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プレスリリース

平成28年2月29日

農林水産省

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)第4回総会結果

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)第4回総会が、平成28年2月22日(月曜日)から28日(日曜日)までの間、クアラルンプール(マレーシア)にて開催されました。今次会合では、IPBES作業計画2014-2018の履行状況の確認及び見直し、2016年予算の修正、ビューローメンバーの選出等について議論されました。

また、IPBES設立(2012年)以来初のアセスメントレポートとなる、「ミツバチ等の花粉を運ぶ昆虫達の価値、現状や傾向、食糧生産に与える影響」と「生物多様性及び生態系サービスの現状や将来を評価・予測するための方法論」が、平成28年2月26日(金曜日)に総会の承認を経て公表されました。

1.概要

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES*1)は、生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価(アセスメント)し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして、2012年4月に設立された政府間組織です。科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能を柱とし、気候変動分野で同様の活動を進めるIPCC(*2)の例から、生物多様性版のIPCCと呼ばれることもあります。

現在、IPBES作業計画2014-2018に基づき花粉媒介、侵略的外来種等、18の成果物の完成を目指し作業が進められており、2019年には地球規模の生物多様性及び生態系サービスに関する総合的なアセスメントの公表が予定されています。

IPBESの成果物(アセスメントレポート等)は世界中の科学者・専門家らによって作成され、総会(IPBES加盟国政府により構成)による承認の後、公表されます。2016年2月8日現在、IPBESには124ヶ国政府が参加しており、事務局はドイツのボンに置かれています。

今回の総会の参加者は、IPBESに参加している各国政府、国連環境計画等関連する国際機関等で、我が国政府からは、当省の他、外務省、環境省の担当者が出席しました。

*1 Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services

*2 気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)

 2.会議の日時及び場所

開催期間:平成28年2月22日(月曜日)~28日(日曜日)

場所:クアラルンプール(マレーシア)

3.主な成果 

  (1)作業計画2014-2018

 1)「花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に関するテーマ別アセスメント」

技術報告書の受理及び政策決定者向け要約(Summary for Policy Makers:以下「SPM」という。)が承認、公表されました。

SPMでは花粉媒介と花粉媒介者の「価値」、「現状と傾向」「変化要因、リスクと機会、政策と管理手法オプション」として、22のキーメッセージが報告されています。

 

 

2)「生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関するアセスメント」

技術報告書の受理及びSPMが承認、公表されました。SPMは3つのハイレベルメッセージと、それをサポートする15のキーメッセージ、さらにはこれに関連するIPBESや科学コミュニティ等への12のガイダンスにより構成されています。

 ハイレベルメッセージでは、

が示されています。

 

キーメッセージでは、

上記ハイレベルメッセージを支えるものとして、自然、自然による恵み、人間の福利との関係を理解するのにシナリオやモデルは効果的なツールであること

等の技術的な事項が列記されています。

 

 ガイダンスでは、

等が示されています。

 

 

3)「生物多様性及び生態系サービスに関する地球規模アセスメント」

スコーピング文章が承認、公表されました。 

4つの地域レベルのアセスメント結果を融合しつつ、例えば気候変動や侵略的外来種といった越境的課題も含めて評価を行い、生物多様性や、人間の福利を支える生態系サービスについて総合的評価を2019年までに行うものとされています。

 

(2)2016年予算案

2016年予算については当初予算約1,012万米ドルが見直され、約840万米ドル(2016年修正予算)が採択されました。 

 

4.その他

本会合の詳細は、以下のURLを御参照ください。

http://www.ipbes.net/(外部リンク)

お問い合わせ先

大臣官房政策課環境政策室 
担当者:作田、畠沢、平位
代表:03-3502-8111(内線3297)
ダイヤルイン:03-6744-2017
FAX:03-3591-6640

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