このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

プレスリリース

野上農林水産大臣と東南アジア各国の農林水産担当大臣の間で、「持続可能な農業生産及び食料システムに関する共同文書」へ合意

  • 印刷
令和3年7月19日
農林水産省
~同様の気候条件等を共有するアジア・モンスーンの各国とともに~

本日、東南アジア各国閣僚との「持続可能な農業生産及び食料システムに関する共同文書」に関する合意会合が開催され、我が国からは野上農林水産大臣が出席しました。

大臣正面集合写真

1.「持続可能な農業生産及び食料システムに関する共同文書」に関する合意会合について

本日19日11時00分(日本時間)より、東南アジア各国閣僚との「持続可能な農業生産及び食料システムに関する共同文書」に関する合意会合が、テレビ会議形式で開催され、我が国からは、野上農林水産大臣が出席しました。
今回の会合では、共同文書を踏まえ、各国の協力関係を深化させていくことなどを確認しました。

 (参考)出席国
日本、カンボジア、ラオス、フィリピン、シンガポール、ベトナム
なお、共同文書には本会合出席国の他、マレーシアが参加。

2.我が国発言

野上農林水産大臣からは、我が国は本年5月に「みどりの食料システム戦略」を策定した旨及び、アジア・モンスーン地域は欧米と比較すると気候条件等が異なることを強調したうえで、当該戦略はアジア・モンスーン地域にも適用可能な持続可能な食料システムの取組モデルであるとの考えを述べました。加えて、持続可能な農業生産及び食料システムの目標に至るための万能な解決策はなく、各国の状況に合わせて取り組むものである旨強調しました。
また、本年7月26~28日に開催される国連食料システムサミットのプレサミットの機会に、アジア・モンスーン地域の声を表明していきたい旨述べました。

3.持続可能な農業生産及び食料システムに関する共同文書について


本文書のポイントは、以下のとおりです。なお、本文及び仮訳は別添のとおりです。

〇アジア・モンスーン地域に属する国々として、農業生産に関して地域の特殊性を共有し、持続可能な農業生産及び食料システム、並びにSDGsという目標達成に努力を払う。
〇一方、その目標に至るために万能(one-size-fits-all)な解決策はなく各国の状況にあわせて取り組むべきものであることを共有。
〇農業及び関連分野において、イノベーションが持続可能な農業生産及び食料システムにとって重要であることを共有。
〇国際的な協力が重要であるとし、生産性と環境保護のバランスをとるため、共同研究プロジェクトや既存の二国間及び複数国間の枠組みを通じた協力を促進し深化させることとした。


4.参考

・持続可能な農業生産及び食料システムに関する共同文書(英文・仮訳)(PDF : 253KB)

お問合せ先

輸出・国際局国際地域課

担当者:山浦、稲垣
代表:03-3502-8111(内線3472)
ダイヤルイン:03-3502-8087