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農林水産省

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登録申請の公示(申請番号第116号)

更新日:平成31年4月25日
担当:食料産業局 知的財産課
下記の名称について、登録申請の公示をしたのでお知らせします。

グレードアップ兵庫県産山田錦

1 登録の申請の番号  第116号
2 登録の申請の年月日  平成29年3月9日
3 申請者の名称  ほんまもん山田錦需要拡大協議会
4 申請者の住所  兵庫県神戸市中央区海岸通1番地(農業会館)
5 申請者の代表者の氏名  会長  土田 恭弘
6 申請者のウェブサイトのアドレス  -
7 農林水産物等が属する区分  第1類 農産物類 穀物類(玄米)
8 農林水産物等の名称  グレードアップ兵庫県産山田錦(グレードアップヒョウゴケンサンヤマダニシキ)、Grade up Hyougokensan Yamadanishiki
9 農林水産物等の生産地  神戸市北区・三田市・猪名川町・三木市・加東市・西脇市・多可町・小野市・加西市
10 農林水産物等の特性
 山田錦は昭和11年に兵庫県農事試験場において、母に「山田穂」父に「短稈渡船」を交配し誕生した優れた酒米である。現在では兵庫県以外でも生産されているが、「グレードアップ兵庫県産山田錦」は、山田錦の発祥の地である兵庫県が積み重ねてきた徹底した品質、生産管理と日本有数の酒蔵のある灘、伊丹などとの契約栽培のもと、農産物検査での評価、生産量とも全国一位を獲得しており(注:下記(1)~(4))、他産地の山田錦を圧倒している。
 「グレードアップ兵庫県産山田錦」の品質特性として、
 (ア)大粒であり、充実度が優れていること(千粒重が大きく、かつ粒厚2.2mm以上の割合が多い)
 (イ)心白が大きすぎず、粒の中心部にはっきりと発現していること(心白が偏りなく出現する。)
 (ウ)他の酒米と比べて消化性に優れること(デンプン中のアミロペクチンの側鎖が短く、デンプンの蓄積が穏やかである)
の三点が挙げられる。(別表1 グレードアップ兵庫県産山田錦玄米品質調査結果(80周年パンフレット))(PDF : 356KB)
 そのため生産された「グレードアップ兵庫県産山田錦」は整粒歩合が高く、精米品質が良く、精米歩留りもよい。
 精米品質が良くなることで、良好な吸水で蒸米にムラがなく、安定した製麹が得られると、全国の酒造会社に好評である。
 「グレードアップ兵庫県産山田錦」はこの徹底した品質・生産管理のもと農産物検査での評価・生産量ともに全国一位を獲得する等、その品質の良さを誇っている。
 (1)農産物検査結果(全国出荷上位県においての農産物検査結果における上位等級比率)および生産量が全国で1位となっている。
 また、農産物検査時の「ものさし」となる「農産物検査標準品」において、醸造用玄米における山田錦を使用した他県と比べ、各等級の2.1mm~2.2mmの粒度構成歩合が高いにもかかわらず、上位等級比率が高い検査結果となっている。
 (2)全国で生産される山田錦の約60%以上(平成26年産までは70%以上)のシェアを誇り、全国の500社を超える酒造会社へ出荷している。
 (3)「グレードアップ兵庫県産山田錦」の評価としては、全国新酒鑑評会で、金賞を受賞する酒のうち約9割が山田錦を使用した日本酒であり、そのうち、グレードアップ兵庫県産山田錦の使用率は70%以上である。
 (4)「グレードアップ兵庫県産山田錦」の知名度
 全国の蔵元にアンケート調査を行った結果、回答のあった300の酒造会社より「麹が作りやすい・良い麹ができる。」、「お酒の香が良い。」、「精米特性が優れる。(砕米が少ない、無効精米歩合が低い等)」などの回答があった。 (別表2. 知名度(80周年パンフレット))(PDF : 1,227KB)

11 農林水産物等の生産の方法
 (1)品種
 品種「山田錦」を用いる。
 兵庫県は山田錦の特性を守るため、一世代目の育種家種子、二世代目の原原種を2年に一度更新し、その原原種より毎年3世代目の原種生産を行っている。
 兵庫県が厳格に管理する原種より種子生産組合が兵庫県の審査を受け四世代目の種子を生産し、その種子を生産者は、購入し、毎年必ず種子更新を行い「グレードアップ兵庫県産山田錦」を生産する。(別表3. 種子更新(80周年パンフレット)(PDF : 271KB)
 (2)栽培の方法
 「グレードアップ兵庫県産山田錦」の栽培方法は、各地区においてJAが作成する栽培暦を基本に栽培を行い、土づくり資材の使用、肥培管理、適期防除と適期刈取り診断による適期刈取りを行い生産する米の品質の維持向上を図る。
 (3)出荷規格
 出荷用紙袋もしくは玄米出荷用フレコンに調製した玄米を入れ出荷し、必ず農産物検査法に基づく農産物検査を受検する。
 (4)最終製品の形態
 「グレードアップ兵庫県産山田錦」の形態は玄米である。
 
