ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 有機農産物加工食品(ノニ飲料)における不適正表示に対する措置について


ここから本文です。

プレスリリース

平成24年3月14日

農林水産省

有機農産物加工食品(ノニ飲料)における不適正表示に対する措置について

農林水産省は、

  1. 株式会社タヒチアンビジョン(東京都世田谷区奥沢1-9-1。以下「タヒチアンビジョン」という。)が、有機JASの格付が適正でないノニ飲料に不適正に「有機ノニ果実発酵飲料」と表示していたこと
    また、「クック諸島産」又は「トンガ産」の原料を混入したにもかかわらず、「タヒチ産」と表示していたこと
  2. 新食工業株式会社(京都府京都市南区唐橋赤金町25。以下「新食工業」という。)が、原料が有機であることを確認せず、ノニ飲料に不適正に有機JASマークを貼付していたこと

を確認しました。
このため、上記事業者に対し、JAS法に基づき、行政処分等を行いました。

1経緯

  1. 関東農政局及び独立行政法人農林水産消費安全技術センター(以下「FAMIC」という。)が、タヒチアンビジョンに対し、平成23年6月10日から7月14日までの間に立入検査を行いました。併せて、近畿農政局及びFAMICが、タヒチアンビジョンから製造受託した新食工業に対し、平成23年6月10日から7月20日までの間に立入検査を行いました。
  2. この結果、農林水産省は、タヒチアンビジョン及び新食工業が、以下の行為を行っていたことを確認しました。

(1)タヒチアンビジョン(輸入・販売業者)

(ア)農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律(平成17年法律第67号)による改正前の法(以下「旧法」という。)に基づき外国生産行程管理者の認定を受けたA社が有機加工食品の外国生産行程管理者としての認定が失効しているにもかかわらず、平成21年6月から平成23年6月までの間、A社が有機加工食品の日本農林規格(平成17年10月27日農林水産省告示第1606号)による格付の表示(以下「有機JASマーク」という。)を付したノニ果汁(以下「当該ノニ果汁」という。)を輸入し、有機JASマーク及び有機ノニ果実発酵飲料と有機の名称を表示した自らを表示責任者とする商品ラベルを作成し、製造委託先である新食工業が製造し、表示を付したものを平成21年8月から平成23年6月までの間に、26,604本を一般消費者向けに販売していたこと。(別紙1の1~3のとおり)

(イ)6月10日に、立入検査官からA社の認定が失効しているとの指摘を受け、不適正表示を認識した後も、表示の修正をしないまま、新食工業に対し、6月13日から6月16日までの間に、396本の出荷を指示したこと。

(ウ)自らを表示責任者とするノニ飲料の原料ノニ果汁について、新食工業に対し、タヒチ産の原料が不足する場合は、タヒチ産にクック諸島産又はトンガ産のノニ果汁を混合させて製造するよう指示し、また実際に混合されていたにもかかわらず、容器包装に、有機ノニエキス(タヒチ産)、又はタヒチ産100%である旨を表示し、平成21年10月から平成23年4月までの間に、8,436本を一般消費者向けに販売していたこと。(別紙1の4~6のとおり) 

(2)新食工業(有機認定業者)

(ア) 旧法に基づき外国生産行程管理者の認定を受けたA社が、有機加工食品の外国生産行程管理者としての認定が失効しているにもかかわらず、平成21年6月から平成23年6月までの間、当該ノニ果汁をタヒチアンビジョンから受け入れ、加熱殺菌後ボトリングし、有機JASマークを貼付して出荷したこと。

 (イ) 当該ノニ果汁の受け入れに際し、原料コンテナ又は送り状に有機JASマークが付されていないため、有機JAS原料である事実関係をタヒチアンビジョンに確認したところ、有機JAS原料である旨の回答があったが、自らA社が認定外国生産行程管理者であることを確認しなかったこと。

 

