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プレスリリース

平成26年3月26日

農林水産省

「飼料用トウモロコシの流通・加工実態調査」の結果について

農林水産省は、遺伝子組換えトウモロコシの生物多様性への影響の評価に活用する情報を得るため、平成25年5月から9月までの間、港湾・荷揚げサイロ及び飼料工場における、輸入された飼料用トウモロコシの管理実態や搬送等に伴うこぼれ落ちの状況等を調査し、その結果を取りまとめました。

今回行った調査のうち、搬送経路におけるこぼれ落ち等の状況については、経年的な変化を見るため、今後も継続して調査を行います。

1.調査の趣旨

我が国では、遺伝子組換え農作物の輸入や流通に先立ち、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(平成15年法律第97号。以下「カルタヘナ法」という。)に基づいて、生物多様性への影響を科学的に評価し、影響を生ずるおそれがないと認める場合に、その輸入等を認めています。

また、農林水産省は、我が国に輸入されている遺伝子組換え農作物のうちセイヨウナタネやダイズについては、カルタヘナ法に基づく承認の際に予想されなかった生物多様性への影響が生じていないかどうか等を調べるため、その生育状況及びその近縁種との交雑状況を調査しています。

今般、トウモロコシについても、我が国は世界有数の飼料用トウモロコシの輸入国であり、その多くを遺伝子組換えトウモロコシ栽培国からの輸入に依存していることから、輸入された飼料用トウモロコシの管理実態やこぼれ落ちの状況等の情報を収集すべく、全国の港湾等において調査を行いました。

2.調査の内容

海外から輸入される飼料用トウモロコシが荷揚げされる港湾・荷揚げサイロ6施設及びそこから飼料用トウモロコシが搬送される飼料工場10施設において、以下の調査を実施しました。

3.調査の結果

(1)港湾・荷揚げサイロ及び飼料工場における管理状況等

港湾で荷揚げされてから飼料工場で不活化(加熱・圧ぺん、粉砕により発芽能力を失うこと。)されるまでの工程では、飼料用トウモロコシは概ね密閉状態の工程で管理されているものの、船舶から荷揚げする工程やトラックから飼料工場に搬入する工程等、一部の工程は開放状態で行われていました。港湾・荷揚げサイロ6施設のうち3施設、飼料工場10施設のうち3施設では、トウモロコシの粒のこぼれ落ちが確認されました。

しかし、こぼれ落ちが確認された箇所は、舗装され、また、定期的な清掃や草刈りが行われており、いずれの施設においても発芽・生育は確認されませんでした。

(2)搬送経路におけるこぼれ落ちの状況等

港湾部では、7港のうち4港でこぼれ落ちが確認されました。この場所は、荷揚げサイロから飼料工場までトラックで搬送する経路上の1~数ヶ所(4港)、また、近隣サイロの周辺数ヶ所(1港)でした。また、1港では1個体の生育が確認され、当該個体は出穂を終えていたものの、結実が確認されたのは1粒のみで、ほとんど結実していませんでした。この場所は道路脇の側溝内でしたが、水分状況、土壌条件等のトウモロコシの生育に適した条件がこの中で作り出されていたことから生育していたものであり、世代交代を繰り返しているものではないと考えられました。

港湾部から内陸部の飼料工場までトラックで搬送する経路では、飼料工場周辺(1ヶ所)や、交差点の周辺(4ヶ所)でこぼれ落ちが確認されましたが、生育は確認されませんでした。なお、トウモロコシと外見が似ており、トウモロコシと同様に飼料用として利用されているソルガムの生育が確認されました。(遺伝子組換えソルガムの商業栽培は報告されていません。)

4.今後の対応

 今回行った調査のうち、飼料用トウモロコシの搬送経路におけるこぼれ落ち等の状況については、経年的な変化を見るため、今後も継続して調査を行います。

お問い合わせ先

消費・安全局農産安全管理課
担当者:組換え体企画班 二階堂、太田
代表:03-3502-8111(内線4510)
ダイヤルイン:03-6744-2102
FAX:03-3580-8592

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