このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

平成23年産米に由来する米ぬか等の取扱いについて

 23 生産第5304 号

23 消安第4796 号

23 食産第2291 号

23 林政経第262 号

23 水推第832 号

制定平成23 年12 月19 日

一部改正 平成24 年2 月3 日

一部改正 平成24 年3 月28 日

 (施行は平成24年4月1日)

 

関係団体の長宛て

農林水産省生産局農産部穀物課長

生産局畜産部畜産振興課長

消費・安全局畜水産安全管理課長

食料産業局食品小売サービス課長

(食品産業政策課題検討チーム長)

林野庁林政部経営課長

水産庁増殖推進部栽培養殖課長

 

平成23 年産米に由来する米ぬか等の取扱いについて

平成23 年産米については、土壌調査の結果を踏まえ、土壌中の放射性セシウム濃度が5,000 Bq/kg を超える水田の作付制限を行った上で、玄米の放射性物質調査を実施しました。

玄米の放射性物質調査は、食品中の放射性物質に関する「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」(平成23 年8 月4 日原子力災害対策本部決定)に定められた自治体(以下「対象自治体」という。)を対象として、本年8 月以降、

(ア)収穫前の段階で、予め放射性物質濃度の傾向を把握するための予備調査

(イ)収穫後の段階で放射性物質濃度を測定し、出荷制限の要否を判断するための本調査

の二段階で実施し、本調査の結果(11 月17 日現在)は別紙1 のとおりでした。また、福島県においては、本調査終了後、別途緊急調査を実施しました。

米の副産物である米ぬか及び米ぬかを搾油した際に発生する脱脂ぬか(以下「米ぬか等」という。)は、食品や肥飼料等のさまざまな用途に利用されます。このため、米ぬか等を利用する際には、その用途に応じて別紙2 に示す食品衛生法上の基準値、肥料・土壌改良資材・培土及び飼料の暫定許容値又はきのこ菌床用培地の指標値を遵守する必要があります。

基準値を超える食品、暫定許容値又は指標値(以下「暫定許容値等」という。)を超える肥料・土壌改良資材・培土、飼料又はきのこ菌床用培地(以下「肥飼料等」という。)が流通しないようにするとともに、平成23 年産米の流通を円滑かつ適切に進めるため、対象自治体の平成23 年産米に由来する米ぬか等の取扱いに関して留意すべき事項を下記のとおり取りまとめたので、貴団体の関係者に御周知・御指導いただきますようお願い申し上げます。

なお、「平成23 年産米から生じる米ぬか等の取扱いについて」(平成23 年9 月16 日付け23 消安第3304 号、23 食産第400 号、23 生産第4535 号、23 水推第567 号農林水産省消費・安全局農産安全管理課長、畜水産安全管理課長、食料産業局食品製造卸売課長、生産局農産部農産企画課長、農産部穀物課長、畜産部畜産振興課長、水産庁増殖推進部栽培養殖課長連名通知)は廃止します。

 

 

1.米ぬかの放射性セシウム濃度の算出方法

(1)米ぬかの加工係数

対象自治体で生産された平成23 年産米を用いて精米試験を行い、放射性セシウム濃度を測定した。その結果を踏まえ、玄米中の放射性セシウム濃度に対する精米後の米ぬか中の放射性セシウム濃度の比率(以下「米ぬかの加工係数」という。)は、「8」を用いることとする。

なお、試験の結果、玄米中の放射性セシウム濃度に対する精米中の放射性セシウム濃度の比率(精米の加工係数)は0.4 以下であった。

(2)米ぬかの放射性セシウム濃度の算出方法

米ぬかの放射性セシウム濃度は、当該米ぬかが発生した際に使用した各々の玄米の放射性セシウム濃度(当該玄米の産地の本調査結果の中で最も高いものをいう。福島県における米の放射性物質緊急調査の対象地域で生産された玄米を使用した場合には、本調査及び緊急調査の結果の中で最も高いものをいう。)に、当該玄米の使用割合及び米ぬかの加工係数を乗じて、これらを合計することにより算出する。ただし、各々の玄米の使用割合が不明な場合には、使用した玄米の中で最も高い放射性物質調査結果に、米ぬかの加工係数を乗じることにより算出する。

なお、米ぬかの放射性セシウム濃度を測定した場合には、当該測定値を用いる。

 

2.米ぬか等を用いた食品、肥飼料等の安全の確保

米ぬか等を用いた食品、肥飼料等の安全を確保するため、米ぬか等の供給に関連する又は利用する事業者は以下の取組を行う。

(1)米ぬか等の供給に関連する事業者

米ぬか等の供給に関連する事業者は、対象自治体で生産された玄米又はそれに由来する米ぬか等を供給する際には、食品製造業者、肥飼料等の製造業者及び販売業者並びに利用者の判断に資するため、別紙3 を参考に米ぬかの原料玄米に係る情報等を伝達する。

原料玄米の情報の把握が困難な場合には、米ぬか等を利用する事業者と協議の上、米ぬか等の放射性セシウム濃度を測定する等の対応をとる。また、米ぬか等の放射性セシウム濃度を測定した場合には、当該測定値等を伝達する。

(ア)玄米の生産者及び集荷業者

玄米の生産者及び集荷業者は、対象自治体で生産された玄米を精米する事業者(以下「精米業者」という。)に販売する際には、当該地域の玄米の産地及び放射性物質調査結果を伝達する。

