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プレスリリース

平成27年4月21日

農林水産省

「平成27年度 病害虫発生予報第1号」の発表について

向こう1か月の病害虫発生予察情報については、次のとおりです。

  • 4月初旬から全国的に降雨が多く、日照不足が続き、今後も降雨が平年並みかやや多いため、農作物の病害の発生に注意してください。
  • ヒメトビウンカのイネ縞葉枯ウイルス保毒虫率が高まっている地域及び前年にイネ縞葉枯病が多発した地域では、ヒメトビウンカの防除を徹底してください。 
  • 水稲種子の塩水選や種子消毒を的確に実施してください。
  • 日照不足により軟弱徒長となった水稲苗は病害が発生しやすいので注意してください。 
  • 麦の赤かび病の発生を防止するため適期防除に努めてください。
  • キウイフルーツかいよう病の早期発見・早期防除に努めてください。  

気象・環境

〇4月初旬から全国的に降雨が多く、日照不足が続いていることから、農作物の病害の発生に注意が必要です。

 水稲

ヒメトビウンカイネ縞葉枯ウイルス保毒虫率が高まっているとして、3月中下旬から現在までに神奈川県、茨城県、埼玉県及び群馬県からイネ縞葉枯病の注意報が発表されました。近年、ヒメトビウンカとイネ縞葉枯病の発生量が西日本や中部及び関東の一部地域において高い傾向にあることから、今後の発生動向に注意してください。

〇育苗期の種子伝染性病害を防ぐため、水稲の塩水選や種子消毒を実施してください。特に、平成26年7月末以降の西日本を中心とした天候不順により、イネいもち病の発生多かった地域では特に注意してください。

〇籾がらや稲わら、補植用取置き苗はイネいもち病等の伝染源となるため、早期除去を徹底してください。日照不足により軟弱徒長気味となっている苗には病害が発生しやすいことから、薬剤防除を行うなど注意してください。

〇鹿児島県、熊本県において、例年より早い4月初旬にセジロウンカの初飛来が確認されました。今後の発生動向に注意してください。

赤かび病の発生は、近畿、中国及び北九州の一部地域で「やや多い」と予想されます。適期防除に努めてください。

 赤かび病の防除開始時期

 麦の種類  最初の防除を行う生育時期
小麦 開花を始めた時期から開花期まで
二条大麦 穂揃い期の10日後頃
六条大麦 開花を始めた時期から開花期まで

野菜・花き

<きゅうり>

キュウリ灰色かび病の発生は、関東で「多い」、東海で「やや多い」と予想されます。4月の初旬から雨天や曇天が続き、胞子が施設内で飛散しやすい状態であったことが考えられるため、今後の動向に注意が必要です。

<トマト>

トマト灰色かび病の発生は、関東と東海で「多い」、北陸と近畿で「やや多い」と予想されます。4月の初旬から雨天や曇天が続き、胞子が施設内で飛散しやすい状態であったことが考えられるため、今後の動向に注意が必要です。

<いちご>

イチゴ灰色かび病の発生は、東海で「多い」、南東北、関東、近畿、中国、北九州で「やや多い」と予想されます。4月の初旬から雨天や曇天が続き、胞子が施設内で飛散しやすい状態であったことが考えられるため、今後の動向に注意が必要です。

アブラムシ類の発生は関東以西で「多い」又は「やや多い」と予想され、ハダニ類の発生は全国で「多い」又は「やや多い」と予想されます。

野菜・花きで発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫及び地域

露地栽培

 作物名  病害虫  発生が「多い」地域  発生が「やや多い」地域
キャベツ

菌核病 

  南関東、近畿、沖縄
アブラムシ類   南関東
コナガ   北東北、南関東
レタス 灰色かび病   近畿
だいこん アブラムシ類   南関東
コナガ   南関東

注)表中の地域については、その地域全域で発生がみられるものではありません。

施設栽培

 作物名  病害虫  発生が「多い」地域  発生が「やや多い」地域
いちご 灰色かび病  東海 南東北、関東、近畿、中国、北九州 
アブラムシ類 東海 関東、中国、四国、南九州
ハダニ類 南東北、近畿、北九州 関東、東海、中国、九州
きゅうり べと病    関東、東海、沖縄 
うどんこ病 南関東   
灰色かび病  関東 東海
トマト 疫病    四国、南九州 
灰色かび病 関東 、東海 北陸、近畿
なす 灰色かび病    北関東、東海 
きく 白さび病    北関東、近畿 

注)表中の地域については、その地域全域で発生がみられるものではありません。

その他留意すべき事項について

露地栽培 

施設栽培

 

