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プレスリリース

平成27年6月18日

農林水産省

「平成26年度トウモロコシ生育等実態調査」の結果について

農林水産省は、遺伝子組換えトウモロコシの生物多様性への影響評価に活用する情報の充実を図るため、平成25年度から、輸入された飼料用トウモロコシの管理実態や、搬送経路におけるこぼれ落ちの状況等を調査しています。

平成26年度は、港湾部7港及び搬送経路3経路において、トウモロコシ子実のこぼれ落ち及び個体の生育の状況を調査しました。その結果、子実のこぼれ落ちは全ての地域において確認されましたが、生育した個体はいずれの地域においても確認されませんでした。

これらの調査結果は、トウモロコシは人の手が入らない自然条件下において繁殖することは難しいという、これまでに得られている知見に沿うものと考えられます。

本調査は、平成27年度も継続して実施します。

1.調査の趣旨及び経緯

我が国では、遺伝子組換え農作物の輸入や流通に先立ち、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(平成15年法律第97号。以下「カルタヘナ法」という。)等に基づき、食品・飼料としての安全性や生物多様性への影響を科学的に評価し、問題がない場合にのみ、食品や飼料としての利用、輸入、運搬、栽培等の使用を認めています。遺伝子組換えトウモロコシの生物多様性への影響評価に当たっては、導入された遺伝子により新たに付与された特性等のほか、人の手が入らない自然条件下において繁殖することは難しいこと等、トウモロコシがもともと有する特性も踏まえて評価しています。

我が国は、飼料やコーンスターチ(でんぷん)等の原料として使用するトウモロコシの多くを、遺伝子組換えトウモロコシを栽培している国からの輸入に依存しています。また、輸入されているトウモロコシのうち、飼料用が最も多くの割合(約3分の2)を占めています。

農林水産省は、遺伝子組換えトウモロコシの生物多様性への影響評価に活用する情報の充実を図るため、平成25年度から、輸入された飼料用トウモロコシの管理実態や、搬送経路等におけるこぼれ落ちや生育の状況等を調査しています。平成25年度は、港湾・荷揚げサイロ及び飼料工場において、輸入された飼料用トウモロコシの管理実態を調査するとともに、調査施設の周辺及び港湾から調査施設までの搬送経路におけるトウモロコシ子実のこぼれ落ち及び個体の生育の状況等を調査しました(「飼料用トウモロコシの流通・加工実態調査」(注1))。

平成26年度は、トウモロコシ子実のこぼれ落ち及び個体の生育の状況を重点的に調査することとし、平成25年度より調査対象地域を広げて実施することとしました。

2.調査の内容

平成26年8月中旬から10月上旬までの間、前回の調査にてトウモロコシの生育個体を確認した1港を含む飼料用トウモロコシの荷揚げ港7港の港湾部及び荷揚げ港から内陸部に立地する飼料工場までの搬送経路3経路において、トウモロコシ子実のこぼれ落ち及び個体の生育の状況を調査しました。

 3.調査の結果

港湾部においては、調査した7港全てにおいてトウモロコシ子実のこぼれ落ち(計98地点)が確認されました。こぼれ落ちは、荷揚げ地点から2km以内の範囲に多く見られました。一方、生育した個体は7港のいずれにおいても確認されませんでした。

飼料用トウモロコシが荷揚げされる港湾から内陸部の飼料工場までの搬送経路においては、調査した3経路全てにおいてトウモロコシ子実のこぼれ落ち(計74地点)が確認されました。一方、生育した個体は3経路のいずれにおいても確認されませんでした。

これらの調査結果は、トウモロコシは人の手が入らない自然条件下において繁殖することは難しいという、トウモロコシについてこれまでに得られている知見に沿うものと考えられます。(「トウモロコシの宿主情報」(注2))。

4.今後の対応

トウモロコシ子実のこぼれ落ちや個体の生育状況の程度は、調査対象地域における清掃活動の実施状況や気象条件等により変動する可能性が考えられることから、本調査は平成27年度も継続して調査を実施します。

参考

(注1)平成26年3月26日付けプレスリリース 「飼料用トウモロコシの流通・加工実態調査」の結果について

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/140326.html

(注2)トウモロコシの宿主情報

http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/tetuduki/pdf/syukusyu_maize_150424.pdf(PDF:209KB)

 

お問い合わせ先

消費・安全局農産安全管理課
担当者:組換え体企画班 吉尾、太田
代表:03-3502-8111(内線4510)
ダイヤルイン:03-6744-2102
FAX:03-3580-8592

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