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篠原農林水産副大臣記者会見概要

日時 平成22年7月22日(木曜日)13時31分~13時52分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • 口蹄疫に係る対応について
  • 非食用米穀の不適正流通事案について
  • 戸別所得補償制度の本格実施について

副大臣

こんにちは。初めまして、私、この前、7月13日(山田農林水産大臣臨時会見時)に、そこ(演壇の横)にちょこっと座っておりましたけれども、農林水産副大臣の篠原でございます。6月9日に農林水産副大臣を拝命いたしまして、農林水産省に1時間しかおりませんでして、30泊35日、「住民票を宮崎市に移したのではないか」と、帰って、冗談を言われておる。17日に戻ってまいりまして、今週から、ここにずうっとおりまして、まだ三日目でございます。よろしくお願いします。

記者

二点お伺いしたいのです。まず、宮崎県での口蹄疫ですね、27日の非常事態宣言解除に向けて動いているのですけれども、今のところ、その情勢について、どうご覧になるのかということが一つと、あと、今朝方、農水省の方で発表されました事故米を食用米として転売した問題についてどう思われるか、二点目ですね、以上、よろしくお願いします。

副大臣

口蹄疫の方は、大変な現場でした。私は、リングワクチネーションというのをやった後、それを飛び越えた日、6月9日だったですかね、それで、6月10日に、また3か所、そのところにまいりました。ですけれど、私が行った時は、皆さん、もう緊張状態になってまして、非常に対応がてきぱきしている頃でして、私が行ってからは、非常にうまく、みんなてきぱきやっていただいたのではないかと思います。その成果で、最後の事例は、清浄化に向けて検査している時に発症したので、7月29日に向けて、もう、これは、ルールどおりにてきぱきとやっておるので、このまま何もなければ、全部、移動制限解除になり、搬出制限解除、というふうになっていくのではないかと思います。そうなって欲しいと思っております。
まあ、向こうで感じたのは、皆さん関係者、本当に一生懸命にやっていて、何かあったりすると、我々、日本人、なんだかんだ言われますけれど、ああいう事態になったら、一番うまく対応できる国民ではないかと思います。それは見事だと思いますね、後半戦の対応状況は。ただ、最初からが、対応をなぜ取れないかというのだけが問題だと思いますけれど。これが一つです。
それから、コメの問題というのは、今日、既に担当課長が説明していると思いますけれど、これも口蹄疫と同じで、一度そういうことがあったりして、それについてというのは、てきぱき対応できなかったかも知れませんが、農林水産省もあれで学習しましたし、コメの業界の皆さんも、相当襟を正してやっておられるのではないかと思いますし、条文も変わってきましたし、今後は、ああいうことは、少なくなっていくのではないかと思います。例えば、ちょっとおかしなコメはもう、返送されたり、廃棄処分されるように、もうなってますし、こういうことは、あんまり起こらなくなってくるのではないかと思います、以上です。

記者

引き続き口蹄疫の問題が重要な課題であるとは思うのですけれども、副大臣として、その他に、特にこれを力を入れてやっていきたいというようなのを、今の段階で。

副大臣

これは農業者戸別所得補償です。私が民主党に入ってから手がけたものですので。それで、私が宮崎行っている間に、ちょこちょこ進んじゃっている面もありますが、これ、ちゃんと、ビシッとやらなくてはいけないので、ただ、まだ三日しかここにいませんでして、これから、これを最重点にやっていきたいと思っています。農家の期待も大きいと思いますし、慣れてきつつあるという、まだ、130万(戸)の皆さんが申請していただいて、これからです。そう簡単に、うまくは回っていかないと思いますけれど、なるべく早く、農家の期待に応えつつ、自給力の向上とか、農山漁村、農林水産業の活性化に役立てたいと思ってますけれど、これに全力投入したいと思っています。

記者

口蹄疫の関連ですけれども、副大臣が、宮崎で現地本部長をされている時に、薦田さんの民間種牛の問題があったと思うのですが、その際、現地の記者会見で、副大臣、こうおっしゃっています。「ワクチン接種をしていなくて、それで検査して陰性なら、OIEの基準になんら抵触することはない」と、それで、清浄化にならないのは誤解だとか、検査で「シロ」であれば問題ないとか、こういう考え方をおっしゃっていますけれども、これは今でも変わりございませんか。

