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プレスリリース

平成22年10月12日

農林水産省
林野庁

「気候変動枠組条約次期枠組みに関する特別作業部会」の開催結果について

10月4日から10月9日にかけて、中華人民共和国の天津において開催された「気候変動枠組条約次期枠組みに関する特別作業部会」の結果についてお知らせします。

1. 気候変動枠組条約次期枠組みに関する特別作業部会とは

気候変動枠組条約の下での締約国の長期協力行動を議論する特別作業部会(AWG-LCA)、また気候変動枠組条約に基づく京都議定書の下での附属書 I 国の更なる約束に関し議論する特別作業部会(AWG-KP)が設置されています。今回の特別作業部会は本年4回目となる、第16回気候変動枠組条約締約国会議(COP16)前に開催された最後の公式な国連交渉です。

2. 会合の結果概要

(1)今次会合の結果概要

森林・農業分野に関しては、2013 年以降の次期枠組みにおける吸収源の取扱いや、途上国の森林減少・劣化問題、気候変動における農業分野の取扱い等について議論が行われました。

開催日時 平成22年10月4日(月曜日)から10月9日(土曜日)

開催地 天津(中華人民共和国)

開催された会合

 

(2)当省関連の議題の結果概要

今次会合では、AWG-KP において、先進国の森林・農地等吸収源の取扱いについて議論されるとともに、AWG-LCAにおいて、途上国における森林減少・劣化に由来する排出の削減や農業分野の取扱いについて議論が行われました。主な議論の内容は、以下のとおりです。

 

(ア)先進国における吸収源の取扱い

次期枠組みにおける森林・農地等の吸収源の取扱いについては、これまで、各国からの様々な提案や意見を盛り込んだテキストが検討されてきました。

今回のAWG-KP 会合では、前回8月のAWG-KP会合で策定されたテキストをもとに、森林経営の算定ルールの透明性や一貫性を図るための方策、伐採木材製品の取扱い、不可抗力による排出の計上除外の取扱いなどについて議論が行われるとともに、各国の改訂案を盛り込んだ新たなテキストが作成されました。

 

(イ)途上国における森林減少・劣化に由来する排出の削減(REDD+)の取扱い

REDD+については、昨年12月に開催されたAWG-LCAの検討を経て、政策論に関する論点の多くに各国の共通理解が得られ、このテキストを基本とした検討が行われてきました。

前回会合で、いくつかの国がテキスト全般にわたり新たな修文意見を出しており、今次会合では、これらの国から修文の趣旨が説明されました。

 

(ウ) 気候変動における農業分野の取扱い

AWG-LCAにおいて、気候変動における農業分野について議論され、出席国からは、農業分野の交渉テキストは合意に近づきつつあるものの、更なる議論が必要との意見等が出されました。

 

(エ)次回会合

平成22年11月29日から(月曜日)から12月10日(金曜日)にかけてカンクン(メキシコ合衆国)で気候変動枠組条約第16回締約国会議(COP16)/京都議定書第5回締約国会合(CMP6)等が開催予定です。

3. その他

作業部会と並行して我が国が共同議長を務めるREDD+パートナーシップの会合が開催されました。10月2日にワークショップが開催された他、3日から9日にかけてパートナーシップ会合を計5回開催し、2011~2012年の作業計画、10月26日に名古屋で開催する森林保全と気候変動に関する閣僚級会合におけるあり得べき成果等について議論が行われました。2011~2012年の作業計画については、盛り込むべき要素についての具体的な検討が行われ、名古屋での閣僚級会合までに方向性をまとめることとなりました。このほか、NGO・先住民グループ等の利害関係者がパートナーシップのプロセスに参加するためのルールが策定されました。

4. 出席者

173カ国の締約国、関係国際機関、NGO等から約2,300人が参加しました。我が国政府からも、外務省、農林水産省、経済産業省、国土交通省及び環境省が出席しました。農林水産省からは、永田生産局政策情報分析官、赤堀林野庁森林吸収源情報管理官ほかが出席しました。

 

注)COP: Conference of the Parties

CMP: Conference of the Parties serving as the meeting of the Parties to the Kyoto Protocol

AWG-LCA: Ad Hoc Working Group on Long-term Cooperative Action under the Convention

AWG-KP: Ad Hoc Working Group on Further Commitments for Annex I Parties under the Kyoto Protocol

REDD: Reducing emissions from deforestation and forest degradation in developing countries

 

お問い合わせ先

大臣官房環境バイオマス政策課
担当者:地球環境対策室 梅下 (農業分野)
代表:03-3502-8111(内線3297)
ダイヤルイン:03-6744-2017
FAX:03-3591-6640

林野庁 森林整備部 研究・保全課
担当者:森林吸収源情報管理官室 塚田、五味 (森林分野)
代表:03-3502-8111(内線6213)
ダイヤルイン:03-3502-8240
林野庁 森林整備部 計画課
担当者:海外林業協力室 武藤 (REDD)
代表:03-3502-8111(内線6146)
ダイヤルイン: 03-3591-8449

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