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6次産業化アワードの受賞者はいま!~こと京都~

Web特集記事 6次産業化アワードの受賞者はいま!こと京都

6次産業化を広く紹介する取組として、平成25年度から「6次産業化アワード」は始まりました。
アワードは本年度で第7回目。今回は過去の農林水産大臣賞の受賞者を訪ねて、
受賞したことによる変化や“いま”の取組についてお話を伺いました。

6次化とは?

「6次化」は、生産者と距離が近づくキーワード!

6次産業化(6次化)とは、1次産業を担う農林漁業者が、加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)にも取り組む経営形態を指します。つまり1次×2次×3次=6!で6次化。生産者が熱い想いで行う6次化は、わたしたち消費者と生産者の距離が縮まるきっかけにも。
作り手の顔が見える6次化商品に、要注目です!

第3回 6次産業化アワード 農林水産大臣賞 こと京都

こと京都の受賞後の歩み

こと京都株式会社概要

所在地:京都市伏見区横大路下三栖里ノ内30番地
代表者:代表取締役 山田 敏之
売上高:13億円
従業員数:142名(パート含む)
URL:https://kotokyoto.co.jp/(外部リンク)

こと京都本社

こと京都本社

「こと京都」の社名は、京都をテーマに「こと」(古都・事・言)を発信していきたいとの思いから名付けられました。
「こと」とは、
1)「古都」京都の昔ながらの良いところ
2)「事」ものだけの販売でなく、事(ストーリー)の提供
3)「言」売ることだけでなく、伝える事
であり、これらは同社の経営戦略にも反映されています。

京都をテーマに、こと(古都・事・言)を発信します

同社は九条ねぎの生産、加工、販売の一貫経営により、2013年度6次産業化優良事例表彰の農林水産大臣賞、2018年度農林水産祭天皇杯(多角化経営部門)をはじめ、これまでに多くの表彰を受けています。

受賞後の主な出来事

2014年1月 こと日本株式会社 設立
2014年9月 第8回京都創造者大賞 企業部門受賞
2015年12月 こと京野菜株式会社 設立(岩谷産業株式会社との合弁会社)
2016年6月 静岡にて白ねぎ生産を開始
2016年10月 こと美山株式会社 設立
2017年3月 こと京野菜株式会社 冷凍工場 竣工
2017年6月 山田社長が日本農業法人協会の会⻑に就任
2017年10月 全国優良経営体表彰 農林水産大臣賞受賞
2018年3月 こと美山株式会社 ライスセンター 竣工
2018年11月 第57回農林水産祭 天皇杯(多角化経営部門)受賞

同社は京都に拠点を置くことで、大消費地と生産地が隣接した大都市近郊農業を実現しています。

現在は九条ねぎの生産をしながら、九条ねぎの豊かな香りを生かした多彩な商品を開発、販売しています。九条ねぎは栽培が難しいですが、昔ながらの品種にこだわることで、他社との差別化を図り、ブランド力を高めています。

九条ねぎの特徴を活かした各種商品

九条ねぎの特徴を活かした各種商品

同社の事業は、受賞当時と比較して、現在まで順調に拡大してきています(下表)。

  従業員数(人) 売上高(百万円) 自社栽培面積(ha) 協力生産農家(戸)
2012年 84 589 20 33
2019年 142 1,300 25 40

2013年度の大臣賞受賞後のこと京都の成長について、山田社長に伺いました。

― 大臣賞を受賞して、何か変化がありましたか?

山田:大臣賞を受賞して、世の中から非常に注目され、ビジネスの引き合いは増えました。最もよかったのが、社員のモチベーションが上がったことや弊社で働こうと思ってくれた人が増えたことです。しかし、こと京都が今まで成長できたことは大臣賞を受賞したからではなく、しっかりとした経営戦略があったからだと思います。

― こと京都の成長に繋がった最も重要なポイントは何ですか?

山田:私はこと京都の成長に一番重要なのが「人」だと思っています。こと京都は新規就農・農業で独立したい若手を全国から募り、2013年から「独立支援研修制度」を設け、京野菜・九条ねぎの伝統を守っていく担い手、京都府外でも活躍できる人材の育成に取り組んでいます。今まで複数名の卒業者がこと京都の契約農家に転身し、こと京都を支えています。

また、こと京都は従業員の誕生日に必ず花を贈ることにしています。日々、働いてくれている従業員に感謝の意味を込めて、そして、一人一人の従業員が会社にとって大切な人材であることを改めて感じてもらうために贈っています。さらに、従業員を支える家族や配偶者の誕生日にも花を贈っています。

社員の誕生日に送る花束

社員の誕生日に送る花束

― 人を大切にしていることが、会社の成長に繋がっているというわけですね。

山田:人は自分を基準として考える傾向がありますが、人はそれぞれ考え方が違います。個性を尊重し、個々の考え方を理解することが大切です。そして、従業員が能力を発揮できる環境を作ることで会社も成長していきます。

2018年の忘年会にて

2018年の忘年会にて

こと京都は、人を大切にしながら成長し、ねぎ市場シェア10%の獲得と京都ブランドの確立を目指して、“いま”も日々歩み続けています。

お問合せ先

食料産業局産業連携課

担当者:企画班
代表:03-3502-8111(内線4306)
ダイヤルイン:03-3502-8246