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プレスリリース

平成26年7月4日

農林水産省

食品中の有害化学物質の含有実態調査の結果をまとめたデータ集(平成23~24年度)について

農林水産省は、食品の安全性に関するリスク管理に不可欠なデータを得るため、農畜水産物・加工食品中の有害化学物質の含有実態を調べています。
本日、平成23~24年度に実施した含有実態調査のうち、結果の解析が終了したものをデータ集としてまとめてホームページに公表しました。

1.背景

1. 農林水産省は、国際的に広く認められたリスクアナリシス(*1)に基づいて食品安全行政を行うため、「農林水産省及び厚生労働省における食品の安全性に関するリスク管理の標準手順書(平成17年8月公表、平成24年10月改訂)」を作成し、リスク管理(*2)を行っています。

2. 本手順書に基づき、「農林水産省が優先的にリスク管理を行うべき有害化学物質のリスト」(平成22年公表)を作成し、さらに「食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニタリング中期計画」(平成23~27年度)及び「食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニタリング年次計画」を定め、実態調査を行っています。また、農薬の適正使用を確認するための残留農薬の調査も行っています。

(*1)リスクアナリシス:食品に含まれる危害要因を摂取することによって人の健康に影響を及ぼす可能性がある場合に、その発生を防止し、又はそのリスクを最小限にするための枠組みをいう。リスクアナリシスは、リスク管理、リスク評価及びリスクコミュニケーションの3つの要素からなる。

(*2)リスク管理:すべての関係者と協議しながら、リスク低減のための政策・措置(リスク管理措置)について技術的な実行可能性、費用対効果などを検討し、適切な政策・措置を決定、実施、検証、見直しを行うこと。

2.データ集の内容

平成23年度及び平成24年度に実施した食品中の有害化学物質の実態調査や、平成22年度以前に実施し今般解析が終了した実態調査の結果を、品目ごとにとりまとめました(分析点数約2万4千点)。

なお、データ集は以下のURLで御覧になれます。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/survei/result.html#chemical-databook

 

 1. 農畜水産物・加工食品

 調査対象は、消費量の多いもの、過去の調査で有害化学物質の濃度が高かったもの、濃度が高い可能性があるものを選びました。

(1)農産物 24種類

     穀類 3 (米、小麦、大麦)

     豆類 1 (大豆)

     野菜類 15 (にんじん、はくさい、ブロッコリー、しゅんぎく、レタス、ほうれんそう、にら、ねぎ、なす、トマト、ピーマン、さやいんげん、えだまめ、いちご、メロン)

     果実 5 (りんご、日本なし、西洋なし、もも、ぶどう)

(2)畜産物 5種類 (牛乳、牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵)

(3)水産物 8種類 (カタクチイワシ、コノシロ、スズキ、マサバ、ブリ、カンパチ、ウナギ、ベニズワイガニ)

(4)加工食品 25種類

   穀類加工品 3 (米飯、パン類、シリアル食品)

   豆類加工品 1 (納豆)

   野菜調理加工品 4 (野菜缶詰、農産物漬物、野菜冷凍食品、調理野菜)

   果実加工品 1 (ジャム類)

   魚介加工品 2 (塩干魚類、その他の魚類加工品)

   乳製品 1 (チーズ)

   菓子類 4 (ビスケット類、スナック菓子、米菓及び米加工品、乳幼児用菓子類)

   飲料 5 (麦茶、ほうじ茶、コーヒー、発酵乳等、乳幼児向け飲料)

   調味料 2 (しょうゆ・アミノ酸液 、みそ)

   その他 2 (レトルトパウチ食品(カレー) 、ベビーフード)   

 

 2. 有害化学物質

      調査対象は、一次産品に含まれる化学物質(重金属等、かび毒、その他)や流通、調理、加工などで意図せず生成する化学物質であり、優先的に実態調査を行う必要があると位置づけたもの(※)や残留農薬です。

      (※)同時に調査することが効率的である場合には、他の物質も調査対象としています。

2.1  一次産品に含まれる化学物質

(1)重金属等

(2)かび毒

(3)ダイオキシン類

(4)硝酸性窒素、亜硝酸性窒素

2.2  流通、調理、加工などで生成する化学物質

(1)アクリルアミド

(2)多環芳香族炭化水素類(PAHs)

(3)フラン

(4)ヒスタミン、チラミン

(5)クロロプロパノール類

2.3  残留農薬 141種類

 

3. 分析点数

(1)農畜水産物 約19,000点

(2)加工食品      約4,900点

 

4.調査結果

    (注)健康に悪影響が生じるかどうか(リスクの程度)は、有害化学物質の毒性の強さと、有害化学物質の摂取量で決まります。
    食品に含まれる有害化学物質の濃度が高くても、その食品を食べる量が少なければ、リスクは小さくなります。一方で、有害化学物質の濃度が低くても、その食品を食べる量が多ければ、リスクは大きくなります。
    毒性が強い物質の場合は、摂取量が少なくてもリスクは大きくなります。一方、毒性が低い物質であっても、ある一定以上の量を摂取すれば、リスクは大きくなります。
    このように健康へのリスクの程度は、食品中の有害化学物質の濃度だけではなく、食べる食品の量も考慮して摂取量を計算し、毒性の強さと比較して考えることが必要です。   

3.今後の対応

4.関連情報

     ・ 農林水産省及び厚生労働省における食品の安全性に関するリスク管理の標準手順書(平成17年8月25日公表、平成24年10月16日改訂)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/sop/index.html

     ・ 農林水産省が優先的にリスク管理を行うべき有害化学物質のリスト
:平成22年12月22日現在
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/chemical.html

     ・ 食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニタリング中期計画
:平成22年12月22日公表
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/survei/middle_chem.html

     ・ 平成23年度 食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス・モニタリング年次計画
:平成23年4月27日公表
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/survei/h23.html

     ・ 平成24年度 食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス・モニタリング年次計画
:平成24年3月23日公表
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/survei/h24.html

     ・ 食品の安全性に関するサーベイランス・モニタリングの結果【有害化学物質】
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/survei/result.html

 


 

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

お問い合わせ先

消費・安全局消費・安全政策課
担当者:浮穴、永川
代表:03-3502-8111(内線4459)
ダイヤルイン:03-3502-7674
FAX:03-3597-0329

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