2措置

  1. タヒチアンビジョンが行った上記(1)の(ア)及び(イ)の行為は、「JAS法第19条の15第2項」の規定に、上記(1)の(ウ)の行為は、「JAS法第19条の13第1項」の規定に基づき定められた「加工食品品質表示基準(平成12年3月31日農林水産省告示第513号)第5条第1項及び第6条第3号」の規定に違反するものです。
  2. 新食工業が行った上記(2)の行為は、「JAS法第14条第2項」の規定による格付及び格付の表示が適正に行われていなかったと認められるものです。
  3. このため、農林水産省は、タヒチアンビジョンに対して、下記の(1)のとおり「JAS法第19条の16」の規定に基づき、有機の名称の表示の除去又は抹消を命じ、「JAS法第19条の14第1項」の規定に基づき、表示の是正等を指示するとともに、新食工業に対して、下記の(2)のとおり「JAS法第19条の2」の規定に基づき、格付の表示の改善及び格付の表示の除去抹消を命じました。

(1)タヒチアンビジョンに対する命令及び指示の内容

 (ア)タヒチアンビジョンが販売するすべての食品について、直ちに表示の点検を行い、不適正な有機の表示又は有機と紛らわしい表示を確認した場合は、当該表示を除去又は抹消した上で販売すること。

 (イ)タヒチアンビジョンが販売するすべての食品について、直ちに表示の点検を行い、不適正な表示の食品を発見した場合には、速やかにJAS法第19条の13第1項及び第2項の規定に基づき定められた品質表示基準に従って適正な表示に是正した上で販売すること。

 (ウ)タヒチアンビジョンが販売した食品に、不適正な表示が行われていた主たる原因として、タヒチアンビジョンにおける消費者に対して正しい表示を行うという意識及び食品表示に関する認識が欠如していたこと並びに食品表示内容の確認とその管理体制に不備があったと考えざるを得ないことから、これを含めた原因の究明・分析を徹底すること。

 (エ)(ウ)の結果を踏まえ、タヒチアンビジョンにおける食品表示に関する責任の所在を明確にするとともに、社内における食品表示のチェック体制の強化、拡充等の再発防止対策を実施すること。

 (オ)タヒチアンビジョンの全役員及び従業員に対して、食品表示制度についての啓発を行い、その遵守を徹底すること。

 (カ)(ア)から(オ)までに基づき講じた措置について、平成24年4月16日までに農林水産大臣宛て提出すること。

(2)新食工業に対する命令の内容

 (ア)新食工業が出荷するすべての食品について、直ちに表示の点検を行い、不適正な有機JASマークを付した商品を確認した場合は、当該表示を除去又は抹消すること。

 (イ)新食工業が行う格付及び格付の表示に関する業務について、直ちに点検を行い、不適正な格付等が確認された場合は、是正すること。

(ウ)新食工業が出荷した食品に、不適正な有機JASマークが付されていた主たる原因として、新食工業における有機JAS制度に関する認識が欠如していたこと及び社内におけるチェック体制に不備があったと考えざるを得ないことから、これを含めた原因の究明・分析を徹底すること。

(エ)(ウ)の結果を踏まえ、有機JAS制度について、全役員及び従業員に対して啓発を行い、その遵守を徹底するとともに、社内における食品表示のチェック体制の強化、拡充等の再発防止対策を実施すること。

(オ)(ア)から(エ)までに基づき講じた措置について、平成24年4月16日までに農林水産大臣宛て提出すること。

(参考)

本件については、関東農政局及び近畿農政局でも同様のプレスリリースを行っています。

 

JAS法違反の事実については、食品表示連絡会議を構成する各行政機関(消費者庁、警察庁、農林水産省)と連携しつつ、厳正な対応に努めています。

お問い合わせ先

消費・安全局表示・規格課食品表示・規格監視室
担当者:江渡、古本
代表:03-3502-8111(内線4622)
ダイヤルイン:03-6738-6555
FAX:03-3502-0594

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

ページトップへ

農林水産省案内

リンク集


アクセス・地図