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プレスリリース

平成23年3月24日

農林水産省

低温に伴う果樹等の被害防止に向けた技術指導の徹底について

気象庁が、3月22日に発表した「異常天候早期警戒情報」によると、強い寒気が流れ込むため、3月27日から4月5日にかけて、気温が平年より2度以上低くなる確率が30%以上見込まれるとの予報が出ています。このため、現在発芽期から開花期(茶では、萌芽期)を迎えている果樹および茶について、凍霜害が発生するおそれがあります。
このため、農林水産省は、被害を未然に防止するとともに被害を受けた場合に生育の回復等を図るための適切な対応が行われるよう、都府県に対し通知を発出しました。

技術指導通知の内容

気象庁発表の異常天候早期警戒情報では、3月27日~4月5日の期間、関東以西の地域では平均気温がかなり低くなる確率が30%以上と見込まれているため、農作物の生育への影響が懸念されるところです。

こうした状況を受けて、「平成23年農業技術の基本指針について」(平成23年2月25日公表)を踏まえつつ、下記の事項に十分留意の上、農作物の被害を最小限に抑え、生育の回復等を図るため適切な対応が行われるよう、各都府県に対し、技術指導の徹底を通知しました。

果樹
1.凍霜害の予防対策
(1)霜害の発生するおそれのある地帯では、霜害警報連絡体制を確認し、防霜ファンや夜間散水用スプリンクラー等の稼働点検を行う。
(2)冷気の停滞は凍霜害の発生を助長するので、防風樹等で冷気が停滞するような場所は裾部を刈り込む。
(3)可能な範囲で果樹棚の上部に寒冷紗や不織布等による被覆を行うことなどを通じ、放射冷却を緩和する。
(4)燃焼で防ぐ場合は火災防止等の観点から周辺環境に十分配慮するとともに、固形燃料や重油、灯油などばい煙の発生の少ない燃料を使用する。
(5)土壌が乾燥している場合には、散水を行う。散水は日中の温度が高い時間帯に行い、地中へ蓄熱させる。

2.凍霜害発生後の被害軽減対策
(1)被害を受けた枝はその後の生育をみて、枯死した部分はせん除する。
(2)蕾、開花中に凍霜害を受けた場合は、残存花への人工受粉の徹底を図り、結実の確保に努める。
(3)幼果に凍霜害を受けた場合は、果実の状態を観察後、被害果の判定ができるようになってから摘果を実施する。
(4)結実量が少なく強樹勢になるおそれがある樹では、可能な限り着果させる。副芽や不定芽などから発生した徒長枝は整理し、翌年の結果枝・結果母枝として利用可能な枝は誘引などを実施する。
(5)結実量が少ない樹では枝葉が過繁茂になりやすいため、結実量の減少程度や樹勢に応じて施肥量を減らす。


1.凍霜害の予防対策
(1)霜害の発生するおそれのある地帯では、霜害警報連絡体制を確認し、防霜ファンや散水用スプリンクラー等の稼働点検を行う。
(2)園地の気象及び立地条件、経済性を考慮しながら、被覆法、送風法、散水法等の凍霜害防止対策を実施する。

2.凍霜害発生後の被害軽減対策
(1)2葉開葉期未満の場合、被害後はそのまま放任して再成長を待ち、摘採時に荒茶品質の低下を防ぐため、被害芽の混入に十分注意する。
(2)被害発生時に2葉以上の開葉があり、摘採時に被害葉が混入する可能性が高い場合には、被害部分を除去するため、被害直後に浅く整枝を行う。また、生育が遅れる場合、病害虫の発生が多くなるため、適期防除に努める。

お問い合わせ先

生産局生産流通振興課
担当者:需給調整第2班 秋葉・大森(果樹)
代表:03-3502-8111(内線4793)
ダイヤルイン:03-3502-5957
FAX:03-3502-0889

生産局生産流通振興課特産農産物対策室
担当者:足立・坂口(茶)
代表:03-3502-8111(内線4845)
ダイヤルイン:03-6744-2117
FAX:03-3502-4133

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