遺伝子組換え植物実態調査結果(平成18年~平成20年分)について
- 農林水産省は、平成18年からセイヨウナタネの輸入港周辺において、遺伝子組換えセイヨウナタネの生育状況や、遺伝子組換えセイヨウナタネとカラシナ又は在来ナタネとの交雑状況を調査しています。今般、平成18年から平成20年までの調査結果を取りまとめましたのでお知らせします。
- 今回の調査結果は、遺伝子組換えセイヨウナタネが繁殖して非組換えのナタネ類を駆逐したり、組み換えられた遺伝子が非組換えナタネ類との交雑によって拡がったりする可能性が極めて低いことを示しています。
- さらに信頼性の高い調査結果を得るために、ナタネ類については調査対象となる輸入港周辺地域数を増やすとともに、調査対象となる植物を追加して、今後も継続して調査を行います。
|
調査の趣旨及び背景
- 我が国では、遺伝子組換え農作物の輸入や流通に先立ち、遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)等に基づいて、生物多様性への影響や、食品・飼料としての安全性を、科学的に評価しています。遺伝子組換えセイヨウナタネについては、運搬時にこぼれ落ちて生育しても、生物多様性への影響はないと評価し、輸入や流通を認めています。
- 一方、輸入港の周辺では、遺伝子組換えセイヨウナタネの生育範囲が拡大しているのではないかなど懸念の声もあります。そこで、農林水産省は、カルタヘナ法に則り、科学的知見の充実を図るとともに、承認の際に予想されなかった生物多様性への影響が生じていないかを調べるため、平成18年からセイヨウナタネの輸入港周辺において、遺伝子組換えセイヨウナタネの生育状況や、遺伝子組換えセイヨウナタネとカラシナ又は在来ナタネとの交雑を調査しています。
- 今般、平成18年から平成20年までの3カ年分について、調査結果を取りまとめました。
調査結果
- 3カ年間で1回以上遺伝子組換えセイヨウナタネが発見された地域は、調査対象とした12地域のうち8地域でした。
- 調査地域における各年ごとの遺伝子組換えセイヨウナタネの生育は、ほぼ同じ場所に限られていました。
- 遺伝子組換えセイヨウナタネと交雑可能な近縁種であるカラシナ又は在来ナタネと交雑した個体は、発見されませんでした。
- これらの調査結果は、遺伝子組換えセイヨウナタネが繁殖して非組換えのナタネ類(セイヨウナタネ、カラシナ及び在来ナタネ)を駆逐したり、組み換えられた遺伝子が交雑可能な近縁種に拡がったりする可能性が極めて低いことを示しています。
今後の対応
さらに信頼性の高い調査結果を得るために、環境省が輸入港周辺から内陸にかけての地域を中心に実施した調査(※)の結果も参考にしながら、カルタヘナ法に則り、ナタネ類については調査対象となる輸入港を18地域に増やすとともに、調査対象となる植物(ダイズ・ツルマメ)を追加して、今後も調査を行います。
(※)平成15年度及び平成16年度環境省請負業務「遺伝子組換え生物(ナタネ)による影響監視調査」報告書並びに平成17年度~平成20年度環境省請負業務「遺伝子組換え生物による影響監視調査」報告書
<参考資料>遺伝子組換え植物実態調査結果・附属資料(データ集)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/c_data/index.html
<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。
ページトップへ