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プレスリリース

平成27年10月29日

農林水産省

「平成26年度遺伝子組換え植物実態調査」の結果について

農林水産省は、平成18年度以降、セイヨウナタネやダイズの輸入港の周辺地域において、遺伝子組換えセイヨウナタネや遺伝子組換えダイズの生育状況、その近縁種との交雑状況を調査しています。

平成26年度の調査では、これまでの調査結果と同様、主に輸送時にこぼれ落ちた種子に由来すると考えられる遺伝子組換えセイヨウナタネ及び遺伝子組換えダイズの生育が確認されましたが、その生育範囲の拡大及び近縁種との交雑は確認されませんでした。

本調査は、経年的な変化を見るため、今後も継続します。

1.調査の目的及び背景

1. 我が国では、遺伝子組換え農作物等について、その系統ごとにカルタヘナ法(注1)等に基づき、食品・飼料としての安全性や生物多様性への影響(運搬時にこぼれ落ちた種子が生物多様性に及ぼす影響を含みます。)について科学的な評価を行い、問題がない場合に初めて、食品や飼料としての使用、栽培、加工、保管、運搬及び廃棄等を承認しています。

2. 農林水産省は、承認した遺伝子組換えセイヨウナタネや遺伝子組換えダイズが、承認の際には予想されなかった生物多様性への影響を生じていないかどうか調べるため、また、遺伝子組換え農作物の生物多様性への影響を懸念する声に応えるため、

(1) 平成18年度から、セイヨウナタネ等の輸入港の周辺地域で、遺伝子組換えセイヨウナタネの生育状況や、その近縁種(カラシナ、在来ナタネ。以下、セイヨウナタネを含めて「ナタネ類」といいます。)との交雑状況を調査しています。

(2) また、平成21年度から、ダイズの輸入港の周辺地域で、遺伝子組換えダイズの生育状況や、その近縁種であるツルマメとの交雑状況を調査しています。

3. 平成25年度までの調査では、調査対象地域の幹線道路沿いの植栽帯等において、主に運搬時にこぼれ落ちた種子に由来すると考えられる遺伝子組換えセイヨウナタネや遺伝子組換えダイズの生育が確認されていますが、それらの生育範囲の拡大や近縁種との交雑は確認されていません。

(注1)遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(平成15年法律第97号)

2.調査方法及び調査結果(概要)

1. 調査方法

ナタネ類については15港、ダイズ・ツルマメについては10港の周辺地域(陸揚げ地点から5 km以内)で生育状況を調査し、遺伝子組換え植物かどうかをタンパク質レベル及び遺伝子レベルの検査で確認しました。

2. 調査結果

ナタネ類は、15港で計1,580個体採取され、そのうち遺伝子組換えセイヨウナタネは、8港で計70個体確認されました。ダイズ及びツルマメは2港で計25個体採取され、そのうち、遺伝子組換えダイズは、2港で計8個体確認されました。なお、2種類以上の除草剤耐性遺伝子を持った個体は確認されませんでした。また、遺伝子組換えセイヨウナタネや遺伝子組換えダイズの生育地点は、主に陸揚げ地点近くの幹線道路沿いの植栽帯等であり、生育範囲の拡大や近縁種との交雑は確認されませんでした。

この結果は、遺伝子組換えセイヨウナタネ及び遺伝子組換えダイズの輸入に当たって当省及び環境省により実施された「これらが我が国の生物多様性に悪影響を及ぼすおそれはない」という旨の生物多様性影響評価結果に沿うものでした。

○ナタネ類の調査対象港(下線の港で遺伝子組換えセイヨウナタネの生育を確認)

苫小牧港、八戸港、鹿島港千葉港、横浜港、清水港、名古屋港四日市港、大阪港、神戸港、水島港、宇野港、博多港戸畑港及び志布志港

平成26年度は、苫小牧港、八戸港、戸畑港及び志布志港を除く11港でセイヨウナタネを約254万トン陸揚げ(全輸入量の約99%)。

○ダイズ及びツルマメの調査対象港(下線の港で遺伝子組換えダイズの生育を確認)

苫小牧港、鹿島港、千葉港、東京港、横浜港、清水港、名古屋港、神戸港、水島港及び博多港

平成26年度は、10港でダイズを約296万トン陸揚げ(全輸入量の約97%)。

3.今後の対応

農林水産省は、遺伝子組換え農作物が我が国の生物多様性に及ぼす影響に係る科学的知見を一層充実させるため、遺伝子組換えセイヨウナタネ等の生育状況等の経年変化について、過去の調査結果を基に分析し取りまとめるとともに、今後も継続して調査を実施する予定です。

参考

平成26年度及び平成18年度から平成25年度までの遺伝子組換え植物実態調査の結果の詳細については、以下に掲載しています。

http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/torikumi/index.html#2

 

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

お問い合わせ先

消費・安全局農産安全管理課
担当者:組換え体管理指導班 吉田、山川
代表:03-3502-8111(内線4510)
ダイヤルイン:03-6744-2102
FAX:03-3580-8592

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