更新日:平成31年4月8日
担当:政策統括官付農産企画課
米に関するメールマガジン(第61号)(平成31年4月8日)
平成30年産からの米政策については、生産者や集荷業者・団体の主体的な経営判断や販売戦略に基づき、需要に応じた米生産ができるよう環境整備を進めることとしており、その一環として、平成26年3月から米の流通に係るよりきめ細かい需給・価格情報、販売進捗・在庫情報等の提供を行っています。 |
平成30年産米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等について(平成31年2月)
相対取引価格
平成31年2月の相対取引価格は、全銘柄平均価格で15,703円/玄米60kg、相対取引数量は、全銘柄合計で19万トンとなっています。
契約・販売状況
平成31年2月末現在の全国の集荷数量は272万トン、契約数量は235万トン、販売数量は103万トンとなっています。
民間在庫の推移
平成31年2月末現在の全国段階の民間在庫は、出荷・販売段階の計で260万トンとなっています。
参考資料
- 平成30年産米の相対取引価格・数量(平成31年2月)(速報)(PDF : 166KB) Excel版(EXCEL : 50KB)
- 平成30年産米の産地別契約・販売状況(累計、うるち米、平成31年2月末現在)(速報)(PDF : 119KB) Excel版(EXCEL : 69KB)
- 民間在庫の推移(速報)(PDF : 145KB) Excel版(EXCEL : 75KB)
- 過去の調査結果(相対取引価格)はこちら
→ https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html - 上記情報も含め、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート」を毎月上旬に公表しています。
→ https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html - 平成30年10月号から見所をまとめた簡易版の作成を始めましたので、併せてご利用ください。
「食料・農業・農村政策審議会 食糧部会」が開催されました
3月27日(水曜日)、「食料・農業・農村政策審議会 食糧部会」が開催され、「麦の需給に関する見通しの策定」及び「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針の変更」について審議が行われ、了承されました。
2019年度の麦の見通しと共に、小麦の代替品としての米粉についても流通量の見通しを提示し、2019年度の国産米粉用米の流通量見通しは過去最高となる3.6万トン(18年度需要見込みと比べ5,000t増)と示しました。ノングルテン食品の人気の高まりによって米粉の需要が拡大しており、流通量の増加が見込まれます。
また、併せて「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」の一部変更も諮問、原案通り答申されました。主食用米の需要見通しと需給見通し数量は11月指針と変更はありません。
(当日の配布資料はこちらから→)
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/190327/index.html
(「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」はこちらから→)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/beikoku_sisin/index.html
「平成31年産水稲の10a当たり平年収量」について
3月15日(金曜日)、農林水産省は、「水稲の作柄に関する委員会(平成30年度第3回)」(平成31年3月14日開催)の意見を踏まえ、平成31年産水稲の全国及び都道府県別10a当たり平年収量を決定しました。なお、平成31年産水稲の作柄表示地帯別10a当たり平年収量については、6月末頃を目途に決定します。
ふるい目幅1.70ミリにおける平成31年産水稲の全国の10a当たり平年収量は、前年産より1kg増加の533kgとなりました。都道府県別では、青森県、岩手県、宮城県、福島県、群馬県、千葉県、新潟県、富山県、和歌山県、広島県及び長崎県が前年産に比べ引上げとなりました。
(詳しくはこちらから→)
https://www.maff.go.jp/j/press/tokei/seiryu/attach/pdf/190315-3.pdf
水稲の10a当たり平年収量は、農作物共済事業における共済基準単収の算定や、水田活用の直接支払交付金の交付単価の算定等で利活用することができます。
(プレスリリースはこちらから→)
