指定の公示について(指定番号第62号)
更新日:平成31年2月1日
担当:輸出・国際局 知的財産課
担当:輸出・国際局 知的財産課
下記の地理的表示について、指定の公示をしたのでお知らせします。 |
Priego de Córdoba (プリエゴ デ コルドバ)
1 | 指定年月日 | 平成31年2月1日 |
2 | 指定番号 | 第62号 |
3 | 締約国の名称 | 欧州連合 |
4 | 農林水産物等の区分 | 第9類 食用油脂類 食用植物油脂(オリーブ油) |
5 | 農林水産物等の名称 | Priego de Córdoba (プリエゴ デ コルドバ) |
6 | 農林水産物等の生産地 | スペイン コルドバ県の南東部に位置するアルメディニーリャ、カルカブエイ、フエンテ トハル及びプリエゴ デ コルドバ町 |
7 | 農林水産物等の特性、生産の方法その他の当該農林水産物等を特定するために必要な事項 | (1)特性 ピクーダ(Picuda)種、オヒブランカ(Hojiblanca)種及びピクアル(Picual)種のオリーブを使用したエクストラバージンオリーブオイルで、特性は以下のとおり。 ・最大酸度:1 ・最大過酸化物価(meq/kg):15 ・K270(最大値):0.15 ・最大水分含有率及び不純物含有率(%):0.1 また、本産品には以下の種類がある。 ◯ ピクード:ピクーダ(Picuda)種のオリーブを50%以上使用。 ・酸度は最大0.5。色は黄色。フルーティーで香りが高く、口当たりが良く、甘さがある。 ◯ オヒブランコ:オヒブランカ(Hojiblanca)種のオリーブを50%以上使用。 ・酸度は最大0.5。色は黄金色。フルーティーで爽やか、口当たりが良く、甘さがある。 ◯ ピクアル:ピクアル(Picual)種のオリーブを50%以上使用。 ・酸度は最大1.0。色は緑がかった黄色。フルーティーで香りが高く、やや苦味がある。 プリエゴ デ コルドバは、1999年10月、農産物及び食品の地理的表示及び原産地名称の保護に関する1992年7月14日付理事会規則(EEC)第2081/92号に基づき欧州委員会によりPDOとして指定されている。 (2)生産方法 監督機関に登録されたオリーブ園で栽培された認定品種の完熟オリーブを、地面に落ちていた果実と木から摘み取った果実を分別し、丁寧に収獲した後、劣化していないオリーブのみが搾油工場に運ばれる。 オリーブは洗浄され、葉や茎、土、不純物が取り除かれた後、圧搾により油が抽出される。これらの工程は、監督機関により検査、認可された適切な方法で48時間以内に行われる。 本産品は、生産地域内にある登録された搾油工場において、監督機関の検査官の監督の下に搾油され、搾油工場または登録された包装工場で保管される。生産されたオリーブオイルは、物理化学分析及び官能評価が行われ、検査に合格したオイルのみが容器に充塡され、監督機関が発行する番号付きのラベルを貼付して出荷される。 (監督機関) Priego de Córdoba の Consejo Regulador (ラベリングのルール) 「Priego de Córdoba」という名称を表示しなければならない。ラベルはConsejo Reguladorにより認可された番号付き補助ラベルが発行される。 (3)農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由 生産地は、標高1,000mに達する山脈に囲まれた険しい山あいの地域に位置し、石灰質の泥灰土、ドロマイト質石灰石、石灰岩や石膏岩の混じった粘土及び砂といった様々な土壌を有しており、炭酸カルシウム含有量が多く、有機物、リン、カリウム、マグネシウム、鉄、ホウ素も平均量含まれている。 標高や方角によって気温が大きく変動する大陸性気候で、降雨量は地域によりばらつきがある。適切な施肥、剪定、病害虫管理などにより、オリーブの生育に適切な環境が整備され、本地理的環境と密接に結び付いた独特の特徴を持つオイルを生み出す、良質なオリーブが収穫される。 |
8 | 法第29条第1項第2号ロの該当の有無等 | |
(1)商標権者の氏名又は名称 | - | |
(2)登録商標 | - | |
(3)指定商品又は指定役務 | - | |
(4)商標登録の登録番号 | - | |
(5)商標権の設定の登録の年月日 | - | |
(6)専用使用権者の氏名又は名称 | - | |
(7)商標権者等の承諾の年月日 | - |
お問合せ先
輸出・国際局知的財産課
担当者:地理的表示保護制度担当
代表:03-3502-8111(内線4284)
ダイヤルイン:03-6744-2062
FAX番号:03-3502-5301