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農林水産省

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指定前の公示(第36号)

更新日:平成29年7月11日
担当:食料産業局 知的財産課
下記の名称について、指定前の公示をしたのでお知らせします。

Mela Alto Adige / Südtiroler Apfel (メーラ アルト アディジェ / スティロル アプフェル)


1 指定前の公示の番号  第36号
2 指定をした場合に締約国の名称として公示されることとなる国の名称  欧州連合
3 農林水産物等の区分  第3類 果実類 りんご
4 農林水産物等の名称  Mela Alto Adige / Südtiroler Apfel (メーラ アルト アディジェ / スティロル アプフェル)
5 農林水産物等の生産地  イタリア
 
 ボルツァーノ自治州(アルト アディジェ/スティロル)の一部である72の地方自治体。(※詳細は別添(PDF : 45KB)参照) 
6 農林水産物等の特性、生産の方法その他の当該農林水産物等を特定するために必要な事項 (1)特性
 メーラ アルト アディジェ / スティロル アプフェルは、生産地域に位置する果樹園から入手される以下の品種のリンゴである。
(品種)
 ブレイバーン(Braeburn)、エルスター(Elstar)、フジ(Fuji)、ガラ(Gala)、ゴールデン・デリシャス(Golden Delicious)、グラニー・スミス(Granny Smith)、アイダレッド(Idared)、ジョナゴールド(Jonagold)、モルゲンドフト(Morgenduft)、レッド・デリシャス(Red Delicious)、 ステイマン・ワインサップ(Stayman Winesap)、ピノヴァ(Pinova)及びトパーズ(Topaz)
 
 メーラ アルト アディジェ / スティロル アプフェルという名称は、品種毎に定められた以下の品質特性を持つりんごにのみ使用することができ、品種や等級別のその他の最低限の品質基準は、関連する地域の法律によって定められている。
 また、りんごの糖度と硬度はkg/cm²の単位で表され、収穫から2カ月以内に測定した値が以下に記載する品種別最小値を満たさなければならない。
 
ブレイバーン(Braeburn)
・果皮色:緑~淡緑色
・果皮のその他付加色:橙赤色~暗赤色にわたる縞模様が果実表面の33%超を占める
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度11°超
・硬度:最低5.5 kg/cm²以上
 
エルスター(Elstar)
・果皮色:黄色
・果皮のその他付加色:鮮紅色が果実表面の20%超を占める
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度10.5°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
フジ(Fuji)
・果皮色:淡緑色~黄色
・果皮のその他付加色:明るい赤~深紅が果実表面の50%超を占める
(赤色部分の少なくとも30%が深紅でなくてはならない)
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度12.5°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
ガラ(Gala)
・果皮色:黄緑色~黄金色
・果皮のその他付加色:表面の20%以上が赤色。赤色系で50%超を占める
・大きさ:直径60 mm以上
・糖度:ブリックス糖度10.5°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
ゴールデン・デリシャス(Golden Delicious)
・果皮色:淡緑色~黄色
・果皮のその他付加色:環境によってピンク色があり
・褐色斑点:網状の褐色斑点は表面の20%以下で生産果実の20%を超えないこと
オーガニックの場合、果実に対する褐色斑点基準に従う
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度が11°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
グラニー・スミス(Granny Smith)
・果皮色:濃い緑色
・果皮のその他付加色:わずかなピンク色があってもよい
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度10°超
・硬度:最低5.5 kg/cm²以上
 
アイダレッド(Idared)
・果皮色:黄緑色
・果皮のその他付加色:一様な鮮紅色が表面の33%超を占める
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度10°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
ジョナゴールド(Jonagold)
・果皮色:黄緑色
・果皮のその他付加色:ジョナゴールドの場合、縞状の鮮紅色が表面の20%超を占める
ジョナゴレッド(Jonagored)の場合、赤色が表面の50%超を占める
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度が11°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
モルゲンドフト(Morgenduft)
・果皮色:淡緑色~黄色
・果皮のその他付加色:均一な鮮赤色が表面の少なくとも33%を占める
ダルラーゴ(Dallago)の場合、深く鮮やかな赤色が表面の少なくとも50%を占める
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度10°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
レッド・デリシャス(Red Delicious)
・果皮色:黄緑色
・果皮のその他付加色:鮮やかな深紅色の縞が表面の少なくとも75%を占め、赤色系で表面の90%超を占める
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度10°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
ステイマン・ワインサップ(Stayman Winesap)
・果皮色:黄色がかった緑色
・果皮のその他付加色:薄い縞を含む均一な赤色が33%超を占める。ステイマンレッド(Staymanred)の場合は表面の50%超を占める
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度が10°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
ピノヴァ(Pinova)
・果皮色:淡緑色~黄色
・果皮のその他付加色:縞状の赤色が表面の10%超を占める
・大きさ:直径65mm以上
・糖度:ブリックス糖度11°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
トパーズ(Topaz)
・果皮色:淡緑色~黄色
・果皮のその他付加色:縞状の赤色が表面の33%超を占める
・大きさ:直径60 mm以上
・糖度:ブリックス糖度10.5°超
・硬度:最低5 kg/cm²以上
 