副大臣

それは、考え方ではなくて、事実です。ワクチンを接種した牛や豚が、そのまま殺処分されずに残っていると、これは清浄国というふうには言えないというのはありますけれども、何もしていなくて、抗体検査をして、ネガティブ、シロ、陰性なら、何も問題ないです。

記者

それは、こちらで山田大臣がおっしゃっていることと、だいぶ開きがあると感じますけれども、その点に関して。

副大臣

そこは、どういうふうに、ああして言っていられるのか分かりませんね。それは、山田大臣のを忖度(そんたく)すると、ワクチン接種した区域の中に、残っていること自体が問題なのだというので、それで、日本は、きちっとワクチン接種して、全部殺処分したと言っているけれども、そうではないのではないかと言って、説明したりする時に、舌噛むと、事実、そういう状況なのです。それを言っておられるのだろうと思います。

記者

その件に関して、山田大臣と相談されたり、あるいは指示されたり、そういうことはあったのでしょうか。

副大臣

それはありません。いろいろな違うことで、ごちゃごちゃ、いっぱい電話したり、お話し合いを円満にしていますけれども。話合いはしていますよ、だけど、このことについてどうかということは、していません。こっちに来てからも、ほとんど、このことについては、もう、すぐ予算だ、税制だと、ヒアリングとか、ちょっと、僕は、余計なことですが、そっちの方に時間を取りすぎだと、取られすぎだと思いますので、直していこうと思いますけれど、大事な問題だけを話してやったりするのが政治主導だと思ってますけれど、ちょっと違って、非常に、いろいろな日常業務に時間を取られすぎているので、それは直したいと思ってますけれど。今、おっしゃったような問題について、本当は、山田さんと僕が、ゆっくり話し合える時間が大切なのです。ところが、事務的なのばっかしの処理で、時間が取られてまして、今日三日目ですけれども、ほとんど、ゆっくり話してる時間はないです。

記者

事故米の関連なのですけれども、2年前の検査で、結果、適正であると公表したのが、今回、明るみに出たのですけれど、食用になっていたと、当時の検査について、どんなふうに、どこを反省するべきだとか、あるいは、どんなふうにお感じかというのを、ちょっといただければと思います。

副大臣

そこは、よく分かりません、担当者に聞いてみていただければと思いますけれども。口蹄疫との比較で言いますと、清浄性の検査を確認したと行ったと、清浄化に向けてですね、それで、近くの農家はサンプルで抗体検査をすると、それから、10キロ以内は目視臨床検査をすると。それで、抗体検査をしたら、陽性だったと、いつか口蹄疫にかかったと、おかしいなと思って、もう一回検査しようと思って、また行ったら、隣の牛が1頭発症してたというのにですね、検査で100パーセント、パーフェクトに全部チェックするというのは、なかなか難しいのではないかと思います。このコメの不適正流通なんかというのは、帳簿を見て調べるわけですね。調べられる方(かた)というのは、記憶が薄れていますし、なるべくちゃんとやっていると答えがちですし、なかなか全てをチェックして、というのは、難しいと思う。どこでも、悪いことをしようという人はいたりして、それは、厳密にやらなくてはいけないと思いますけれども、100パーセント漏れなくというのは、なかなか難しいと思います。

