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農林水産省

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プレスリリース

平成27年度 農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況について

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平成28年12月16日
農林水産省
平成27年度に発生した農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況について、農林水産省が調査を実施した結果、農薬の使用に伴う人に対する事故や被害が28件発生していたことがわかりました。このうち、多く見られた事故や被害としては、飲料の空容器に移し替えた農薬を誤って飲んでしまった事故やクロルピクリン剤を土壌くん蒸に使用する際に土壌の被覆等の作業管理が不適切だったために生じた被害があげられます。
  これらの事故等を防止するためには
 ・農薬やその希釈液、残渣等をペットボトル、ガラス瓶等の飲料品の空容器等に移し替えない
 ・農薬は、飲食物と分けて保管する
 ・土壌くん蒸剤を使用した時は、適正な厚さの資材を用いて被覆を完全に行う
等の取組を行うことが重要です。
  なお、この調査結果を受け、農林水産省は、農薬の安全使用を一層推進するため、今回の調査結果を全都道府県に送付するとともに、農薬の安全使用の指導を徹底するよう依頼しました。また、今回の調査結果を平成29年度の「農薬危害防止運動」の重点項目の検討の際に活用するなど、今後とも、農薬事故の防止に取り組んでまいります。

調査目的・調査対象

  農林水産省は、農薬の使用に伴う事故及び被害のより効果的な再発防止対策の策定を目的として、毎年度、厚生労働省と連携して、農薬の使用に伴う事故及び被害の実態を把握するための調査を実施しています。
  今回の調査では、平成27年4月から平成28年3月までに発生した農薬による人の中毒事故、農作物・家畜等の被害を調査の対象とし、全都道府県に情報提供を依頼しました。
  なお、農薬による蜜蜂の被害については、平成25年度から平成27年度にかけて本調査とは別に調査を実施したため、本調査の調査対象から除外しています。

調査結果

事故等の対象 件数 主な原因等
28件   農薬をペットボトルやガラス瓶等の飲料品の空容器等に移し替えたり、食品と同じ場所で保管したりする等、不適切な保管管理であったため、認知症の方等が誤飲した(11件)
  農薬の散布時にマスクなどの防護装備が不十分だった(4件)
  土壌くん蒸剤(クロルピクリン剤)を使用した時に、被覆をしなかった又は被覆が不完全だった(3件)
農作物 9件   農薬の使用方法を誤ったり、隣接するほ場や畦畔で使用した農薬が作物に飛散した
魚類 3件   因果関係は明確ではないが、農薬の成分が河川水及び斃死魚から検出されたとの報告があった

今後の対応

  事故を防止するためには、以下の取組を行うことが重要です。

 ・農薬やその希釈液、残渣等をペットボトルやガラス瓶等の飲料品の空容器等に移し替えない
 ・農薬を、飲食物と間違えて誤飲誤食することがないよう、農薬保管庫に施錠して保管する等、保管管理を徹底する
 ・土壌くん蒸剤を使用した時は、適正な厚さの資材を用いて被覆を完全に行う
 ・農薬を扱う際は、ラベルを確認して混用時の注意事項を厳守するとともに、ラベルの記載に応じた防護メガネやマスク等の防護装備を着用する
 ・不要になった農薬は、廃棄物処理業者に処理を依頼する等適正に処理する

  この調査結果を受け、農林水産省は、農薬の安全使用を一層推進するため、今回の調査結果を全都道府県に送付するとともに、農薬の安全使用の指導を徹底するよう依頼しました。特に、誤飲誤食による事故は、農薬管理者と同居する認知症の方等によるものが約半数を占めることから、指導に当たっては、保管管理の徹底に留意するよう伝えています。
  今回の調査結果を平成29年度の「農薬危害防止運動」の重点項目の検討の際に活用する等、今後とも、農薬事故の防止に取り組んでまいります。

  本調査は次年度以降も引き続き実施してまいります。

公表資料

「平成27年度 農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況」及び過去5年の調査結果については、当省ホームページから御覧になれます。

URL:http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_topics/h20higai_zyokyo.html


〈添付資料〉
  ・(別紙)農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況(平成23~27年度)(PDF : 92KB)
  ・中毒発生時の状況や防止策などの詳細情報(PDF : 342KB)

お問合せ先

消費・安全局農産安全管理課農薬対策室

担当者:農薬指導班 永川、平林
代表:03-3502-8111(内線4500)
ダイヤルイン:03-3501-3965
FAX番号:03-3501-3774