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農林水産省

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更新日:平成28年8月30日

担当:政策統括官付農産企画課

米に関するメールマガジン(第30号)(平成28年8月30日)

平成25年秋に決定した米政策の見直しにおいては、生産者や集荷業者・団体の主体的な経営判断や販売戦略に基づき、需要に応じた米生産ができるよう環境整備を進めることとしており、平成26年3月から米の流通に係るよりきめ細かい需給・価格情報、販売進捗・在庫情報等の提供を行うこととしています。

平成27年産米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等の状況について(平成28年7月)、米の出荷・販売業者、団体等から報告のあった内容を取りまとめ、本日公表しましたのでお知らせします。

平成27年産米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等について(平成28年7月)

相対取引価格

平成28年7月の相対取引価格は、全銘柄平均価格で13,204円/玄米60kg(対前月差▲61円(▲0.5%))、相対取引数量は、全銘柄合計で7万トンとなっています。
産地銘柄別の相対取引価格・数量については、添付資料を御参照ください。
また、調査対象業者、取りまとめの区分等については、添付資料の脚注を御参照ください。

契約・販売状況

平成28年7月末現在の全国の集荷数量は309万トン、契約数量は299万トン、販売数量は233万トンとなっています。
また、集荷数量に対する比率は、契約数量が97%、販売数量が75%となっています。

 民間在庫の推移

平成28年7月末現在の全国段階の民間在庫は、出荷・販売段階の計で114万トンとなっています。

 事前契約数量

全国の事前契約数量は117万トンとなっています。
産地や銘柄別の契約・販売状況、民間在庫及び事前契約数量については、添付資料を御参照ください。
また、調査対象業者、取りまとめの区分等については、添付資料の脚注を御参照ください。

参考資料

平成30年産以降の需要に応じた生産に向けた各地の取組状況-佐賀県編-

平成30年産からは行政による生産数量目標の配分に頼らずとも、生産者が需要に応じた生産が行える状況になるよう、現在各生産地において、行政・生産者団体・現場が一体となった取組が検討されています。今回は佐賀県の取組についてご紹介します。

佐賀県は整備された用排水路網(クリーク)が特徴で、表作の米・大豆と裏作の麦、たまねぎを組み合わせた二毛作を中心に、いちごやみかん、肥育牛等の農畜産物の生産が盛んな農業県です。特に大豆においては、ブロックローテーションによる輪作体系と、整備された生産基盤及び共同乾燥調製施設の活用により、品質・収量ともに全国トップクラスとなっています。佐賀県農業再生協議会(以下、県再生協)が策定した「水田農業の振興方針」では、「自主的取組参考値を目安に需要がある米の生産を推進する」とともに、「大豆を転作の基幹作物としつつ、地域の実情に応じて加工用米や備蓄米、飼料用米等への取組を推進」するとの方針の下、27年産においては、以下のような取組が推進されました。
 
【需要に応じた生産に向けた取組】
  (ア)  主食用米から大豆への転作
        大豆を転作の基幹作物として位置づけ、適期播種に向けて、不耕起播種や一工程播種等の取組を推進。
  (イ)  主食用米から飼料用米への転作
        大豆作付に適さない地域においては飼料用米の作付を推進。県再生協に「飼料用米研究会」を設置し、
       地域に適した多収品種の選定や家畜への給与試験、飼料用米耕畜連携モデルの実証等の取組を実施。
  (ウ)  米輸出による新しい需要の開拓
        輸出に関する規制の少ないシンガポールや香港で、販売先を開拓するJAさがへの支援。
      
佐賀県では28年産においても、引き続き大豆を中心として、飼料用米や加工用米等の転作の取組の推進、水稲や大豆の低コスト・省力化につながる技術の普及、地域間での生産数量目標の調整を行うとともに、麦・大豆の反収向上を目指す「佐賀段階 麦・大豆1トンどりプロジェクト」を新たに展開し、水田フル活用による農家所得向上に取り組むこととしています。また、30年産以降に向けては、大豆・飼料用米等の実需者との意見交換等を通じ県協議会が把握した需要動向を踏まえ、地域協議会が県協議会と連携しながら地域毎の生産の目安を設定する等、需要に応じた米生産への取組が検討されているところです。
 
