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普及組織による原油高騰対策の取組事例(平成20年9月)

(1)花き・花木

都道府県名 作物 対策の内容 対策の実践効果
北海道
(PDF:185KB)
スナップ ・低温適応性作物(スナップ)の導入と冬期間の長期出荷 ・長期出荷により、出荷本数(前年比192%)、販売額(前年比234%)ともに増加
北海道
(PDF:66KB)

デルフィニウム ・越冬加温作型から、無加温・多重被覆による季咲き出荷への作型変更 ・無加温作型の導入により灯油使用量が削減(4,286L/10a→0L/10a)
・無加温作型の導入により出荷本数・販売額ともに減少
青森県
(PDF:65KB)
カーネーション ・にんにく乾燥用暖房機を使用
・時期により加温設定温度を変更
・内張カーテン、マルチの導入
・5~6年前からの取組のため、灯油の使用量はここ数年変化無し
・収量・品質に影響はなし
山形県
(PDF:69KB)
バラ ・暖房用燃料を重油から廃油(廃食油、廃工油)へ転換 ・重油から廃油への転換により、燃料経費が81.4%削減
福島県
(PDF:71KB)
シクラメン、ユリ、アジサイ ・アジサイの作型を、超促成栽培(1~2月加温)から促成栽培(3~4月加温)へ変更
・二重カーテンの設置と保温性の高い被覆資材の導入
・シクラメンの加温設定温度を変更
・重油の使用量が約5%削減
・収量や単価に変化はなし
福島県
(PDF:72KB)
トルコギキョウ ・夜間の加温設定温度の変更
・温度管理により行っていた花芽文化の誘導を、水管理の工夫による方法に変更
・重油の使用量が約4,000L削減
・草姿が安定し、出荷ロスが少なくなったため、収量が約1割向上
・出荷時期が安定的に早まったため、単価が約1割強向上
茨城県
(PDF:314KB)
アレンジメントアスター ・空気膜二重構造ハウスの導入 ・加温に係る燃料経費が減少
・送風機の導入により、費用合計は36%増加
群馬県
(PDF:72KB)
花木(ヤナギ類等) ・地中熱交換システムの導入 ・重油使用量が20~30%削減
東京都
(PDF:69KB)
バラ ・ボイラーの燃焼効率を高めるための触媒機器の設置 ・例年に比べ重油使用量が減少(カタログ上は10~15%の削減能力)
神奈川県
(PDF:00KB)
(PDF:65KB)
バラ ・冬季加温秋~春切り栽培から無加温春~秋切り栽培へ変更 ・重油の使用量が33,000L程度削減
・収量は2~3割減少、需要期(12、3月)の出荷が出来ないため粗収入も減少
静岡県
(PDF:89KB)
トルコギキョウ ・低温管理(最低夜温18℃→8℃)
・ハウス内のトンネル被覆
・ハウス内のトンネル被覆 ・重油の使用量が82.5%削減
・取組に係る追加費用を含めた費用合計は82.0%削減
新潟県
(PDF:109KB)
バラ ・ハウス外張りの空気膜2重構造化
・加温設定温度の変更(19→17℃)
・作型の変更(周年切り→冬期休眠型)
・内張及びサイドカーテンの2重化
・重油の使用量が61%削減
・取組に係る追加費用及び収量の減少分を含めた費用合計は12%削減
岐阜県
(PDF:126KB)
バラ ・温室屋根の2重被覆
・ヒートポンプの導入
【屋根2重被覆】
・重油使用量が30%削減
【ヒートポンプ】
・重油使用量が84%削減
・取組に係る追加費用を含めた費用合計は35%削減(2年目以降)
愛知県
(PDF:93KB)
キク ・四段式サーモスタットを用いた変温管理 ・重油の使用量が11%削減
・取組に係る追加費用を含めた費用合計は3%削減
・生育・開花の遅れはほとんどみられない
愛知県
(PDF:82KB)
キク ・低温適応性品種「神馬2号」への転換 ・従来の「神馬」と比較して、重油使用量が26%削減
兵庫県
(PDF:107KB)
キク ・低温適応性品種「晃花の富士」への転換
・厳冬期出荷の栽培面積を削減
・加温設定温度の変更
・新しい保温資材の検討
・重油及び灯油の使用量が27%削減
鳥取県
(PDF:98KB)
バラ ・ハウス内に2層カーテン(3重被覆)を設置 ・燃料の使用量が削減(結果の詳細は取りまとめ中)
・ハウスの気密性が良くなり、暖房する容積も少なくなったことから、ボイラーの稼働時間が短縮
・採花量は増加傾向
徳島県
(PDF:65KB)
キク ・低温適応性新品種への転換
・ハウス側面に多層被覆資材を設置
・重油の使用量が削減
香川県
(PDF:161KB)
カーネーション ・暖房機のメンテナンス、チェックシートをもとにした施設の点検、変温管理の徹底
・循環扇、ハウス内張カーテンの設置
(取組の効果については現在調査中)
愛媛県
(PDF:111KB)
バラ ・ヒートポンプと重油暖房機の併用
・循環扇の導入
・重油の使用量が43%削減
・対策に係る追加費用を含めた費用合計は22%削減(ただし、ヒートポンプ導入経費は除く)
福岡県
(PDF:71KB)
キク ・二度切り栽培から植替え栽培への転換 ・二度切り栽培に必要な生育初期1~2週間の高温管理が不要となるため、重油の使用量が25%削減
・対策に係る追加費用を含めた費用合計は20%削減
・植替え栽培への転換により、秀品率や開花揃い、施設利用率の向上が期待できる
長崎県
(PDF:116KB)
キク ・低温適応性品種「長崎2」への転換 ・従来の「神馬」と比較して、燃料経費が33.8%削減
大分県
(PDF:145KB)
キク ・低温適応性品種「神馬(J3月11日)」への転換 ・従来の「神馬」と比較して、重油使用量が25%削減
・収量への影響はなし
鹿児島県
(PDF:90KB)
キク ・低温適応性品種「新神2」への転換
・変温管理
【「新神2」への転換】
・従来の「神馬」と比較して、重油使用量が40%削減
【変温管理】
・重油使用量が15%削減