12 農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由
 山田錦の産地には昔から「酒米を買うなら土地(土曜日)を買え」という格言があり、良質の酒米がとれるかどうかは、産地の土壌や気候条件が重要であるとされてきた。
 気候・地形・土壌の3要素が備わっている地域において、良品質な山田錦が生産されるとされ、その3要素は、次のとおりである。
 気候:おだやかで晴れの多い瀬戸内海式気候なので、夏の夜は瀬戸内海から暖かい風が北上するが、六甲山にさえぎられ、夜の気温は上がらない。そのため夏季の昼夜の気温の日較差があり、稲の実りがよくなる。(別表4. 三木気象データー)(PDF : 95KB)
 地形:中山間の谷あいや盆地が適性産地である。
 地質・土壌:「神戸層群」と「大阪層群」と呼ばれる地層は、水分や養分の保持力の強いモンモリロナイトという粘土質の土壌のため、根の伸長が深くまで認められ登熟は良好で、粒張りが良く心白の鮮明な酒米が作りやすい。
 この3要素が備わっている地域が、神戸層群・六甲山の北側であり、兵庫県が特定する奨励品種の適応地帯区分(神戸市北区・三田市・猪名川町・三木市・加東市・西脇市・多可町・小野市・加西市)である。
 
13 農林水産物等がその生産地において生産されてきた実績
 大正12年に母親「山田穂」、父親「短稈渡船」による交配が行われ、昭和11年2月27日に兵庫県報第1065号で告示され、「山田錦」が誕生した。作付面積は、昭和12年に473ha、昭和14年には6,350haまで拡大した。ただ、すぐに酒造会社から好評を得た訳ではなかった。当時は、兵庫県の灘や伊丹の酒造会社は大阪府三島郡茨木地域で生産される「中上米」を麹米に最も適した酒米として評価していた。その後、戦争が激しくなり、食糧統制が強化され県外産米の使用に統制がかかったため、兵庫県産米を使用せざるを得なくなり、山田錦を中心に麹作りが研究され実用化された。この食糧統制の強化が「山田錦」を麹米として評価される絶好の好機となった。戦後、「山田錦」の生産は拡大し、昭和38年には7,840haとなった。その後、昭和50年後半まで減少したが、昭和50年代後半からの吟醸酒ブームの中で需要が急速に高まり、再び増加し、平成10年には5,000haを超えた。しかし日本酒の消費減少と共に需要が減少し続け、平成22年には2,700haとなった。しかし、近年の輸出拡大などの追い風により、平成26年からの酒造好適米の枠外制度導入により増産を図り、作付面積は、3,700haとなった。
 山田錦は、兵庫県で生まれ、灘・伊丹の酒蔵との契約栽培のもと長年愛されてきた酒米であるとともに他府県産の山田錦を圧倒し、全国の蔵元や杜氏に認められ、酒造りの要となる麹米として全国の蔵元の垂涎の的で、昔から兵庫県産の「山田錦」は別格とされている。

14 法第13条第1項第4号ロの該当の有無  該当しない
商標権者の氏名又は名称  -
登録商標  -
指定商品又は指定役務  -
商標登録の登録番号  -
商標権の設定の登録(更新登録があったときは、更新登録も含む。)の年月日  -
専用使用権者の氏名又は名称  -
商標権者等の承諾の年月日  -
15 (9から11までに掲げる事項と明細書に定めた法第7条第1項第4号から第6号までに掲げる事項とが異なる場合)その内容  -
16 農林水産物等の写真  グレードアップ兵庫県産山田錦
17 公示の年月日   平成31年4月25日
18※ 申請書等の縦覧期間
(公示開始日から2か月間)
  令和元年6月25日まで
19※ 意見書提出期間
(公示開始日から3か月間)
  令和元年7月25日まで
※縦覧及び意見書提出についてはこちら

お問合せ先

食料産業局知的財産課

担当者:地理的表示保護制度担当
代表:03-3502-8111(内線4282)
ダイヤルイン:03-6738-6315
FAX番号:03-3502-5301

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