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農林水産省

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プレスリリース

平成29年度福島県産農産物等流通実態調査結果について

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平成30年3月28日
農林水産省
農林水産省は、福島県産農産物等の販売不振の実態と要因を明らかにするため、平成29年度に初めて福島県産農産物等の生産・流通・販売段階の実態を調査しました。

1.調査概要

(1)対象品目(福島県産農産物等のうち、主要な5分類・20品目)
・米
・青果物(桃、きゅうり、トマト、アスパラガス、ピーマン、さやいんげん、梨、りんご、あんぽ柿)
・畜産物(牛肉、豚肉、鶏肉、牛乳)
・きのこ(しいたけ、なめこ)
・水産物(かつお、コウナゴ、ひらめ、カレイ類)
 
(2)調査内容
(ア) 事業者調査(ヒアリング312件・アンケート730件)
   福島県産農産物等の取扱状況、震災前後での変化やその要因等について、福島県内・首都圏・関西圏の流通事業者等に
   対してヒアリングを、全国圏の流通事業者等に対してアンケートを、それぞれ実施。
(イ) 消費者調査(ウェブアンケート3,000件、店頭アンケート321件)
   福島県産・他県産農産物等の購入意向等について、全国の消費者に対してウェブアンケートを、福島県・首都圏・関西圏の
   小売店頭で消費者に対してアンケートを、それぞれ実施。
(ウ) その他
   国・地方自治体等の統計データ等を基に、福島県産農産物等の販売量・価格の変化等を分析。

2.調査結果

今回の調査結果をまとめると以下のとおりです。

(1) 福島県産農産物等は、全体として震災前の価格水準まで回復していない。
     水産物については、試験操業段階のため小売業者の取扱いは限定的である。

(2) 消費者からの福島県産農産物等に対する産地照会は減少し、現在ではクレームはほとんどない、
      福島を応援するためむしろ福島県産を積極的に購入するという声がある一方、消費者の一部には、
      依然福島県産のイメージとして「安全性に不安がある」との意見が存在している。
      また、小売業者によれば、海外顧客は産地を非常に気にしており、よく質問を受けるとのことである。

(3) 小売業者における福島県産農産物等の取扱いについては、
    ・他県産農産物等で需要が賄えており、福島県産農産物等に積極的に切り替える理由・きっかけが見い出せていない
    ・産地照会を受けた際の説明に苦慮する
    ・売残りリスクを極力回避するため、福島県産品の取扱いをちゅうちょすることがある
    ・特に米・牛肉や高価格帯贈答用の桃では、福島県産の取扱いが十分に回復していない
     といったことが示されている。

(4) 卸売業者、仲卸業者においては、
    ・福島県産農産物等の取扱いを減少させた理由として、「販売先による別産地の指定がある」、
     「販売先が福島県産以外を希望していると想定される」が挙げられ、
    ・他方で、米や牛肉において品質面で値頃感が強い外食・中食等の業務用の需要が強まっており、
       安定的な価格・量での取引が見込める半面、仕入価格が固定化して取引価格の上昇が見込みにくい
     といった課題も挙げられている。

(5) 生産者においては、
    ・米の生産者が、冷めても粒がしっかりしている特長を活かして、寿司米として中東への輸出を実施している例や
    ・桃の生産者が、インターネットを活用した通信販売により、新規顧客を開拓している例
     等、品質の訴求や販売方法の工夫等によって販路の開拓・拡大を実現している取組もみられる。

(6) 福島県産農産物等の仕入・販売について、震災直後は安価での仕入・販売を求める事例が一部存在したとのことで
     あるが、今回の調査の範囲では、現時点においては不当な安価での仕入・販売を行う事例は確認できなかった。

3.関連URL

調査結果の詳細については、以下リンク先に掲載しています。
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/ryutu/180328.html

4.その他

本日、福島県が開催する「平成29年度第3回福島県農林水産物販路拡大に向けた検討会議」において、
本調査結果を報告します。


<添付資料>
平成29年度福島県産農産物等流通実態調査(報告書概要)(PDF : 1,913KB)

お問合せ先

食料産業局食品流通課

担当者:流通構造改善班 桃野、渡邉
代表:03-3502-8111(内線4323)
ダイヤルイン:03-3502-7659
FAX番号:03-3502-0614

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