指定の公示について(指定番号第26号)
更新日:平成31年2月1日
担当:輸出・国際局 知的財産課
担当:輸出・国際局 知的財産課
下記の地理的表示について、指定の公示をしたのでお知らせします。 |
Μαστίχα Χίου (Masticha Chiou)(マスティハ ヒウ)
1 | 指定年月日 | 平成31年2月1日 |
2 | 指定番号 | 第26号 |
3 | 締約国の名称 | 欧州連合 |
4 | 農林水産物等の区分 | 第11類 その他食品類 前各類に掲げるもの以外の食品(天然ガム) |
5 | 農林水産物等の名称 | Μαστίχα Χίου (Masticha Chiou)(マスティハ ヒウ) |
6 | 農林水産物等の生産地 | ギリシャ ヒオス島の南部にあるMastihohoria(「マスチックの村々」の意)として知られる以下の24の村やコミュニティー。 Georgios, Amolia, Vavili, Vessa, Vouno, Elata, Exo Didima, Tholopotami, Thimiana, Kalamoti, Kallimasia, Kataraktis, Kini, Livi, Mesa Didima, Mesta, Mirmiggi, Nenita, Neochori, Olimpi, Pagida, Patrika, Pirgi及びFlatsia |
7 | 農林水産物等の特性、生産の方法その他の当該農林水産物等を特定するために必要な事項 | (1)特性 マスティハ ヒウは、ウルシ科(Anarcadiaceae)に属するマスティックの木(Pistacia Lentiscus var Chia)から採取される天然ガムで、薬用、製薬用及び工業用の用途がある。 技術的記載:透明若しくは不透明な結晶性固体で、黄色がかった色または本来の薄いオレンジ色をしており、涙滴形状をした粒である。 密度:1.06(kg/m3)、融点:60℃~110℃、酸性度:50%~70%。 味:最初はかすかな味がするが、その後消えていく。 香り:マスティック特有の香り。 化学分析:精油(マスティックオイル)1~3%、α-mastichinic酸及びβ-mastichinic 酸4%、masticholic酸0.5%、α-mastichonic酸20%、β-mastichonic酸18%、αマスティック樹脂30%、βマスティック樹脂20%。 マスティハ ヒウは、1997年1月、農産物及び食品の地理的表示及び原産地名称の保護に関する1992年7月14日付理事会規則(EEC)第2081/92号に基づき欧州委員会によりPDOとして指定されている。 (2)生産方法 製造の全工程は、生産地域内で行わなければならない。 (ラベリングのルール) 本産品にはコード番号XIがあり、製造番号と製造年の下2桁が表示される。 (監督機関) Ellinikos Georgikos Organismos “Dimitra” (EL.G.O “DIMITRA”) - 前AGROCERT (3)農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由 マスティハ ヒウは、ヒオス島のみで3,000年以上も伝統的な方法で製造されており、世界的にも独特な製品である。本産品は、ヒオス島の南部でのみ栽培される固有のマスティックの木(Pistacia Lentiscus var Chia)から生産される天然ガムで、本産品は農業所得及び外貨の獲得源となっている。 本産品の歴史は非常に古く、人間と動物に対する治療特性は、ヒポクラテス、ディオスクリデス及びプリニウス等のギリシャの医師や学者の間で古代から知られていた。歴史家ヘロドトスは紀元前5世紀にマスティハ ヒウについて書いている。 また、地質学者によって、600万年前のマスティックの葉の化石がヒオス島にて見つかっている。本産品は、旅行者がヒオス島を訪れるようになった1世紀から広く知られている。 |
8 | 法第29条第1項第2号ロの該当の有無等 | |
(1)商標権者の氏名又は名称 | - | |
(2)登録商標 | - | |
(3)指定商品又は指定役務 | - | |
(4)商標登録の登録番号 | - | |
(5)商標権の設定の登録の年月日 | - | |
(6)専用使用権者の氏名又は名称 | - | |
(7)商標権者等の承諾の年月日 | - |
お問合せ先
輸出・国際局 知的財産課
担当者:地理的表示保護制度担当
代表:03-3502-8111(内線4284)
ダイヤルイン:03-6744-2062
FAX番号:03-3502-5301