(イ)精米業者等

精米業者(米ぬかの集荷業者を含む。以下同じ。)は、対象自治体で生産された玄米を精米して発生した米ぬかを食品製造業者、肥飼料等の製造業者及び販売業者並びに利用者に販売する際には、原料に用いた玄米の産地、放射性物質調査結果及び産地ごとの使用割合(米ぬかの出荷頻度に応じて原則1 日単位の情報とする。)を伝達する。また、食品向け又は単体飼料向けには、原料に用いた玄米の産地等の情報を踏まえて、米ぬかを利用する事業者と協議の上、米ぬかの放射性セシウム濃度を測定する等により、基準値又は暫定許容値を超えない米ぬかを販売する。

コイン精米機の管理事業者は、玄米の放射性物質調査の結果、40 Bq/kg 以上の値が見られた市町村に設置されたコイン精米機で発生した米ぬかについて、当該地域の玄米から発生した米ぬかの放射性セシウム濃度の推計値を参考に、食品や単体での肥飼料等への利用は控えるようコイン精米機の利用者や米ぬかの利用者に注意喚起を行う。

(ウ)米油製造業者

米油製造業者(脱脂ぬかの集荷業者を含む。以下同じ。)は、精米業者等の取組を踏まえ、脱脂ぬかの放射性セシウム濃度を測定する等により、暫定許容値等を超えない肥飼料等となるような脱脂ぬかを販売する。

(2)米ぬか等を利用する事業者等

(ア)食品製造業者(米油製造業者を除く。)

食品製造業者は、米ぬか等の供給に関連する事業者の取組を踏まえ、米ぬか等の放射性セシウム濃度を測定する等により、使用する米ぬか等及び当該米ぬか等を用いた製品が基準値を超えないよう取り組む。

(イ)米油製造業者

米油製造事業者は、精米業者等の取組を踏まえ、米ぬか及び米油の放射性セシウム濃度を測定する等により、米油が基準値を超えないように取り組む。

(ウ)肥飼料等の製造業者及び販売業者

肥飼料等の製造業者及び販売業者は、米ぬか等の供給に関連する事業者の取組を踏まえ、肥飼料等が暫定許容値等を超えないよう取り組む。

(エ)肥飼料等の利用者

米ぬか等を肥飼料等に利用する農家等は、それらを供給する事業者の取組を踏まえ、放射性セシウム濃度が肥飼料等の暫定許容値等を超える米ぬか及び脱脂ぬかは単体で用いないなど、利用する肥飼料等が暫定許容値を超えないよう取り組む。

 

3.平成23 年産米及び米ぬか等の円滑な流通に向けて

(1)米又は米ぬか等の供給に関連する又は利用する事業者は、別紙4 の資料等を活用し、平成23 年産米及びそれに由来する米ぬか等の安全確保の取組について、関係者の理解が深まるよう努める。

(2)対象自治体の平成23 年産米から生じた米ぬかを用いて試験を行った結果、放射性セシウムを含有する玄米から製造された米油には、放射性セシウムは検出されなかった。このため、米油製造業者及び販売業者は、別紙5 の資料等を活用し、平成23 年産米に由来する米ぬかから製造される米油の安全性について、関係者の理解が深まるよう努める。

(3)なお、対象自治体以外で生産された平成23 年産米に由来する米ぬか等については、記1 及び2 によらず食品及び肥飼料等として販売又は利用して差し支えない。

 

 

 <添付資料>
別添1:平成23 年産米に由来する米ぬか等の取扱いについて(一部改正)(印刷用)(PDF:143KB)

別添2:平成23 年産米に由来する米ぬか等の取扱いについて(別紙)(一部改正)(PDF:623KB)

別添3:米ぬかの安全確保に関するリーフレット(PDF:348KB)

別添4:米油の安全性に関するリーフレット(PDF:367KB)

  

参考~関連通知~

「放射性セシウムを含む肥料土壌改良資材培土及び飼料の暫定許容値の設定について」(平成23 年8 月1 日付け関係局長長官通知)
URL : http://www.maff.go.jp/j/syouan/soumu/saigai/shizai.html

「放射性セシウムを含む飼料の暫定許容値の見直しについて」(平成24 年2 月3 日付け農林水産省消費安全局長生産局長水産庁長官通知)
URL :http://www.maff.go.jp/j/syouan/soumu/saigai/shizai_2.html

「飼料中の放射性セシウムの暫定許容値の見直しについて」(平成24年3月23日付け農林水産省消費安全局長生産局長水産庁長官通知)

URL :http://www.maff.go.jp/j/syouan/soumu/saigai/shizai_3.html

 「きのこ原木及び菌床用培地の当面の指標値の設定について」(平成23年10月6日付け関係課長通知)

URL :http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shiitake/sihyouti.html

「きのこ原木及び菌床用培地の当面の指標値の改正について」(平成24年3月28日付け関係課長通知)

URL :http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/tokuyou/120328_2.html

「平成23 年産米から生じる米ぬかの取扱いについて」(平成23 年9 月16 日付け関係課長通知)
URL : http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/keikaku/110916_1.htm

お問い合わせ先

生産局農産部穀物課米麦流通加工対策室
担当者:堺田、清水
代表:03-3502-8111(内線4768)
ダイヤルイン:03-6744-2108
FAX:03-6744-2523

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader