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農林水産省

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更新日:平成29年3月3日
担当:食料産業局 知的財産課

登録の公示(登録番号第26号)

下記の地理的表示について、登録の公示をしたのでお知らせします。

米沢牛

1
登録番号
 第26号
2 登録年月日  平成29年3月3日
3 登録の申請の番号  第42号
4 登録の申請の年月日  平成27年9月3日
5 登録生産者団体の名称  米沢牛銘柄推進協議会
6 登録生産者団体の住所  山形県東置賜郡高畠町大字福沢282-2
7 登録生産者団体の代表者の氏名  会長 中川 勝
8 登録生産者団体のウェブサイトのアドレス http://www.yonezawagyu.jp/【外部リンク】
9 特定農林水産物等の区分  第6類 生鮮肉類 牛肉
10 特定農林水産物等の名称  米沢牛 (ヨネザワギュウ)、YONEZAWAGYU
11 特定農林水産物等の生産地  山形県置賜地域(米沢市、南陽市、長井市、高畠町、川西町、飯豊町、白鷹町、小国町)
12 特定農林水産物等の特性
(1)品質
 米沢牛は、出荷時の月齢が生後32か月以上の黒毛和種かつ未経産雌牛の牛肉である。その品質は、公益社団法人日本食肉格付協会の「牛枝肉取引規格」による格付結果において、肉質等級3等級以上である。

(2)社会的評価
 米沢牛は、品質の高さ、食味の良さから、しばしば日本三大和牛と称されるが、その背景には、長きにわたる伝統の蓄積がある。
 明治初期に米沢市内に最初の牛肉店が開店されて以来、米沢牛は、その品質が高く評価され、おもてなし料理のための肉として扱われてきた。現在でも、米沢周辺に訪れる観光客は、米沢牛のステーキ・すき焼き・しゃぶしゃぶを楽しみにするほどの目玉商品となっている。また、明治32年の奥羽本線開通に伴って米沢駅で販売開始された米沢牛駅弁は、これまで120年の歴史を経た現在でも販売され、高い人気を博している。このように、米沢牛は消費者の間に広く認識され、我が国の牛肉食の文化における存在感は小さくない。
 米沢牛の社会的評価の高さを反映する指標としては、取引価格がある。東京都中央卸売市場食肉市場の和牛めす枝肉(A4、A5)平均価格と比べると、米沢牛のそれは、2割程度高い(平成25~27年度)。
 さらに、民間調査機関による百貨店・スーパーの牛肉仕入れ担当バイヤーを対象にした調査によれば、米沢牛の「品質」と「味」は、国内主要ブランド牛の中において、高い評価(品質:2位、味:3位)を受けている。(日経リサーチ調べ。平成27年11月30日 日経MJより)

13 特定農林水産物等の生産の方法
 米沢牛の生産方法は、以下のとおりである。
(1)素牛
    素牛は、黒毛和種の未経産雌牛とする。
(2)肥育
    生産地(置賜地域)内での飼育期間が最も長く、かつ最終飼育地とする。出荷時の生後月齢は32か月以上とする。
(3)枝肉の基準
    以下の基準をすべて満たしていること。
        ア  黒毛和種の未経産雌牛であること
        イ  と畜時の生後月齢は32か月以上であること
        ウ  公益社団法人日本食肉格付協会が定める牛枝肉取引規格の肉質等級3等級以上であること
(4)最終製品としての形態
    米沢牛の最終製品としての形態は、牛肉である。

14 特定農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由
 明治維新により米沢藩は廃止され米沢県となり、初代県知事上杉茂憲は、明治4年、「興譲館(こうじょうかん)」(米沢藩第九代藩主上杉鷹山が開校した藩校)に英国人教師チャールズ・ヘンリー・ダラス氏を招き、英語・地理を教授させた。明治8年、ダラス氏が任期を終え米沢を離れる際に、添川村(現在の飯豊町)産の一頭の牛を横浜居留地へ持ち帰った。その牛肉を味わった人々がその旨さを口々に褒め称えたことから、ダラス氏は米沢の家畜商と横浜の問屋を契約させ「米沢牛」として売出した。これが評判となり「米沢牛」が全国に知れわたる端緒となった。
 また、ダラス氏の勧めで明治8年に米沢市内に最初の牛肉店が開店されて以来、多くの牛肉販売専門店が次々と開業した。明治以降、米沢では絹織物が産業として興っており、京、大阪など関西地方から織物の買い付けに訪れた商人を相手に米沢牛の「牛鍋」をご馳走することが多かったという。牛肉の味に慣れていた関西の人々を魅了したことが、米沢牛の評判を全国的に広めるきっかけになったと考えられる。
 このように、米沢の地において米沢牛の需要が伸びたことにより、米沢周辺で肉牛肥育が盛んとなり、大正初期には年間300頭を超すと畜頭数となった。
 昭和53年12月、置賜地域の肉牛生産者の肥育技術の研鑽・向上を図るため、「置賜牛枝肉共進会」が開催された。この取り組みは現在も継続し、開催数は80回を超えている。(平成5年「米沢牛枝肉共進会」に改称。平成14年からは、4月・7月開催の「米沢牛枝肉共励会」と12月開催の「米沢牛枝肉共進会」に改編)
 昭和60年代、肉牛の取引は、主流であった生体取引から、枝肉取引に移行されつつあった。昭和63年5月、米沢牛の安定的な東京食肉市場への枝肉出荷に向け「米沢牛出荷組合」を結成。
 平成4年には、米沢牛の更なる銘柄確立のため、行政・関係団体一体となって「米沢牛銘柄推進協議会」が発足した。協議会の発足により、米沢牛の統一基準が定められた。
 平成19年3月には地域団体商標として「米沢牛」が登録され、地域ブランドの信頼性を高めている。

15 特定農林水産物等がその生産地において生産されてきた実績
 明治4年から旧米沢藩校である「興譲館(こうじょうかん)」において英語・地理の教鞭を執った英国人教師チャールズ・ヘンリー・ダラス氏が、明治8年、横浜の外国人居留地に帰る折り、一頭の米沢の牛を連れて帰り振る舞ったところ、美味しさに一同感嘆したことが「米沢牛」の歴史のはじまりと伝承されている。
 明治中頃までには、米沢及び周辺に放牧場やと畜場が設置されるなど、産業としての米沢牛の生産が始まった。
 平成4年、米沢牛の銘柄の確立を図り、生産と流通の振興に資する目的から「米沢牛銘柄推進協議会」が設立される。協議会によって「米沢牛の定義」が明確に定められ、素牛や出荷基準など生産方法が統一され、現在に至るまでその生産を継続している。

16 法第13条第1項第4号ロの該当の有無  該当する
商標権者の氏名又は名称  山形おきたま農業協同組合
登録商標  米沢牛
指定商品又は指定役務  第29類 米沢産の牛肉
商標登録の登録番号  第5029824号
商標権の設定の登録(更新登録があったときは、更新登録も含む。)の年月日  平成19年3月2日、平成28年9月20日更新
専用使用権者の氏名又は名称  -
商標権者等の承諾の年月日  平成27年9月2日
17 (11から13までに掲げる事項と明細書に定めた法第7条第1項第4号から第6号までに掲げる事項とが異なる場合)その内容  -
18 特定農林水産物等の写真  米沢牛画像

 

お問い合わせ先

食料産業局知的財産課
担当者:地理的表示保護制度担当
代表:03-3502-8111(内線4284、4283)
ダイヤルイン:03-6744-2062、03-6738-6317
FAX:03-3502-5301

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