第2回 (平成28年9月2日) 議事概要
1 開催日時
平成28年9月2日(金曜日) 15時30分~16時50分
2 開催場所
農林水産省大臣官房統計部第1会議室
3 出席者
【委員】
雨宮宏司座長、黒田栄喜委員、竹川元章委員、中園江委員、平澤正委員、山岸順子委員、吉永悟志委員
【事務局】
大臣官房統計部長、生産流通消費統計課長 他
4 議事
平成28年産水稲の8月15日現在における作柄概況及び次回調査の実施に当たっての留意事項について
5 議事概要(○:委員からの発言)
事務局から平成28年産水稲の8月15日現在における作柄概況調査の結果、本年の気象の推移等について説明後、各委員から意見・提言を受けた。
〇早場地帯においては、7月下旬の梅雨明け以降、気温の高い状態で経過しており、今後1か月間も全国的に高い気温が続くと見込まれるものの、北日本を中心に曇りや雨天が多いと予測されていることから、8月中旬以降の台風による倒伏等の影響と併せて、収量や品質への影響が懸念される。
〇6月から7月中旬にかけて、断続的ではあるものの寡照が続いた西日本の遅場地帯においては、穂数及び一穂当たりもみ数への影響を見極める必要がある。
〇西日本では、8月は月末に記録的な低温の日があったが、それまでは1946年以降で、2010年、2013年に次ぐ顕著な高温で経過しており、品質低下が懸念される。
〇関東地方では、8月中旬以降天候が不順で日照時間も平年を下回っていることから、登熟への影響が懸念される。
〇8月中旬以降に台風等による集中豪雨や強風に遭遇した地域では、倒伏等の直接的な被害に加えて、その後に病虫害が発生する可能性がある。特に早場地帯の中生品種では、倒伏しやすい出穂後2週間から3週間の間に台風の影響を受けていることから、倒伏に伴う登熟への影響が懸念される。
〇いもち病、斑点米カメムシ等の発生が多いと予想されている地域においては、その発生に留意する必要がある。
以上の意見を踏まえ、委員会としての意見をまとめ、その場で了承された。
(https://www.maff.go.jp/j/study/suito_sakugara/attach/pdf/index-3.pdf)