記者

10年度の戸別所得補償モデル事業の加入状況を、どう見ていらっしゃるかというのと、あと、本格実施に向けて、どういった修正をしていきたいとお考えかお願いします。

副大臣

すぐ数値目標で何戸とかいうのは出てきますけどね、あれは、大事なことではあると思いますけれども、例えば、集落圏を一つに数えられて、20軒、30軒、40軒入っていたら、もっと増えるというのは、すぐお分かりだと思いますけれど、でも、相当、皆さん理解していただいて、お入りいただいているのではないかと思います。
それは、小さな農家にとっては、そんなにメリットがあるわけでもないのですよね、そんなに。1ヘクタール、2ヘクタールとか、そういう人たちは、メリットがたくさんありますけれど、30アール、40アールの人なんか、そんなにないのですが、そういう人たちまでちゃんと入っていただいて協力していただくというか、メリットもあるわけです。そういうムードになってきたのはいいことだと思ってます。
これでもって、この仕組みは定着して行くと、それぞれの品目ごとに違う政策だったのが、直接支払いという形で、他の品目に拡大したりとかもできたりして、農政はこういうものだというのが定着してくるのではないかと思ってます。それに、そういうのになればいいと僕は思っております。
どこを直すというのは、これまた難しいことでして、まだ、結果が出てない時に、ある程度直していかなくてはいけないわけですよね。だから、モデル事業を1年でやっていくと、モデル事業の結果がまだ出ない時に、本格実施の制度設計をしていくというのは、タイムラグがあるわけです、難しいのです。ですから、これは、すぐ本格実施で全てうまくいくというのではなくて、試行錯誤してやっていくと、そういうふうに、何か、何というかな、リラックスして考えなければいけないのではないかと思ってます。
私が、一番気を使って直したいと思うのは、いろいろな目的が、この農業者戸別所得補償にあるのですけれども、コメばっか、重視してきて、コメが過剰でというのを、ずうっと日本農政の癌みたいのだったわけです。一生懸命やっているのですけれど、なかなか直らない。それを、コメを駄目だというのではなくて、コメ以外の作物も作っても、ちゃんとそれなりの収益が得られますよという形にして、コメ以外の作物を作れるところはそちらにシフトしていただいて、湿地や、あるいは、北陸地方が典型的ですけれど、コメ以外なかなか難しいというところは、安心してコメ作れるよと、そういうふうにしたいと思っておるので、麦や大豆、なたね、飼料作物、そういったものを自立する形で誘導すると、だから、懲らしめてやる、「こっちは駄目だよ」という政策から、「こっちの方はいいのですよ」という方向に持って行く政策でもって誘導して、コメ余って、麦や大豆は、ガバガバ外国から輸入していると、そういう状況を少しでも改善したいと思っております。そういう方向に変えて行きたいと思います。

記者

口蹄疫でもう一点、現地本部長の時に、向こうでの記者会見、送られたのを聞いてますと、「永田町とか霞が関は分かってない」とか、そういう発言繰り返されてますけれども、そういうなのが、宮崎県の東国原知事なんかは、例えば、「山田大臣の意見は少数派だ」とか、そういうような発言につながっていったと、私は思うのですけれども、そういう意味合いで、国の現地本部長として、ご自身の発言や振る舞いが、適切だったというふうに考えていらっしゃいますか。

副大臣

適切か適切でないかというのは、皆さんが判断されるわけで、私は率直にお答えしてただけですね。例えば、何日までに、例えば、6月20日までに埋却を終えるとか、6月30日までだとか、勝手に決めてくることに対して、現地で汗水垂らして、実は雨降っちゃって3日できないわけです。そんなの無視している。だから、皆さん、ご覧になったら、私は、「何日なんて言っちゃいけない」と、「第何作業日とみんな変えろ」と、作業できる日がこんだけあったらと、あと13日と、みんな天気だったら、みんな天気のはずないのです、半分近く雨なんです、だからできっこないと、それをせかされると。「もうちょい早くやれ、早くやれ、早くやれ」と言って、現場を無視して言ってくるのです。
それに対して、私は、現地で、本当に一生懸命やっている人達がかわいそうなので、そんな「早く埋めろ、早く埋めろ、早く埋めろ」、そればっかしなのです。それに対して、私は、現場の最高指揮官として、一生懸命やっている人たちを守ってやらなくちゃいけない、怪我をしている人もいるわけです。だから、言っていたのです、私の責任において。だから、直させました。だから、例えば言いますと、6月20日は怒りました、直接、怒ってますよ、だから、それいかなくて、次、霞が関、永田町は、7月上旬と、ワクチン接種が、現地では6月30日、6月いっぱいに埋め立てを終わりたいと、自主的に努力して、天候にも恵まれて、6月25日にワクチン接種も全部終わるわけです。それが、美しい姿であって、永田町や、霞が関が、何日だとか言って、どれだけ、どういう形でやってるかって、積み上げもよく知らないわけですから。そういうことを言っているのです。僕は、だから、それについては、不適切だとは思ってません、その点については。そういう気持ちで、僕は発言してましたから、常に。

記者

薦田さんの種牛の抗体検査の件ですけれども、大臣は、「他の農家と同じようにそれはするな」というふうなことを、ここで何度もおっしゃってます。篠原さんは、向こうで抗体検査をするように指示したのですか、宮崎県に。

