このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

指定の公示について(指定番号第66号)

更新日:平成31年2月1日
担当:輸出・国際局 知的財産課
下記の地理的表示について、指定の公示をしたのでお知らせします。

Sierra Mágina(シエラ マヒナ)

1 指定年月日  平成31年2月1日
2 指定番号  第66号
3 締約国の名称  欧州連合
4 農林水産物等の区分  第9類 食用油脂類 食用植物油脂(オリーブ油) 
5 農林水産物等の名称  Sierra Mágina(シエラ マヒナ)
6 農林水産物等の生産地  スペイン
 
 ハエン県の以下16自治体。
 アルバンチェス デ ウベダ、ベドマル-ガルシェス、ベルメス デ ラ モラレダ、カブラ デル サント クリスト、カムビル、カムピーリョ デ アレナス、カルチェレス (カルチェル イ カルチェレホ)、ウエルマ、ヒメナ、ホダル、ラ グアルディア デ ハエン、ラルバ、マンチャ レアル、ペガラハル、ソレラ及びトレス。
7 農林水産物等の特性、生産の方法その他の当該農林水産物等を特定するために必要な事項 (1)特性
 ピクアル種(Picual)及びマンサニーリョ デ ハエン種(Manzanillo de Jaén)のオリーブを使用したエクストラバージンオリーブオイル。本産品の生産には主にピクアル種が用いられ、ピクアル種を90%以上使用して搾油される。
 
 非常に安定度が高く、フルーティーでやや苦みを含む。色は深緑から黄金色までと様々で、オリーブの収穫時期とオリーブ園の所在地によって変わる。

物理化学的特性
最大酸度:0.5
最大過酸化物価:18
K270(最大値):0.20
最大水分含有率及び最大不純物含率(%):0.1
 
 シエラ マヒナは、1999年10月、農産物及び食品の地理的表示及び原産地名称の保護に関する1992年7月14日付理事会規則(EEC)第2081/92号に基づき欧州委員会によりPDOとして指定されている。
 
(2)生産方法
 生産地域内にある、監督機関に登録されたオリーブ園で栽培され熟成した認定品種を慎重に収穫する。地面に落ちた果実と木から摘み取り収穫した果実を分別する。収穫されたオリーブ果実は、劣化を防ぐ措置が取られた後、搾油工場に搬入される。
 果実は洗浄され、葉、茎、土及び不純物が取り除かれ、生産地域内にある監督機関に登録された搾油工場で、監督機関の検査官の管理の下に行われる。この作業は収穫後48時間以内に完了する。一連の作業は、監督機関により認可・検査を受けた適切な製造方法で実施される。
 
 当該搾油工場または登録包装工場において抽出した油を保管し、物理的・化学的分析及び官能評価を受ける。検査に合格した油だけが瓶詰め・包装され、 監督機関が発行した番号付きラベルを容器の裏に貼付し、出荷することができる。
 
(ラベリングのルール)
 「Sierra Mágina」の単語が表示されなければならない。また、監督機関により発行された番号付きの名称認証ラベルを貼付する。
 
(監督機関)
 Consejo Regulador de la Denominación de Origen “Sierra Mágina”.
 
(3)農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由
 生産地はシエラ マヒナ自然公園に囲まれており、当該公園名が当該産品呼称の由来となっている。
 シエラ マヒナは、北東から南西に伸びる比較的短く線状に連続する平原にそびえる中央山塊で、小丘陵に囲まれている。オリーブ園はこの山塊の緩やかな傾斜地(最高標高850m)に広がり、オリーブの木による樹海の中央に島が浮かびあがっているような景観を作り出している。最も一般的な土壌は岩屑土、石灰性非固結岩屑土、褐色森林土及び地中海赤褐色土である。気候は地中海性亜熱帯気候と地中海性気候との間で変動し、年間平均気温は13~17℃、年間平均降水量は400~800mmである。伝統的な耕耘・トラクターによる耕耘・剪定・病虫害防除法は、良質なオリーブを生み出すオリーブの木の生育に適した環境を作り出す。そして、本産品に地理的環境と密接に関連した際立った特徴を与えている。
8 法第29条第1項第2号ロの該当の有無等 
(1)商標権者の氏名又は名称  -
(2)登録商標  -
(3)指定商品又は指定役務  -
(4)商標登録の登録番号  -
(5)商標権の設定の登録の年月日  -
(6)専用使用権者の氏名又は名称  -
(7)商標権者等の承諾の年月日  -

お問合せ先

輸出・国際局 知的財産課

担当者:地理的表示保護制度担当
代表:03-3502-8111(内線4284)
ダイヤルイン:03-6744-2062
FAX番号:03-3502-5301