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プレスリリース

平成23年6月9日

農林水産省

東日本大震災について~お茶の生産についてのQ&Aの更新について~

農林水産省ホームページの「東日本大震災に関する情報」に掲載している「お茶の生産についてのQ&A」を更新しました。

今回の変更点

【問の番号変更】

5月24日更新のQ&Aから、以下の通り問番号を変更し、整理しました。
Q2→Q4、Q3→Q5、Q4→Q6、Q5→Q7、Q6→Q8、Q7→Q9、Q8→Q10、Q9→Q11

【問の追加】

 Q2、3:6月2日にとりまとめた「お茶の放射性セシウムの検出問題への対応等について」を踏まえ設問を新たに追加しました。

【内容の更新】

Q1、4~10:お茶について出荷制限が指示されたこと等を踏まえ更新しました。
Q11:風評被害の賠償について、原子力損害賠償紛争審査会において提示された2次指針を踏まえ更新しました。

 

本件の本省ホームページへのアクセスは次のとおりです。

(添付資料)お茶の生産についてのQ&A(平成23年6月9日現在)

お茶の生産農家の皆様へ!!お茶の生産についてのQ&A~原子力発電所事故を踏まえて~ (平成23年6月9日現在)

  • 今般の東日本大震災で被害を受けられた方には、心よりお見舞い申し上げます。
  • さて、一部地域で、お茶の生葉から食品衛生法上の暫定規制値を上回る放射性物質が検出されたことを踏まえ、今後のお茶生産についてはどうなるのかというご心配の声が寄せられています。ご質問の多いものについて、Q&Aに取りまとめましたので、今後のお茶生産の参考にしていただきたいと思います。
  • 今後もこのようなQ&Aを通じて、皆様のご質問等にお答えすることとしておりますので、ご意見等がありましたら、ご連絡ください。
  • Q&Aは、皆様からのご質問や今後の検討に合わせて、随時更新します。農林水産省のホームページに掲載しますので、ご覧下さい。

目次

Q1 原発事故は、お茶生産に対してどのように影響を及ぼしているのですか。

Q2 なぜ、茶葉から放射性セシウムが検出されたのですか。

Q3 今後、どんな管理を行えば、放射性セシウムの濃度を低減させ、出荷できるようになるのですか。

出荷制限等の区域における茶園の管理等について
Q4 二番茶の新芽の摘採を行ってもよいですか。

Q5 施肥・防除等については、どのように行えばよいですか。

Q6摘採に使用した摘採機は、どのように洗浄すればよいですか。

出荷制限等の区域における茶葉、剪定枝、荒茶の対処について
Q7 出荷制限等の区域において刈取った茶葉については、どのように対処する必要がありますか。

Q8 出荷制限等の区域において剪定等により発生した剪定枝等については、どのように対処する必要がありますか。

Q9 出荷制限等の区域の茶園から製造し、保管していた荒茶については、どのように対処する必要がありますか。

賠償について
Q10 出荷制限又は出荷自粛により被った損害は賠償の対象となりますか。

Q11 風評被害で価格が低下し、所得が減少したことについては、賠償の対象となりますか。

 

 Q1 原発事故は、お茶生産に対してどのように影響を及ぼしているのですか。 

A1.原発事故により放射性物質が大気中に放出され、茶園にも降下しました。3月下旬以降、空間放射線量は減少又は安定化していますが、萌芽期前にあった茶樹は葉に放射性物質を受け止め、4月以降に萌芽した新芽からも放射性物質が検出されています。
一部の産地では、食品衛生法上の暫定規制値を上回る放射性セシウムが生葉から検出され、6月2日に原子力災害対策本部による出荷制限が指示されました。 

 

 Q2 なぜ、茶葉から放射性セシウムが検出されたのですか。 

A2.農林水産省では、お茶から放射性セシウムが検出されたことを受け、茶園の協力を得て、茶葉及び土壌等の分析を行った結果、次のことが明らかになりました。

[1] 古葉に含まれる放射性セシウムは、生葉(新芽)とほぼ同程度(乾物重量比ベース)
[2] 土壌中の放射性セシウム濃度は高くなく、土壌からの吸収は、あまり考えられない
[3] 調査茶園における茶の新芽は4月10日前後であり、大量の放射性物質が放出された時点では、茶の新芽は出ていない
[4]  文献によれば、セシウムは、植物の葉面から吸収され、植物体内を移動。また、お茶は、セシウムと類似するカリウムをよく吸収


以上のことから、今回、生葉(新芽)で検出された放射性セシウムは、土壌中から吸収されたものではなく、古葉に付着したものが葉面から吸収され、新芽に移動したものと推定されています。
今後とも、二番茶等を対象に調査研究を進め、さらに解明を進めていくこととしています。 

 

 Q3 今後、どんな管理を行えば、放射性セシウムの濃度を低減させ、 出荷できるようになるのですか。 

A3.農林水産省では、引き続き二番茶を対象に放射性セシウムが検出された原因について調査を行うこととしています。併せて、放射性セシウムの濃度を低減させるための手法についても調査を行います。

具体的には、茶樹の「深刈り」や「中切り」等により、茶樹中の放射性セシウムの濃度の低減を図ったり、施肥方法の工夫により放射能セシウムの新芽への移動が抑制できないか、その効果を分析する予定です。

この調査結果に基づき、放射性セシウムを低減させるための基本的な茶園の管理の方針を示す予定です。 当面、この管理の方針が示されるまでの間は、通常の管理を行って下さい。

 

出荷制限等の区域における茶園の管理等について 

 Q4 二番茶の新芽の摘採を行ってもよいですか。 

A2.現に出荷制限又は出荷自粛が行われている地域(以下、「出荷制限等の区域」という。)においても、茶園を良好な状態に保つため、新芽を適期に摘採することが望ましいと考えられます。

また、摘採した新芽は、農地に埋却していただいて構いません。

 

 Q5 施肥・防除等については、どのように行えばよいですか。 

A5.出荷制限等の区域における施肥・防除等についても、茶園を良好な状態に保つため、地域の栽培暦に従って通常どおり行うことが望ましいと考えられます。

 

 Q6 摘採に使用した摘採機は、どのように洗浄すればよいですか。 

A6.生葉の摘採機については、別の茶園において使用する前に、機械に付着した土、ほこり、葉くずなどを落とすための洗浄をこれまでと同様に行って下さい。

出荷制限等の区域における茶葉、剪定枝、荒茶の対処について 

 Q7 出荷制限等の区域において刈取った茶葉については、どのように対処する必要がありますか。 

A7.出荷制限等の区域における茶園の茶葉については、農地に埋却していただいて構いません。

 

 Q8 出荷制限等の区域において剪定等により発生した剪定枝等については、どのように対処する必要がありますか。 

A8.出荷制限等の区域における茶園の剪定枝等については、農地に埋却していただいて構いません。

 

 Q9 出荷制限等の区域の茶園から製造し、保管していた荒茶については、どのように対処する必要がありますか。 

A9.出荷制限等の区域における茶園から製造された荒茶については、農地に埋却していただいて構いません。 

賠償について  

 Q10 出荷制限又は出荷自粛により被った損害は賠償の対象となりますか。 

A10.原子力損害賠償紛争審査会で提示された第一次指針においては、出荷制限指示又は暫定規制値を超える放射性物質の検出があったことを理由に地方公共団体が出荷の自粛要請を行ったため、出荷の断念を余儀なくされ、減収が生じた場合には、その減収分が賠償の対象となる損害と認められています。
また、出荷の断念により生じた廃棄費用等の追加的費用も合理的な範囲で損害と認められています。

 

 Q11 風評被害で価格が低下し、所得が減少したことについては、賠償の対象となりますか。 

A11原子力損害賠償紛争審査会が策定した第二次指針においては、農林産物については、これに係る政府等による出荷制限指示等(平成23年4月までのものに限る。)が出されたことがある区域(福島県、茨城県、栃木県、群馬県の4県全域と、千葉県の一部市町)において産出された全ての食用農林産物が「風評被害」の対象となるとされています。したがって、当該地域で生産されたお茶についても、風評被害により減収が生じた場合は、その減収分について賠償の対象となります。

なお、上記以外の区域のお茶の風評被害については、引き続き市場動向等の調査、分析等を行った上で、原子力損害賠償紛争審査会において今後検討することとされています。

 (参考)

第二次指針において、「風評被害」とは、報道等により広く知らされた事実によって、商品又はサービスに関する放射性物質による汚染の危険性を懸念し、消費者又は取引先が当該商品又はサービスの買い控え、取引停止等を行ったために生じた被害を意味するものとされています。 

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

お問い合わせ先

生産局生産流通振興課
担当者:足立、大迫
代表:03-3502-8111(内線4845)
ダイヤルイン:03-6744-2117
FAX:03-3502-4133

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