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プレスリリース

平成23年1月28日

農林水産省

新燃岳の噴火に伴う降灰等による農作物被害等に対する技術指導に当たっての留意事項について

新燃岳噴火の降灰により、宮崎県、鹿児島県等の周辺地域の野菜、果樹、茶等の農作物への影響が懸念されています。このため、降灰による農作物被害をできるだけ抑えるため、技術指導の徹底を、本日、宮崎県、鹿児島県等の関係県に対し生産局長名の文書により九州農政局を通じて依頼を行いました。

1 共通

(1)降灰等が農作物に長期間付着すると生育に影響を及ぼすおそれがあるため、払落とし及び散水等によりできるだけ速やかな除去に努める。

(2)火山灰のpHや成分の分析を行い、強酸性の場合はアルカリ資材(石灰等)を土壌に施用し中和する(茶園を除く(注))。また、降灰は、乾くと固まりやすくなることから、土壌への降灰の堆積量が多いところでは除灰を検討する。

(注)茶は、酸性土壌を好むこと、アルカリ資材が根に悪影響を与えるおそれがあることから、施用しない。

2 野菜

(1)生育不良や野菜の品質が低下するおそれがあるため、作物体に積もった火山灰を散水等により速やかに除去する。なお、散水にあたっては、葉等に火山灰が残らないよう、十分な水量を用いる。

(2)火山灰の除去終了後は、必要に応じて苦土石灰及び有機物等の施用により土壌改良を行う。

3 果樹

(1)生育不良や果実品質の低下が起こるおそれがあるため、樹体に積もった火山灰の払落としや散水により速やかに除去する。

(2)降灰が厚く積もった場合には、土壌の透水性の低下等が起こるため、中耕や土壌改良資材等の施用を行う。

(3)樹勢の低下がみられる場合には、葉面散布等により樹勢の回復に努める。また、樹勢の低下による病害虫の発生増加や薬害発生に留意し、的確な防除の実施に努める。

(4)落葉が著しい場合には、白塗剤等で樹体の日焼け防止を行う。また、冬期のせん定は、軽度にとどめる。

4 花き

(1)茎葉に長時間付着すると生育不良をきたすとともに、降雨後、火山灰が固まるため、散水等により速やかに除去する。

(2)降灰や火山ガス害によって、傷口から病原菌が侵入しやすいため、適用農薬を散布する。 

5 施設園芸

(1)ハウスに火山灰が堆積すると光量が低下して生育に影響を及ぼし、また、換気窓の開閉が困難になるなどの可能性があるため、動力噴霧器による高圧の散水等により、降灰の都度火山灰をこまめに除去する。

(2)施設内の換気を行う場合は、火山灰の入り込みを考慮して行う。また、火山灰が換気扇や暖房機等の運転の妨げとならないよう施設周辺機器の点検を励行する。

(3)高所での作業の際には転落事故が起きないよう十分注意する。

6 工芸作物(茶)

一番茶の芽が動き始める頃(3月上旬以降と推定される)でもなお火山灰が越冬葉に付着している場合には、降灰除去機やスプリンクラーによる散水等により、除灰に努める。 

7 畜産(飼料作物)

火山灰を多く含む飼料の給与は下痢等を起こすことがあるため、降雨や風による除去状況を踏まえて収穫を行うとともに、付着していないものと混合して給与することなどにより飼料中の火山灰の低減に努める。

また、サイレージ調製時に必要に応じ添加剤を使用するなど品質の確保を図るとともに、降灰後の状況に応じて掃除刈りや施肥等を行い、生育の回復に努める。

 

お問い合わせ先

生産局農業生産支援課
担当者:安岡、上北、清水(本件全般)
代表:03-3502-8111(内線4824)
ダイヤルイン:03-3502-5959
FAX:03-6744-2523

生産局生産流通振興課
担当者:土佐、秋葉、松本(野菜、果樹、花き、施設園芸)
代表:03-3502-8111(内線4825)
ダイヤルイン:03-3501-6081
FAX:03-3502-0889

生産局生産流通振興課
担当者:足立(茶)
代表:03-3502-8111(内線4845)
ダイヤルイン:03-6744-2117
FAX:03-3502-4133

生産局畜産部畜産振興課草地整備推進室
担当者:相田、早坂(飼料作物)
代表:03-3502-8111(内線4925)
ダイヤルイン:03-6744-2399
FAX:03-3580-0078

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