プレスリリース
農林水産関係の公共建築物等におけるアスベスト使用実態調査(第5回)結果について
農林水産省では、平成17年11月29日付けで公表したアスベスト使用実態調査について、継続したフォローアップ調査を実施してきたところです。このたび、石綿障害予防規則の改正により、吹付けアスベスト等に加えてアスベスト含有保温材等についてもばく露防止措置の対象とされたことから、それらの使用状況について平成29年12月1日現在でフォローアップ調査を実施し、調査結果を取りまとめましたので、お知らせします。
1.調査の概要
<平成29年度農林水産関係の公共建築物等における吹付けアスベスト等及びアスベスト含有保温材等使用実態調査>(1) 調査時点
平成29年12月1日現在
(2) 調査対象施設
・不特定多数の人が利用する公共的な施設
卸売市場等、競馬場等、農林水産関係の教育機関・試験研究機関の施設
・農林水産業に密接に関係する民間施設
農業協同組合、森林組合、生産森林組合、木材産業関係団体、漁業協同組合等が所有する施設
・公共事業施設及び関連施設
揚排水機場、水管理施設等
・熱を利用し耐火性が必要な施設
米麦等乾燥調製施設、木材等乾燥施設
(3) 調査対象建材
・吹付けアスベスト及びアスベスト含有吹付けロックウール
・アスベストが使用されている保温材、耐火被覆材、断熱材等
※含有するアスベストの重量が当該製品の重量の0.1%を超えるもの
(4) 調査方法
調査対象施設の管理者等が設計図書の確認、分析調査、目視等により、アスベストの使用実態を把握。
2.調査結果の概要
(1) アスベストの使用の有無区分 |
施設数 |
構成割合 |
調査対象施設数 |
138,363 | 100% |
うち、アスベストを使用していない施設 | 116,785 | 84.4% |
調査中(予定を含む。)の施設 | 17,942 | 13.0% |
アスベストを使用している施設 | 3,636 | 2.6% |
(2) アスベストを使用している施設の状況
区分 |
施設数 |
除去等の対策を実施済みの施設 | 1,236 |
除去等の対策を未実施の施設 | 2,400 |
うち、飛散するおそれのない施設 | 2,327 |
飛散するおそれのある施設 | 73 |
3.調査結果を踏まえた対応
今回の調査結果を踏まえ、改めて、関係団体等に対して、石綿障害予防規則等の関係法令の遵守について周知徹底します。4.参考
・厚生労働省 労働安全衛生法関係の法令等(石綿)のページhttp://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/hourei/index.html
・内閣官房 アスベスト総合対策のページ
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/asbestos/index.html
・過去の農林水産関係の公共建築物等におけるアスベスト使用実態調査
(第1回)農林水産省関連施設等におけるアスベスト使用実態調査について
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/asbestos/dai4/4sankou5.pdf(PDF:22KB)(外部リンク)
(第2回)農林水産省関係施設等における吹付けアスベスト等の使用実態調査について(フォローアップ)
http://www.maff.go.jp/j/press/cont2/20060331press_19.html
(第3回)農林水産省関係施設等における吹付けアスベスト等の使用実態調査の現状について
http://www.maff.go.jp/j/press/2007/20070316press_7.html
(第4回)農林水産省関係施設等における吹付けアスベスト等の使用実態調査について
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/090220.html
<添付資料>
平成29年度農林水産関係の公共建築物等における吹付けアスベスト等及びアスベスト含有保温材等使用実態調査結果表(PDF : 54KB)
お問合せ先
大臣官房政策課環境政策室
担当者:柴崎、有冨
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