(佐賀県農業試験研究センターの技術について詳しく知りたい方はこちら)
「大豆の不耕起播種」
→ http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00310935/3_10935_85_h13seika_11.pdf(外部ページ)
「水稲の短期育苗技術」
→ http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/info/pdf/tanki_ikubyo.pdf

多収品種の紹介-30年産以降の生産調整に向けて-

主食用米の需要量が減少傾向にある中、飼料用米等の非主食用米の作付の拡大によって補われてきたことにより、平成20年以降における我が国の水稲作付面積はほぼ一定水準を保っています。30年産以降の需要に応じた主食用米の生産に向けて、今後も非主食用米等の生産性向上・高付加価値化の取組を推し進めていく必要があります。より効率的で低コストの生産を実現するため、現在、全国各地域を栽培適地とした玄米収量の高い品種が開発されています。
本メールマガジンでは、平成27年6月に改訂された「多収米栽培マニュアル」に記載されている20の多収品種の特性と栽培における留意点についてご紹介します。
   
1.ミズホチカラ       粗玄米重:728kg/10a(※1) 検査数量:119トン(熊本県、平成26年産※2)
九州等の温暖な平坦地向けに育種された、インド型の多収品種です。背丈が低いうえに茎が太いため、耐倒伏性に優れています。本品種は多用途で利用可能であり、熊本県では米粉用の認定品種として普及拡大中で、福岡県等では飼料用米としても作付けされています。栽培するにあたっては、生育量を確保するために多肥栽培を基本とすること、除草剤成分であるベンゾビシクロン、メソトリオン及びテフリルトリオンに感受性であるため、これらの除草剤の使用は避けること等に注意する必要があります。
(ミズホチカラの栽培マニュアルはこちらから)
→ http://www.naro.affrc.go.jp/org/karc/second_term%20team/rice/mizuhochikara-manual10.pdf(外部ページ)

2.ふくひびき         粗玄米重:703kg/10a(※1) 検査数量:88トン(秋田県、平成26年産※2)
東北中部以南向けに育種された、日本型の多収品種です。本品種の名前には、「普及地帯福島県と片親「コチヒビキ」の名にちなみ、かつ農村に福を響かせたいとの願い」が込められています。短稈で耐倒伏性に優れており、直播栽培にも適します。東北地方では飼料用米としてだけでなく、酒造用掛米としても生産されています。耐冷性がやや弱いため、冷害の発生しやすい地帯での作付は注意する必要があります。また酒造用掛米として生産する際は、米のタンパク質含量を高めないために極端な多肥栽培を避けるほか、実肥の施用を控える必要があります。

(※1)研究試験場における実証単収の一例であり、現地での収量は異なります。
(※2)平成26年産の農産物検査数量を示します。

表.各品種の特性一覧(「多収米栽培マニュアル」より一部抜粋)

品種名

栽培適地

早晩性

玄米粒形

耐倒伏性

耐冷性

脱粒性

除草剤
感受性

ミズホチカラ

九州等
温暖地の
平坦部

中生の晩

やや大粒

極強

感受性

ふくひびき

東北中部
以南

中生の中

中粒

やや弱

抵抗性

 