(2)野菜

都道府県名 作物 対策の内容 対策の実践効果
青森県
(PDF:64KB)
水菜、小ねぎ ・ハウス内張カーテン、トンネル被覆を導入
・加温設定温度を変更(7℃→1℃)
・水耕栽培養液を電熱線で加温(7~8℃)
・灯油の使用量が92.5%削減
宮城県
(PDF:179KB)
きゅうり ・ハウス内張カーテンの多層化
・生育初期に小トンネルを設置
・やや大苗で定植
・変温管理
・重油の使用量が46.2%削減
・取組に係る追加費用を含めた費用合計は31.7%削減
栃木県
(PDF:167KB)
いちご ・ハウス内にウォーターカーテンを設置 ・暖房機の使用と比較して、費用合計で79%削減
・生育状況や収量等に影響はなし
富山県
(PDF:105KB)
きゅうり ・低温適応性品種「久輝」への転換
・四段式サーモスタットを用いた変温管理
(取組の効果については調査中)
愛知県
(PDF:86KB)
きゅうり ・低温適応性品種「久輝III」、「トップラン」への転換
・循環扇の導入
・重油の使用量が15%削減
・循環扇の導入等により費用合計は16%増加
・生育や収量等への影響はみられない
三重県
(PDF:105KB)
トマト ・促成栽培面積を減らし、半促成栽培と抑制栽培面積を拡大
・抑制栽培を無加温に変更
・重油使用量が6,000L削減
・重油価格の高騰により、燃料経費は大幅に増加
・抑制栽培を無加温にして年内収穫としたため、出荷量は減少
京都府
(PDF:75KB)
トマト ・作型の変更(1月中旬定植→2月中旬定植)
・ハウス内張資材等による保温対策の徹底
・生育状況に応じたこまめな温度管理
・光合成促進機の導入
・重油の使用量を82.5%削減
・光合成促進機を熱源としても利用し、暖房を補完
・両対策に係る重油、灯油を合わせた燃料、資材、機械合計費用は14%削減
広島県
(PDF:85KB)
いちご ・加温設定温度の変更(最低気温7℃→5℃)
・休眠抑制の手段として厳冬期の電照時間を30分延長
・灯油の使用量が6.2%削減
・灯油価格の上昇や取組に係る追加費用により、費用合計は10.7%増加
・生育の遅れにより年内出荷が出来なかった
徳島県
(PDF:71KB)
きゅうり ・ハウス側面に多層被覆資材を設置 ・重油の使用量が約1割削減
高知県
(PDF:71KB)
ピーマン ・多段式サーモスタットを用いた変温管理 ・重油の使用量が6%削減
・対策に係る追加費用を含めた費用合計は4%削減
(費用負担は、初年度のみ)
佐賀県
(PDF:72KB)
小ねぎ ・ハウスミカンから小ねぎ栽培への品目転換 ・重油の使用はなくなるが、小ねぎ栽培に必要な播種機や皮むき機等の新規導入費用が必要
熊本県
(PDF:489KB)
ナス ・ハウス内張被覆資材の導入 ・被覆資材の導入により、重油の使用量が4.1%~8.4%削減

(3)果樹

都道府県名 作物 対策の内容 対策の実践効果
山形県
(PDF:170KB)
おうとう ・ハウス屋根部の二重被覆 ・重油の使用量が約3割程度削減(詳細なデータはなし)
長野県
(PDF:163KB)
ぶどう ・ボイラーの廃熱回収装置の設置 ・エアマット等の保温資材との組み合わせ使用により、重油使用量が5~10%削減
愛知県
(PDF:70KB)
ハウスミカン ・ハウスミカン栽培から、重油使用量の少ない「せとか」の少加温栽培、「不知火」の屋根掛け栽培へ転換 【「せとか」の少加温栽培】
・重油の使用量が85%削減
【「不知火」の屋根掛け栽培】
・重油の使用量が削減(20KL/10a→0KL/10a)
岡山県
(PDF:130KB)
ぶどう ・木質ペレット暖房機の導入
・ハウスの内張パイプを低くし、加温容積を削減
・ハウス内側側面に保温資材を設置
・重油の使用量が33.2%削減
・木質ペレット暖房機等の購入により、費用合計は31.7%増加
広島県
(PDF:96KB)
ぶどう ・ハウスの2重、3重被覆による暖房効率の向上
・原油高騰に伴うコスト増を売上でカバーするため、消費者に理解を求めるための販売促進活動を展開
・重油の使用量が前年比約2割削減、燃料経費を前年比約1割増に抑制
・開花時期が6日遅れたが、その後の好天により出荷開始は前年並み
徳島県
(PDF:129KB)
ハウスミカン ・ハウス天張り3重被覆、側面張り高効率保温シート被覆の導入 ・天張り3重被覆と側面高効率保温シート被覆により、天張り2重被覆と比較して、費用合計が約27%削減
福岡県
(PDF:69KB)
ぶどう ・開花期に高温を必要とする品種「巨峰」から、低温でも結実の安定している「デラウェア」への転換 ・「巨峰」と比較して、重油の使用量が58%削減
・対策に係る追加費用を含めた費用合計は55%削減

お問い合わせ先

生産局農産部技術普及課 
ダイヤルイン:03-3501-3769
FAX:03-3597-0142

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