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農林水産省

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プレスリリース

平成28年度 農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況について

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平成29年12月26日
農林水産省
平成28年度に発生した農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況について、農林水産省が調査を実施した結果、農薬の使用に伴う人に対する事故や被害は、前年度の28件に対し、19件(うち死亡事故は0件)でした。原因別では、飲料の空容器に移し替えた農薬を誤って飲んでしまった事故や、クロルピクリン剤を土壌くん蒸に使用する際に土壌の被覆等の作業管理が不適切だったために生じた被害が多く発生しています。
これらの事故等を防止する為に
 ・農薬やその希釈液、残渣等をペットボトル、ガラス瓶等の飲料品の空容器等に移し替えない
 ・農薬は、飲食物と分けて保管管理する
 ・土壌くん蒸剤を使用した時は、適正な厚さの資材を用いて被覆を完全に行う
等が重要です。
農林水産省は、農薬の安全使用を一層推進するため、全都道府県に今回の調査結果を送付するとともに、農薬の安全使用の指導を徹底するよう依頼しました。また、今回の調査結果を平成30年度の「農薬危害防止運動」の重点項目に反映させ、農薬事故の防止に引き続き取り組んでまいります。

1.概要

農林水産省は、農薬の使用に伴う事故及び被害のより効果的な再発防止策の策定を目的として、厚生労働省と連携して、農薬の使用に伴う事故及び被害の実態を把握するための調査を毎年度実施しています。
今回の調査では、平成28年4月から平成29年3月までに発生した農薬による人の中毒事故、農作物・家畜等の被害を調査の対象とし、全都道府県に情報提供を依頼しました。
平成28年度の調査の結果、農薬の使用に伴う人に対する事故や被害は、前年度の28件に対し、19件(うち死亡事故は0件)でした。原因別では、飲料の空容器に移し替えた農薬を誤って飲んでしまった事故や、クロルピクリン剤を土壌くん蒸に使用する際に土壌の被覆等の作業管理が不適切だったために生じた被害が多く発生しています。

2.調査結果

事故等の対象 件数 主な原因等
19件  ・農薬をペットボトルやガラス瓶等の飲料品の空容器等に移し替えたり、   食品と同じ場所で保管したりする等、不適切な保管管理であったため、   誤飲した(8件)
 ・土壌くん蒸剤(クロルピクリン剤)を使用した時に、被覆をしなかった   又は被覆が不完全だった(3件)
 ・農薬の散布時にマスクなどの防護装備が不十分だった(3件)
農作物 4件  ・土壌くん蒸剤(クロルピクリン剤)を使用した時に、被覆をしなかった
 ・強風時に隣接するほ場で使用した農薬が作物に飛散した
魚類 7件  ・農薬を河川に廃棄した者がおり、河川水から農薬の成分が検出された 
 ・因果関係は明確ではないが、農薬の成分が河川及び斃死魚から検出され   たとの報告があった

平成28年7月7日から平成29年3月31日までの報告期間に発生した蜜蜂の被害
被害の対象
件数
主な原因等
蜜蜂
30件(※)
 ・周辺で散布された農薬に暴露した可能性
※ 報告期間中に発生した被害件数のうち、都道府県が「被害の原因が、農薬以外の可能性が高いと考えられる」と判断したものを除いた件数

3.今後の対応

本年を含め、近年の人への事故・被害の傾向としては、誤飲・誤食、土壌くん蒸剤使用時の不適切な作業管理、不十分な防護装備が主な原因となっています。こうした事故等を防止するためには、以下を行うことが重要です。

 ・農薬やその希釈液、残渣等はペットボトルやガラス瓶等の飲料品の空容器等に移し替えない
 ・農薬を、飲食物と間違えて誤飲誤食することがないよう、飲食物と分けて保管管理する
 ・農薬保管庫に施錠して保管管理する
 ・土壌くん蒸剤を使用した時は、適正な厚さの資材を用いて被覆を完全に行う
 ・農薬を扱う際は、ラベルを確認し、その記載を守って、防護メガネやマスク等の防護装備を着   用する
 ・不要になった農薬は、河川等に廃棄せず、廃棄物処理業者に処理を依頼する等適正に処理する

農林水産省は、農薬の安全使用を一層推進するため、全都道府県に今回の調査結果を送付するとともに、農薬の安全使用の指導を徹底するよう依頼しました。これまで、認知症を発症している方々や幼児による誤飲誤食が継続的に発生していることから、指導に当たっては、保管管理についても上記の対応を徹底するよう伝えています。
農林水産省は、今回の調査結果を平成30年度の「農薬危害防止運動」の重点項目に反映させ、農薬事故の防止に引き続き取り組んでまいります。

本調査は次年度以降も引き続き実施いたします。

4.公表資料

「平成28年度 農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況」及び過去5年の調査結果については、当省ホームページから御覧になれます。

  URL:http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_topics/h20higai_zyokyo.html


〈添付資料〉
 ・(別紙)農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況(平成24~28年度)(PDF : 189KB)
 ・中毒発生時の状況や防止策などの詳細情報(PDF : 267KB)

お問合せ先

消費・安全局農産安全管理課農薬対策室

担当者:農薬指導班 雨宮、平林
代表:03-3502-8111(内線4500)
ダイヤルイン:03-3501-3965
FAX番号:03-3501-3774