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プレスリリース

平成23年6月20日

農林水産省

東日本大震災について~計画的避難区域における農地、農業用水路等の管理に関するQ&A~

農林水産省は、東京電力福島第一原子力発電所事故を踏まえて、「計画的避難区域における農地、農業用水路等の管理に関するQ&A」を作成しました。

Q&A作成の概要

  1. 農林水産省は、地元から問い合わせの多い農地や農業用水路等の管理のための一時立入りについて、原子力被災者生活支援チーム及び原子力安全委員会とも協議の上、Q&Aを作成しました。
  2. 計画的避難区域については、原則として立入りは認められていませんが、自宅への一時立入りや公共的なサービスの提供等のための一時的な立入りについては例外的に認められています。
  3. Q&Aの主な内容は、以下のとおりです。

[1]一時的な立入の範囲内であれば、防災上の観点で必要な水路、農道、ため池などの施設の管理作業や農地の荒廃を防止するための雑草の刈り払い等の作業を行うことは可能です。
[2]作業に際しては、マスク等を着用する、泥等を屋内にできるだけ持ち込まないようにする等の注意点に留意してください。

本件は当省のホームページでもご覧になれます。

このQ&Aは今後随時更新していきます。

計画的避難区域における農地、農業用水路等の管理に関するQ&A

Q1.計画的避難区域において、農地、水路、農道、ため池等の管理作業を行ってもよいですか。

A.

計画的避難区域については、原則として立入りは認められていませんが、自宅への一時立入りや公共的なサービスの提供等のための一時的な立入りについては例外的に認められています。

 

このため、一時的な立入りの範囲内で、防災上の観点で必要な水路、農道、ため池などの施設の管理作業や、農地の荒廃を防止するための除草などの作業を行うことは可能です。

 

ただし、作業者の被ばくを極力少なくする観点から、作業回数が必要最小限となるよう計画的に実施したり、作業時には、マスクや手袋の着用等を徹底する等の注意が必要です。

また、今後の汚染対策の効果を確保するためには、耕うんや鋤込みなど土壌表面の放射性物質を土壌中に拡散させるような作業は控えた方がよいものと考えられます。

 

管理作業に関する具体的な考え方や作業上の注意事項については、Q2~Q4を参照ください。

 

なお、継続的に屋外作業が必要な農作物の作付等の農作業については、認められていませんので、これら作業については控えていただくようお願いします。

 

Q2.防災上必要な水路、農道、ため池等施設の管理作業として実施できる取組としてはどのようなものがありますか。

A.

一時的な立入りの範囲の中で、水路、農道、ため池などの施設の管理作業を実施する際は、作業者の安全確保の観点から、以下に示すものに限って実施するようにしてください。

[1] 施設の点検 

水路、農道、ため池等の施設について、水路への土砂堆積やごみ詰まりによる通水障害等の機能障害が生じていないか、周辺に被害を及ぼしたり、二次災害に繋がるような施設の破損が生じていないか、1か月に1回程度定期的に確認を行うもの。

また、台風や大雨などの後に、水路、農道、ため池等の状況を把握し、施設の機能障害や破損が生じていないか確認を行うもの。

[2] 水路の管理

上記[1]の点検において、雑草等の繁茂により通水機能に障害を及ぼすような箇所が確認された場合、当該箇所の草刈りを行い、通水機能を確保するもの。
   また、局所的な土砂の堆積により水路から水があふれるおそれのある箇所が確認された場合、当該箇所の土砂の除去を行うもの。
なお、刈り取った草や除去した土砂については、置き場所を確保して保管しておくことが必要になります。

[3] 農道の管理 

上記[1]の点検において、雑草の繁茂や路面の窪みにより施設や農地の管理作業のための通行が困難となるような箇所が確認された場合、当該箇所の草刈りや砂利の補充を行い、通行機能を確保するもの。
なお、刈り取った草については、置き場所を確保して保管しておくことが必要になります。

[4] ため池の管理

上記[1]の点検において、堤体やその周辺の雑草等の繁茂により安全管理上支障を生じるような箇所が確認された場合、当該箇所の草刈りを行うもの。
なお、刈り取った草については、置き場所を確保して保管しておくことが必要になります。

[5] 樋門等の管理

台風による洪水などが予想される場合に、排水施設の樋門操作、ため池の水抜き等、被害を未然に防止するために必要な施設の操作を行うもの。

[6] 防災上必要な応急措置

上記[1]の点検において、施設の破損等が生じていることが確認された場合、被害の拡大や二次災害を未然に防止する等の目的で必要な応急措置を講じるもの。 

 

Q3.農地の荒廃を防ぐための管理作業として実施できる取組としてはどのようなものがありますか。

A.

計画的避難区域において、一時的な立入りの範囲の中で、農地の荒廃を防ぐための管理作業を実施する際は、作業者の安全確保の観点や今後の汚染対策の効果を確保する観点から、以下に示すものに限って実施するようにしてください。

[1] 見回り

農地について、雑草等の繁茂状況や農地法面の侵食など放置すると農地の荒廃に繋がる状況が生じていないか、数ヶ月から半年に一回程度定期的に確認を行うもの。
また、台風や大雨などの後に、畦畔、排水口、法面等の状況を把握し、放置すると農地の被害が拡大するような状況が生じていないか確認を行うもの。

[2] 除草

農地の荒廃を防ぐため、状況に応じて、年1回程度の必要最低限の雑草の刈り払いや除草剤の散布等を行うもの。
なお、今後の土壌改良対策の効果を確保するためには、農地表面の放射性物質の土壌中等への拡散につながるような取組(耕うん、鋤込み等)は避ける方がよいと考えられます。
また、刈り取った草については、ほ場内等に保管しておくことが必要となります。

[3] 防災上必要な応急措置

上記[1]の見回りにおいて、降雨による影響等で農用地法面の侵食など放置すると農用地に被害が拡大するような状況が確認された場合に、被害の拡大や二次被害を未然に防止する等の目的で、土のうの設置などの応急措置を講じるもの。

 

Q4.作業の安全を確保する上で注意すべき事項にはどのようなことがありますか。

A.

作業者の被ばくを少なくするため、できるだけ作業時間を短時間にするとともに、作業回数を必要最小限に止めることが必要です。
管理作業は、年間数回程度の防災や機能の維持のための最低限の作業に止め、定期的に実施が必要な通常の管理作業等は控えるようにしてください。

 

作業に当たっては、放射性物質が含まれている可能性のある粉じんの吸引や土壌・水等との接触を減らすため、  

[1] マスク、ゴム手袋、ゴム長靴、長袖等を着用すること

[2] 作業後に手足・顔等の露出部分の洗浄やうがいを励行すること

[3] 作業の後、屋内に入る際には、靴の泥をできるだけ落とすとともに、服を着替えるなど、泥、ちりやほこり等を持ち込まないようにすること 

等に注意して作業するようにしてください。
このほか、

[4] なるべく雨に濡れないようにし、濡れた場合は、タオル等で濡れた部分を拭き取るか、着替えること
[5] 土埃等が多いところでの飲食、喫煙等を避けること

等に留意してください。

お問い合わせ先

生産局農業生産支援課
担当者:安岡、内田
代表:03-3502-8111(内線4824)
ダイヤルイン:03-3502-5959

農村振興局整備部農地資源課農地・水・環境保全対策室
担当者:齋藤、皿谷
代表:03-3502-8111(内線5618)
ダイヤルイン:03-6744-2447

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