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プレスリリース

平成22年10月5日

農林水産省

水稲の作柄に関する委員会(平成22年産 第2回)の意見について

農林水産省は10月4日、水稲の作柄に関する委員会(平成22年産 第2回)を開催しましたので、当該委員会の意見を公表いたします。

委員会開催の趣旨

水稲の作柄に関する委員会は、水稲の作柄等について広く一般に正確な情報を提供する観点から、温暖化などの気候変化や稲作栽培技術の動向が水稲生産に与える影響及び毎年の気象推移等が当該年の作柄に与える影響等について、専門的見地から意見を聴き、水稲収穫量調査等の的確な実施に資することを目的に設置しています。

委員会の意見

農林水産省は10月4日、平成22年産の水稲作柄概況調査(9月15日現在)以降の気象の推移・予報等からみた作柄への影響、次期調査に向けて留意すべき事項等について、識者による専門的見地からの提言を受け、以下のとおり当該委員会の意見を取りまとめました。 

 

水稲の作柄に関する委員会(平成22年産 第2回)の意見

1.9月15日現在調査以降の気象の推移・予報等からみた作柄への影響  

(1) 気温は梅雨明け後9月上旬までは記録的な高温で推移し、日照時間は8月下旬から9月中旬にかけて全国的におおむね平年を上回って推移した。
今後の天候の見通し(10月1日発表の気象庁1か月予報)では、気温は引き続き全国的に平年より高く、日照時間は日本海側が平年並みで、太平洋側はやや少ないと予想されている。

(2) このような気象の推移・予報からすると、登熟については、おおむね順調に推移するものと見込まれるが、登熟期の高温による粒の充実不足や白未熟粒、胴割米、カメムシ類による斑点米の発生に伴う品質低下が懸念される。

 

2. 次期の調査(10月15日現在)に当たって留意すべき事項 

(1) 登熟期の高温が登熟や品質に及ぼす影響に留意する必要がある。 

(2) 出穂前の肥培管理や降雨に伴う刈り遅れが登熟や品質に及ぼす影響に留意する必要がある。

(3) ウンカ類、カメムシ類などの虫害が登熟や品質に及ぼす影響に留意する必要がある。
特に、西日本ではトビイロウンカの発生が多いと予想されており、発生状況に留意する必要がある。 

(4) 徒長気味の生育と見られる地域においては、倒伏の発生状況に留意する必要がある。

(5) 今後の台風及び集中豪雨による作柄・品質への影響に留意する必要がある。

  

【参考】

水稲の作柄に関する委員会委員

 

 (座長)   染 英昭 財団法人 中央果実生産出荷安定基金協会 副理事長

黒田 栄喜 国立大学法人 岩手大学農学部 農学生命課程教授

中園 江 独立行政法人 中央農業総合研究センター 農業気象災害研究チーム主任研究員

長谷川 利拡 独立行政法人 農業環境技術研究所 大気環境研究領域上席研究員

平澤 正 国立大学法人 東京農工大学大学院 農学研究院教授

前田 修平 気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課予報官

丸山 幸夫 国立大学法人 筑波大学大学院 生命環境科学研究科 生物圏資源科学専攻教授

山岸 順子 国立大学法人 東京大学大学院 農学生命科学研究科 附属生態調和農学機構准教授

 

 なお、今回の議事要旨は、後日、以下のURLページで公開することとしております。

http://www.maff.go.jp/j/study/suito_sakugara/index.html

  

お問い合わせ先

大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当者:普通作物統計班 宮本、瀬戸口
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687
FAX:03-5511-8771

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