果樹・茶

<果樹全般>

カメムシ類の越冬量は、南九州の一部地域で「多い」、甲信及び近畿の一部地域で「やや多い」と予想されます。

<なし>

ナシ黒星病は東海の一部地域で「多い」、北東北及び南関東の一部地域で「やや多い」と予想されます。

<もも>

モモせん孔細菌病の発生は東海の一部地域で「多い」、甲信の一部地域で「やや多い」と予想されます。 

<かんきつ>

カンキツそうか病は南関東及び東海の一部地域で「やや多い」と予想され、カンキツかいよう病は東海の一部地域で「多い」、四国、南九州、沖縄の一部地域で「やや多い」と予想されます。

ミカンハダニの発生は、東海及び北九州の一部地域で「多い」、南関東及び四国の一部地域で「やや多い」と予想されます。 

<うめ>

ウメ輪紋病の発生地域では、アブラムシ類の防除は発生初期に徹底してください。

<キウイフルーツ> 

キウイフルーツかいよう病は、早期発見、早期防除に努め、感染樹を発見した際は適切に発症部位の除去等を行うことが必要です。特に、4月当初から全国的に降雨が多く低温な天候が続き、気象庁により向こう1か月も降水量が平年並みかやや多いと予想されていることから、雨間を逃さず登録農薬の施用による予防対策を徹底してください。

<茶>

カンザワハダニの発生は、九州の一部地域で「多い」、南関東及び東海の一部地域で「やや多い」と予想されます。

その他果樹・茶の防除について

 

都道府県が発表した警報、注意報及び特殊報

平成27年2月10日以降、都道府県が発表している警報、注意報及び特殊報は以下のとおりです。

警報

重要な病害虫が大発生することが予測され、かつ、早急に防除措置を講ずる必要がある場合に発表します。

注意報

警報を発表するほどではないが、重要な病害虫が多発することが予測され、かつ、早めに防除措置を講じる必要がある場合に発表します。

 発表月日  都道府県名  対象作物名  対象病害虫名
2月24日

香川県

にんにく

ニンニク春腐病

2月26日 佐賀県 たまねぎ タマネギべと病
2月26日 佐賀県 いちご イチゴうどんこ病 
3月9日  佐賀県 いちご ハダニ類
3月13日 神奈川県  水稲 イネ縞葉枯病(ヒメトビウンカ)  
3月19日 大分県 白ねぎ ネギべと病
3月23日 徳島県 冬春ほうれんそう ホウレンソウべと病
3月25日 香川県 レタス、非結球レタス レタスべと病 
3月25日 茨城県 水稲  イネ縞葉枯病(ヒメトビウンカ) 
3月30日  埼玉県 水稲  イネ縞葉枯病(ヒメトビウンカ)
3月30日 長崎県 たまねぎ  タマネギべと病
4月2日 島根県 たまねぎ  タマネギべと病
4月2日 佐賀県 たまねぎ(中生、晩生品種)  タマネギべと病
4月13日 群馬県 水稲  イネ縞葉枯病(ヒメトビウンカ)
4月13日 兵庫県 たまねぎ  タマネギ細菌性病害(腐敗病)
4月13日  愛媛県 麦類  麦類赤かび病
4月14日  山口県 たまねぎ  タマネギべと病
4月15日  兵庫県 キャベツ  キャベツ菌核病 
4月16日 岐阜県 冬春施設野菜(トマト、きゅうり、いちご等) 灰色かび病

特殊報

新たな病害虫を発見した場合及び重要な病害虫の発生消長に特異な現象が認められた場合に発表します。 

 発表月日  都道府県名  対象作物名  対象病害虫名
2月19日 神奈川県  キウイフルーツ  キウイフルーツかいよう病(Psa3系統) 
3月1日  大分県  トルコギキョウ  トルコギキョウ茎えそ病 
3月2日  愛知県  きゅうり  キュウリ退緑黄化病(CCYV) 
3月2日  愛知県  しそ  シソモザイク病(仮称)(PMoV)
3月13日  沖縄県  秋うこん、春うこん、紫うこん  秋ウコン青枯病、春ウコン青枯病、紫ウコン青枯病 
3月23日  熊本県 トマト トマト茎えそ病(仮称)(CSNV) 
3月26日  新潟県  かき  カキサビダニ 
3月26日  東京都  キウイフルーツ  キウイフルーツかいよう病(Psa3系統) 

病害虫防除に関する留意点

用語解説

地域

発生量(程度)

(平年値は過去10 年間の平均)

平成27年度発表予定日

 第 1号: 4月21日(火曜日)
 第 2号: 5月19日(火曜日)
 第 3号: 6月23日(火曜日)
 第 4号: 7月14日(火曜日)
 第 5号: 7月28日(火曜日)
 第 6号: 8月18日(火曜日)
 第 7号: 9月18(金曜日)
 第 8号:10月20日(火曜日)
 第 9号:11月24日(火曜日)
 第10号:平成28年2月23日(火曜日)

お問い合わせ先

消費・安全局植物防疫課
担当者:防除班 春日井、石部
代表:03-3502-8111(内線4562)
ダイヤルイン:03-3502-3382
FAX:03-3502-3386

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