副大臣

いや、そんなことはしてません。

記者

県が保管してるそうですけれども、血液を。これに関して、どういうふうにお考えでしょうか。

副大臣

県は、私は、その部分のところに、殺処分のところに立ち会ってますから、7月17日に行きまして。尾っぽから採るんですよ、尻、しっぽから、しっぽから採血するのです。頑強で、私と違いまして、非常に頑強な牛でね、薦田さんは、「絶対、患畜になんかなってない」と、ずうっと患畜ではないと。私が薦田さんの立場を考えると、「それは、もう患畜になってる可能性がある」と、「汚染源になる」と、そういうふうに言われてるわけです、心外なわけです。だから、その身の証しを立てて欲しいと言って、県もそれで採血して、そして材料があるわけですから、いつでも抗体検査ができるという状態になっているはずですので、それでして欲しいと、国に要望しているわけです。当然の要望、要求だと、要望だと思います。

記者

今後、それを副大臣の権限で、動衛研(独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所)で、抗体検査することはあるのでしょうか。

副大臣

私の権限というのは、ないです。

記者

そこは大臣と、やっぱりお考えが違うところですか。

副大臣

そこは、いろいろなところで、全く大臣と全て一致するわけではありませんから。

記者

関連なのですけれど、まだ、薦田さん、あるいは県側の主張を受け入れるべきだというふうにお考えですか。

副大臣

どの辺の主張ですか?

記者

抗体検査を実施するという。

副大臣

それは、国云々(うんぬん)ではなくて、どこで、例えば、よく考えてみて下さい。僕は、薦田さんの云々という件ではなくて、長野県で、この牛がおかしくなっているかも知れないと、検査して欲しいというのがありますので、それを拒否する理由はないですから。発生しているかも知れないと、ここの牛と、ここで、例えば、鹿がどこかで倒れていると、偶蹄類だからかかってるかも知れない、というのと同じですから。

記者

いや、それは、ちょっと違うと思うのですけれど。薦田さんの場合は、もう殺処分されていて、国としては、もう抗体検査しない・・・。

副大臣

殺処分されているのだったら、しなくていいというのだったら、他のだって殺処分が決まっているのはしなくていいわけですね、他のだって。だけれど、疑似患畜だったら、逆に抗体検査をしなければいけないというのがあるわけですね。薦田さんのは、こういうことで、薦田さんの関係者というか、薦田さんから、これは直接聞いていませんけれど、知事からです。知事が、「薦田さんかわいそうなのだ」と、譲った薦田さんに、「宮崎県民のためにお願いします」と、「殺処分に応じてくれ」と言ったら、「悔しい」と、「自分が汚染源だみたいに言われている」と、「そんなことはないのだ」と、そう言って応じたら、今度は、「薦田のやつは、患畜になりかかっては、やばいと思って応じたんだ」と、そんなことまで言われていると。「切ない」と、「だから、そんなことではないのだ」と、「ピンピンしていたけれども、殺処分に応じるのだ」ということを応じて欲しいというので、だから、最後の殺処分に応じる条件として、皆さん、見てると思う、記事。そうやって来たから、私は、「そのぐらい応じてもいいのではないですか」と言って、この霞が関のヘッドクォーターに意見を言っています。それで、「それは駄目だ」と、大臣が言われたら、それはそれで仕方のないことだと思います。
考え方が全て一致しているわけではありません、プロセスを明らかにしている。だからといって、私がグジャグジャ言って、何、言っているのだということは、言っていません。その過程においては、言いました。それは、当然、私が告げる義務があるわけですから。それだけを大臣に伝えてくれと、薦田さんからも言われ、薦田さんから言った時は、すいません、それは言われなかった、そういう話ではない、もっと建設的な話をされましたよ、「自分の牛が犠牲になったので、是非、宮崎県の振興に役立てて欲しい」と、「畜産業を何とかして欲しい」ということを、そういうトーンでおっしゃられましたけれど。知事からは、明確に、「これだけは聞いてくれ」と、だから、それを当然伝える、それが私の意見というふうに、パーフェクト、完全な意見というふうに取られる、皆さん取られたのだろうと思いますけれど、私は、だから、駄目なのは伝えませんけれど、「そのぐらい聞いてやってもいいのではないですか」というので、伝えてます、それだけです。それは、伝える義務がありますから、それは。

以上

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