https://www.maff.go.jp/j/press/tokei/seiryu/190315.html
「平成31年産米等の作付動向(第1回中間的取組状況)」の公表について
農林水産省では、産地・生産者が主体的に作付を判断し、需要に応じた生産・販売を行うことができるよう、きめ細やかな情報提供を行うこととし、その一環として、都道府県農業再生協議会及び地域農業再生協議会からの聞き取りに基づき、都道府県段階および地域段階の作付動向(中間的取組状況)を公表しているところです。
各産地・生産者におかれては、今回の公表結果を参考にされ、需要に応じた生産・販売へ向けた取組をより一層進めていただくことが期待されます。
1.各都道府県の平成31年産主食用米の作付動向(平成31年2月末現在)の見込み
増加傾向 1県/前年並み傾向 40県/減少傾向 6県
2.各都道府県の平成31年産戦略作物等の作付動向(平成31年2月末現在)の見込み
(1)飼料用米
増加傾向 12県/前年並み傾向 21県/減少傾向 12県
(2)加工用米
増加傾向 15県/前年並み傾向 16県/減少傾向 12県
(3)WCS(稲発酵粗飼料)
増加傾向 10県/前年並み傾向 24県/減少傾向 9県
(4)米粉用米
増加傾向 13県/前年並み傾向 21県/減少傾向 10県
(5)新市場開拓用米(輸出用米等)
増加傾向 23県/前年並み傾向 12県/減少傾向 1県
(6)麦
増加傾向 14県/前年並み傾向 26県/減少傾向 6県
(7)大豆
増加傾向 9県/前年並み傾向 26県/減少傾向 10県
(8)備蓄米
増加傾向 20県/前年並み傾向 4県/減少傾向 6県
(注)「麦」「大豆」については、二毛作面積を含む
(詳しくはこちらから→)
https://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/s_taisaku/attach/pdf/190315-1.pdf
(プレスリリースはこちらから→)
https://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/s_taisaku/190315.html
お米の消費拡大情報サイト「やっぱりごはんでしょ!」(更新情報)
お米に関する様々な魅力を紹介するサイト「やっぱりごはんでしょ!」では、新たなコンテンツ・情報を随時更新しております。
また、掲載内容はFacebook/Twitterでも紹介しておりますので是非御覧ください。
(「やっぱりごはんでしょ!」へのアクセス→)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/gohan.html
(Facebookへのアクセス→)
https://www.facebook.com/maffgohan(外部リンク)
(Twitterへのアクセス→)
https://twitter.com/MAFF_GOHAN(外部リンク)
〇最近の掲載情報
(1)吉野家の定食「ご飯おかわり無料」サービスを開始
4月1日 15時から、毎日15-24時にて定食全メニューで「ご飯おかわり無料」サービスを実施中!
(2)「大満足!てんこ盛弁当」の新発売
ファミリーマートでは、3月19日から、ご飯の量が通常の1.5倍(約300g)とボリューム満点のお弁当を新発売!ストアスタッフとスーパーバイザーが開発した、お手頃価格でボリューム満点なお弁当を是非御賞味ください!
このほかにも、もち麦ごはんのレシピや米粉メニュー、ごはんで健康になれる情報等の関連サイトも掲載しております。
これからも、ごはんをもっと好きになる、もっと食べたくなるような情報をお届けしますので、是非御覧いただき、また周りの方にも御紹介ください
「稲作コスト低減シンポジウム」が開催されました
平成31年3月5日(火曜日)に、農林水産省で「稲作コスト低減シンポジウム」が開催されました。このたび、講演資料を農林水産省のウェブサイトに掲載しましたのでお知らせします。
シンポジウムでは、稲作のコスト低減に効果が大きい多収化の取組ついて農林水産省から取組イメージを交えつつ講演したほか、飼料用米、輸出用米、米粉用米の多収化の取組事例の発表や、多収品種やその種子供給の取組の紹介が行われました。
また、各講演では、講演者の方から品種の選定方法や施肥の仕方などの具体的なアドバイスを受けたり、輸出のような新たな取り組みを始めたきっかけについて質問が出たりするなど、会場との活発な意見交換が行われました。
(稲作コスト低減シンポジウムの開催概要についてはこちらから→)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/sympo/sympo_sium_2018.html
「日本産米を世界へ!」(動画)の公表について
今般農林水産省HPで公開をしている、コメ輸出動画を新たにリニューアルし、3月26日に公開しました!