 (「多収米栽培マニュアル」はこちら)
→ http://www.maff.go.jp/j/seisan/kokumotu/siryouyoumai.html

 コメ・コメ加工品輸出促進の取組について

先月号でもご紹介しました日本のコメの輸出団体(一般社団法人全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会)は、9月4日(日曜日)から6日(火曜日)までイギリスのロンドンで開催される国際的な展示会「Speciality & Fine Food Fair 2016」に出展し、コメ・コメ加工品のプロモーションを行います。この展示会は、イギリス、フランス等の欧州諸国を中心に、様々な食品関連企業(サービス業、小売業、流通業、製造業等)が集う大規模なイベントで、昨年は約800の企業が出展しました。日本産米・日本酒のブースでは、パネルや現物展示の他に、試飲と試食を行います。また9月4日(日曜日)、6日(火曜日)の2日間、現地の日本料理シェフや酒ソムリエを講師に迎え、日本産米や日本酒の楽しみ方・味わい方を知ることができる体験型セミナーも開催されます。さらに9月5日(月曜日)には、イベントに出展した日本企業が自社商品をPRし、現地バイヤーと情報交換を行うビジネスマッチングも催される予定です。
今後も日本産米の輸出先マーケットの拡大・深掘りを図るため、海外における日本産米のプロモーション活動や海外のニーズに合わせた商品・売り方の多様化など、様々な取組を行うこととしています。

  【イギリスにおけるコメのPRイベント概要】
    開催日時:9月4日(日曜日) 午前10時00分~午後5時30分
                  9月5日(月曜日)・6日(火曜日) 午前9時30分~午後5時00分
    開催場所:イギリス ロンドン 「Olympia London」
    プログラム:日本産米・酒セミナー/企業と現地バイヤーのビジネスマッチング

(イベントの詳細についてはこちら)
→ http://zenbeiyu.com/jp/event/(外部ページ)

平成28年度品目別輸出促進緊急対策事業のうちコメ・コメ加工品輸出特別支援事業の公募について

現在、平成28年度品目別輸出促進緊急対策事業のうちコメ・コメ加工品輸出特別支援事業の公募を行っています。公募の締切は9月23日(金曜日)です。

<支援内容>
1.輸出に取り組む事業者が行う取組の支援
コメ・コメ関連食品の輸出に取り組む事業者が行う新たなビジネスモデルの構築に向けた取組の実証を支援します。

2.日本産コメ・コメ関連食品のプロモーション活動の強化支援
輸出先国のニーズに明るい現地コンサルタントや海外メディアの活用等により、現地ニーズに即した効果的な調査・プロモーション、科学的データを持った品質や安全性のPR、訪日外国人向けのPR、「米輸出統一ロゴマーク」の普及のためのコンテンツの充実やウェブサイトの構築などの取組を支援します。

3.海外規制への対応支援
輸出先国における国内規制への対応を図るため、現地コンサルタント等と連携し、データの収集や規制当局との協議等の取組を支援します。

(詳しくはこちら)
http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/seisaku_tokatu/160826_2.html

食料・農業・農村政策審議会 食糧部会議事録公表

7月29日(金曜日)に開催された食料・農業・農村政策審議会食糧部会の議事録を公表しました。
http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/index.html

海外の米生産の需給動向の情報提供について

農林水産省ホームページ(「海外食料需給インフォメーション」)では、世界の食料・農産物の需給動向、見通し、米国農務省による穀物等の需給に関する情報を提供しています。
ここでは、アメリカの穀物の需給状況や、国内で開催される「食」にまつわるイベント情報をご紹介するメールマガジンの配信もしております。
(詳しくはこちら)
→ http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html

また農林水産省公式フェイスブック(「海外食料需給インフォメーション」)でも、世界各国の穀物の生育状況や作柄についてご紹介していますので、ぜひご覧下さい。
(農林水産省大臣官房政策課食料安全保障室公式フェイスブックはこちら)
→ http://www.facebook.com/zyukyu.jouhou(外部ページ)

「米に関するメールマガジン」についてのアンケート実施 

読者の皆さまにより有益な情報配信ができるよう、「米に関するメールマガジン」のアンケートを実施しています。今後、米に関するメールマガジンで取り上げて欲しい内容、メールマガジンに対するご意見ご感想等を募集しておりますので、宜しくお願い致します。読者の皆さまにより有益な情報配信ができるよう、「米に関するメールマガジン」についてのアンケート実施します。今後、米に関するメールマガジンでで取り上げて欲しい内容、メールマガジンに対するご意見ご感想等を募集しております。ご協力をお願い致します。

回答はこちらから

お問合せ先

政策統括官付農産企画課

担当者:企画班 林
代表:03-3502-8111(内線4972)
ダイヤルイン:03-6738-8961
FAX番号:03-6738-8976

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