以外の手段というのは何かあるのでしょうか。

副大臣

安全上の問題でございますから、全てをつぶさにということの発表ということにはならない部分もあろうかと思います。
しかし、基本のところは、これ、私ども、IWC(国際捕鯨委員会)におきましての議論は、それは当然なされるべきでありましょうし、そのことを否定をするものでも、これまでもなかったわけであります。そして、当たり前のように、外交ルートを通じて、その国が所属をする船舶、あるいは、その国がお住まいになっている人たちのことについては、そうしたルートを通じて行うということを、これからも、きちんとやっていかなければいけない。
しかし、直接的に危険なことが行われ、そのために、生命、あるいは財産が脅かれることについて、当然、自らのことをきちんと防御をするということについても、一定程度、準備をしていかなければいけないというふうには思っております。

記者

去年、同じように船体をぶつけられた時は、水産庁長官がですね、オーストラリアの大使を呼びつけて、抗議したと思うのですけれども、今回は、そういった件はなさらないのですか。

副大臣

まだ、確認中のところがございます。それぞれの情報も、まだ正確に掴めていないところがございますから、一定の時期がきて、私どもの方で、そのような判断をした時には、新たな取組みとしての行動が起こるということも、十分考えられると思います。

記者

今、おっしゃった、直接的に防御するとおっしゃいましたが、それというのは、例えば、以前、行ったように威嚇射撃的なものを考えていらっしゃるのでしょうか、それとも、他のもっと・・・。

副大臣

「直接的」と言いますのは、例えば、できるだけ、直接、接触ができないような距離をきちんと取るようなことを行うということが、一番のことになってくるかも知れません。それから、近づいてきた場合に、できるだけ接触が避けられるような形でもって、これまでも放水というようなことも、暫時行ってきた経過がございますけれども、そういうようなことを、繰り返し有効な手立てを考えていくということでございまして、新たなことを何か考えている、そのようなことについて、先ほど言いましたけれども、安全上のこともございますので、今のところ、こちらからどうのこうのということの発表は控えさせていただきたいなと。

記者

今回、副大臣がコメントなさっていたアディ・ギルともう一つ行った船で、ボブ・バーカーという船がありますね。そのボブ・バーカーという名前そのものが、アメリカでは非常に知られている方であり、いわゆるセレブリティーの方なわけなんですが、そういうような、アメリカで非常に高名な、しかも、いわゆる、ポピュラーカルチャーで高名な方のお名前があり、かつ、その方が、実際に、シー・シェパードを、今回のような妨害行為に、実際に賛同したといった部分で、実際に、今回、いわゆるシー・シェパードという、一定の特定の過激な人たちだけではなく、少し、そういうふうに、日本の調査捕鯨そのものに対するサポートではない形での動きがより拡がっているというふうに見ていらっしゃいますか。

副大臣

いや、私どもで、特に新たな拡がりというような認識を持っているわけではありません。これまでのような行動を取っていらっしゃるということから見ても、私どもからすると、非常に過激な団体であるなという認識を、同様に持っておりまして、そのボブ・バーカーさんという方の、母国その他におけまするところの評判、あるいは、そのことにとりまして、どういう状況が起こっているかということの詳細についてまで、まだ、私どもで把握をしておりませんけれども、私どもの認識としては、それほど大きな状況の変化だというふうには捉えておりません。

記者

二点お伺いしたいんですけれども、まず一つ目は、日本側が「今回シー・シェパードの船の責任で衝突事故が起きた」と、しかし、シー・シェパード側が「日本側の責任だ」と。「その時、抗議船が止まった状態だった」と。この事実をちょっと確認をさせてください。
そして、もう一点、シー・シェパード側のけが人が出たにも関わらず、日本側が救助しなかったと、その事実も確認させてください。

副大臣

まず、一つ目でありますけれども、私どもの方は、映像その他の判断から、衝突をしてきたのではないかというような認識を持っております。私どもの方で撮影をした写真等の、あるいは映像等を見て、これは衝突をしてきたというふうに判断をする方が妥当であろうというようなところは、今のところ変わりがありません。
それから、けがをした方がいらっしゃる、それに対する救助を行っていなかったと、まあ、こういうようなご指摘がございましたけれども、まだ詳細について確認中でございまして、その辺のところについて、今、私の方で細かいところまでの事実関係を承知をしておりません。そういう部分も含めて、今、確認をさせていただいているところであります。