コメ輸出全体の説明、輸出手続きの流れに関する説明、輸出用米の生産に取り組まれている方々へのインタビュー等以下の動画を新たに作成しました。ぜひ御覧ください。
1.「日本産米を世界へ」
日本食の海外展開の現状、コメ・コメ加工品の輸出の現状、海外ニーズの紹介を行っています。
(動画はこちらから→) https://youtu.be/0w4t0XwHCm4(外部リンク)
2.「日本産米を世界へ」((ア)手続き一般編、(イ)中国向け輸出の留意点)
(ア)手続き一般編では、輸出手続きの工程、植物検疫、残留農薬基準、原発事故に係る輸入規制に関する注意点、各手続きに関する問い合わせ先を紹介しています。
(動画はこちらから→) https://youtu.be/PT8-bninkIg(外部リンク)
(イ)中国向け輸出の留意点では、中国向けに特に留意すべき手続きや輸入規制についての紹介をしています。
(動画はこちらから→)https://youtu.be/L7AqRjBhvLQ(外部リンク)
3.「日本産米を世界へ!輸出への挑戦生産者たちの声」
現在輸出用の米を生産し、海外での販売に取り組まれている生産者の方々へのインタビューを収録しています。今回のインタビューでは、百笑市場の石島氏、Wakka Japanの出口氏、京都祐喜の香山氏にご協力いただきました。輸出に取り組むことになったきっかけ、海外での販売状況、どのようなことを意識しながら輸出に取り組んでいるか等をお聞きしました。
(動画はこちらから→)https://youtu.be/xakl4pjfhrY(外部リンク)
「新時代のコメの輸出に向けたシンポジウム」が開催されました
2017年9月にコメ海外市場拡大戦略プロジェクトを開始して1年半が経ち、改めて輸出事業者と輸出産地の取組を共有するために、3月26日(火曜日)に農林水産省でシンポジウムを行いました。シンポジウムの中での講演(事業者・産地の輸出取組)を御紹介いたします。
〇JETRO
日本産米の輸出量・金額はアジアを中心に右肩上がりで「高いけれども、おいしい」と評価されている。しかし、他国の短粒種と比べた際の価格差が、国によっては2倍以上の差があるので、それを上回る価値が必要で、海外市場での需要・商流づくりのためにサポートしていきたい。
〇(株)神明
昨年12月、(株)ゼンショーホールディングスとともに中国の「すき家」で日本産米を使用したキャンペーンメニューを実施し、イベントに合わせ、富山県産米が24トン輸出された。中国の現地小売店でPR・イベントを行ったり、現地の小売・飲食店バイヤーやメディアを招いた日本米PRレセプションを行ったりして、日本産米の美味しさや品質、安全性を知ってもらえるようなプロモーションを行っている。フランスでは大型スーパーマーケットで日本産米400gサイズを販売している。
〇木徳神糧(株)
中国の北京では、日本料理レストランで日本産米への切り替えを進め、特別メニューとして提供しており、また、現地の調理師学校で日本産米の特徴や炊飯方法を学生にレクチャーしている。ベトナムで行われた「ジャパンベトナムフェスティバル」ではおにぎり6,000個を配布した。
〇JA全農
中国においてABC Cooking Studioとタイアップして、日本産米を使用したオリジナルレシピのレッスンやお米の炊き方のレクチャーを行った。ABCオンラインマーケットで日本産米の販売ができるスキームを構築したため実売につなげることができた。
〇JAぎふ
多収品種の導入を進めている。輸出用米は特に(農)巣南営農組合(瑞穂市)が力を入れており、31年産の生産量は70トンから120トンまで拡大する予定。輪作体系に組み込んだ輸出用米生産も検討中で、管内全体での生産目標は年間500トン。興味のある実需者の現地視察を受け入れたい。
〇JA会津よつば
輸出は27年産からヨーロッパ向けに開始した。輸出用米は10a14俵を目標に掲げており、実際に14俵穫りの例も出てきているので、「農家の経営に輸出用米を組み込み、取組を支援していきたい」とした。
〇(株)フィードイノベーション(秋田県大館市農業生産法人)
今後輸出用米の取組を100トンまで広げていきたい。商品に差別化をつけるために、2014年にイスラム圏向け輸出用にハラール認証を取得し現在認証更新を継続している。
〇京都祐喜(株)(京都府与謝野町農業生産法人)
京都与謝野町では、20年かけて100%天然素材の有機肥料を使用するなど自然循環型農業の体型を確立しており、そこで生産された「京の豆っこ米」が、昨年初めて、中国に輸出され、今年の2月4日、さらなる輸出促進のために与謝野町と京都祐喜が「輸出用米の振興に関する協定書」を提携した。
引き続き本プロジェクトへ参加される事業者及び産地の募集を行っていますので、御関心をお持ちの皆様は、ぜひ参加を御検討ください。
本プロジェクトに関するご質問がございましたら、担当までお気軽にお電話下さい。
担当:政策統括官付農産企画課企画班
電話番号:03-3502-8111(代表)、03-6738-8964(直通)
FAX:03-6738-8976
米に関するメールマガジン」についてのアンケート実施
読者の皆さまにより有益な情報配信ができるよう、「米に関するメールマガジン」のアンケートを実施しています。今後、米に関するメールマガジンで取り上げて欲しい内容、メールマガジンに対するご意見ご感想等を募集しておりますので、宜しくお願い致します。読者の皆さまにより有益な情報配信ができるよう、「米に関するメールマガジン」についてのアンケート実施します。今後、米に関するメールマガジンで取り上げて欲しい内容、メールマガジンに対するご意見ご感想等を募集しております。ご協力をお願い致します。
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代表:03-3502-8111(内線4972)
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