 メーラ アルト アディジェ / スティロル アプフェルは、2005年11月、農産物及び食品の地理的表示及び原産地名称の保護に関する1992年7月14日付理事会規則(EEC)第2081/92号に基づき欧州委員会によりPGIとして指定されている。
 
(2)生産方法
 メーラ アルト アディジェ / スティロル アプフェルは、生産地域内で栽培・収穫されたものでなくてはならない。
 
 (パッケージングのルール)
 果皮の損傷、変色、果肉の変色につながる傷等、製品の損傷を防ぐため、梱包や包装等は生産地域内で行わなければならない。
 この方法は、40年以上にわたってアルト アディジェの生産地域内で活動してきた事業者が、収穫後の製品加工から得た非常に多くの経験に基づくものである。
 
(ラベリングのルール)
 「'Mela Alto Adige' Indicazione geografica protetta」(イタリア語)または「'Südtiroler Apfel' geschützte geografische Angabe」(ドイツ語)を、梱包箱、販売用包装または個々の果実に貼付するラベルに記載しなければならない。
 
(3)農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由
 晴天日が年間300日以上あるアルト アディジェの気候は、リンゴの栽培に非常に向いている。晩夏から秋にかけては、日中と夜間で非常に大きい気温変化があり、日中は気温が30℃に達することがあるのに対して、夜間は8~10℃まで低下する。
 生産量の大部分は、海抜500m超地域で栽培されている。土壌は腐植を多く含有し、極めて肥沃で水はけが良く、酸素を豊富に含んでいるため、十分に根が成長できる。
 
 メーラ アルト アディジェ / スティロル アプフェルのリンゴは、特に際立った色と風味、中身の詰まった果肉、及び非常に長い品質保持力を持つことで広く知られている。これらの特徴は、土壌及び天候の要因と生産者の技術とが組み合わさって実現されたものである。
 アルト アディジェの生産者は、環境への負荷の少ない技術や栽培方法を用いて、高品質なリンゴ栽培を実現してきた。
 また、本産品は、生産地の天然土壌や気候の優位性を最大限に活用している。具体的には、長い日照時間、涼しい夜及び少ない降雨量の組み合わせが、顕著な味と色を持つ果実の生産を可能にしている。また、果樹園が海抜200~1,100mの高さにあることと通気性の良い土壌によって、強い香りと中身の詰まった果肉、日持ちの良さが保証されている。さらに、果実の品質向上と生理障害の発生防止を目的として、土壌分析に基づいたバランスの取れた肥料が与えられる。
 
 多数の情報源によって証明されているように、アルト アディジェにおけるリンゴの栽培は、良好な土壌と気候条件のおかげで、長年かけて、純粋な地域品種から本土地の気候に適応する外国品種へと広がっていった。
 中世の時代から、様々なリンゴと梨の品種がアルト アディジェの山間の農作地で農家の自家消費用に広く栽培されていた。19世紀半ばから、果実の栽培は商業活動として盛況になり、ウィーン、インスブルック、ミュンヘン、ワルシャワ及びサンクトペテルブルクで販売され、またこの時代にはアルト アディジェにおける果実栽培の近代化も進んだ。1831年、教師であったヨハン・ヤコブ・ポールが果実栽培に関する最初の手引き書を発表し、1872年には、新たに設立されたサン・ミケーレ・アラディジェ農業研究所において、果物栽培が教育カリキュラムの特定教科として導入された。1856年のボルツァーノ農業協会の果樹園リストでは、少なくとも193種もの栽培可能なリンゴ品種について記載されている。カール・マダーによるアルト アディジェで栽培される果物や野菜に関する重要な歴史的報告(1894年及び1904年)は、約40品種がアルト アディジェ地方全体に非常に広く行き渡っていることが記載されている。
 
 上記のような、環境要因と何世紀にもわたる生産活動が、地域のリンゴ栽培と土地・環境保護と密接に関連し、国内外の市場における「メーラ アルト アディジェ、スティロル アプフェル」の評判に貢献している。
 今日のリンゴ生産には、主として協同組合に属する8,000人の生産者、販売整備センターで働く2,500人の従業員及び12,000人の収穫作業員が関わっている。
7 法第29条第1項第2号ロの該当の有無等 
(1)商標権者の氏名又は名称  -
(2)登録商標  -
(3)指定商品又は指定役務  -
(4)商標登録の登録番号  -
(5)商標権の設定の登録の年月日  -
(6)専用使用権者の氏名又は名称  -
(7)商標権者等の承諾の年月日  -
8 公示の年月日  平成29年7月11日
9※ 意見書提出期間
(公示開始日から3か月間)
 平成29年10月11日まで
※意見書提出についてはこちら

お問合せ先

食料産業局知的財産課

担当者:地理的表示保護制度担当
代表:03-3502-8111(内線4286)
ダイヤルイン:03-6738-6315
FAX番号:03-3502-5301