記者

農水省の発表によりますと、シー・シェパード側が、救助の信号は出さなかったということですけれども、その説明は事実だったのでしょうか。

副大臣

私どもの方で承知をしているところでは、そのような報告を受けております。

記者

農水省の認識としては、救難信号を出してないから、助ける必要もないと、そういうような認識でよろしいんですね。

副大臣

今、そのことも含めて、確認中であります。全て事実関係が、双方によって異なるという見解が、これまでも出たことがありますけれども、あくまでも事実に基づいて、恣意的な判断にならないように、今、確認を急いでいるところであります。

記者

捕鯨については、今、いろいろ国際的にも是非があって、論争があると思います。ただし、こういうふうな航海進路上に船が入ってくるということは、少なくとも、シーマンシップの観点から言うと、海に出るべき人間のする行為ではないというのは少なくとも言えるだろうと思います。
その上で、今回、物品の強奪等はないんですけれども、こういう行為については、生命とか財産の侵害に当たるということで、海賊と認定すべきではないかという声も、野党等も含めてあるんですけれども、この辺りの政府の認識はいかがでしょうか。

副大臣

いろいろなご意見をいただいております。ただし、私どもは、冒頭の質問にもありましたけれども、できる限り、議論を避けるつもりはありません。しかし、実際のこの妨害行為に対しては、非常に遺憾な行為だという認識を持っておりますけれども、そのことに対して、今以上の何か手立てを取るということが正しい判断なのかどうか、これは農水省だけではなくて、あるいは、外務省その他との協議もこれから行っていかなければいけません。今までは、そのような形で、できるだけ紳士的な対応を行いながら、相手国の自制、あるいは相手の団体に対しての抗議を行ってきたところでありますので、今後の展開によりまして、本当に、これ以上に、生命や財産が脅かされる行為が続いた場合には、協議をしなければいけない場面が出てくるのではないか、そのようにも考えております。

記者

ちょっと、話変わるのですけれど、公設市場のコメ価格センターの廃止を農水省が検討しているという報道が一部あったのですが、これについて事実関係を、ちょっと教えてください。

副大臣

一部報道等にもあったようでございますけれども、このコメ価格センター(全国米穀取引・価格形成センター)、ご存じのように、開設をされた当初、ピーク時には上場(数量)が、約100万トン取引をされておりました。昨年度の実績から言いますと、取引数量は、約1万トン、昨年の現在のものにつきましては、今のところ4回の入札が行われ、2回応札があって、だいたい600トンぐらいの数量というふうな形になっています。
近年でありますけれども、売り手、買い手双方が、引取時期や産地、品種、栽培の方法等、各自のニーズに応じた多様な取引が可能である相対取引の方の志向が多くなってくるなど、影響があるだろうというふうに思っております。こうしたことから、現在は、事実上、センターが、コメの取引の指標価格を形成をする役割を担っているとは言い難いのではないかというふうな状況であるというふうに認識をしておりまして、関係それぞれのところから意見を聴いて、今後、センターのあり方について見直しをすべきかどうか、話合いを始めていきたいと、そのように考えているところであります。

記者

時期的には、もう具体的には決まっているのですか、見直しの時期。

副大臣

まだ、具体的な時期等については、まだでございます。これから、今のような状況が、今年の応札・入札の検討状況を見ながら、先ほど言いましたように、関係者と話合いを始めていきたいという考えであります。

記者

それは廃止も含めてということになるのでしょうか。

副大臣

前提として、「廃止ありき」ということではございませんけれども、それを否定するというものでもなく、全てに関しての検討を、その判断の中に入れて行いたいというふうに思っております。

記者

捕鯨に関して、もう一つお聞かせ下さい。年末の記者会見で、農林水産大臣が、「今のところ捕鯨は、それなりのいい結果が出ている」というふうにおっしゃいましたけれども、今回、シー・シェパードの妨害行動によって、捕鯨の量とか、数などに関して、どれぐらいの影響があったのでしょうか。

副大臣

今のところ、捕鯨の数、あるいは量ということに関しての報告も、まだ、ちょっと受けておりません。まだ、続行中のところでございますし、今後の期間の中で、最終的にどのような数字になるか、少なくとも、年末にかけての段階では、妨害に遭わないような措置をこちらの方も講じてきたような、いい結果が出てきたという認識を持っておったわけでありますけれども、先ほど言いましたように、新年に入りまして、実際に接触をする場面が出てきた、そして、妨害が続いているということについては、非常に遺憾であるということでありますけれども、その及ぼした影響その他については、今、先ほど言いましたように、確認をしているところでありますし、まだまだ、これがまだ行われている最中でありますから、そのことについての数量を、今、把握しているわけではありません。

以上

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