3 調査結果の詳細 (7. 食に関する感謝の念や環境への配慮)
(1)日頃の食生活での実感の有無
日頃の食生活について2つの内容を挙げ,それぞれについて,どの程度実感しているか聞いた。
『(ア)食生活は自然の恵みによって成り立っている』について,『実感している』と回答したのは80.6%だった。『(イ)食生活は,生産者をはじめ多くの人々の苦労や努力に支えられている』について,『実感している』と回答したのは87.5%だった。(図7 - 1)
食生活は,自然の恵みによって成り立っていることについて,性別に見ると,『実感している』と回答した人の割合は女性で高く,『実感していない』と回答した人の割合は男性で高くなっている。
性・年齢別に見ると,男性の50歳代,70歳以上,女性の40歳以上では8割以上が『実感している』と回答している。『実感していない』と回答した人の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代で高くなっている。(図7-1-1)
食生活は,生産者をはじめ多くの人々の苦労や努力に支えられていることについて,性別に見ると,女性の約9割,男性の約8割が『実感している』と回答している。
性・世代間別に見ると,『実感していない』と回答した人の割合は若い世代(20~39歳)の男性で高くなっている。(図7-1-2)
(2)農林漁業体験への参加
(3)食べ残しや食品の廃棄に対する意識
食べ残しや食品の廃棄が発生していることに関して,「もったいない」と感じることがあるか聞いたところ,『感じている』と回答した人の割合が94.6%(「いつも感じている」52.9%+「しばしば感じている」25.9%+「時々感じている」15.8%),『感じていない』と回答した人の割合が5.2%(「あまり感じていない」3.9%+「全く感じていない」1.3%)となっている。(図7 - 3)
食べ残しや食品の廃棄に対する意識について,性別に見ると,男女ともに『感じている』と回答した人の割合は9割を超えている。
性・年齢別に見ると,『感じている』と回答した人の割合はすべての年代で9割を超えており,男性の70歳以上,女性の60歳代,70歳以上では「いつも感じている」と回答した人の割合は約6割となっている。(図7-3-1)
(4)食べ残しを減らす努力
(5)食品ロスの実態
購入した食品を食べないまま,捨ててしまうことがあるか聞いたところ,『ある』と回答した人の割合が33.1%(「よくある」1.4%+「ときどきある」31.6%),『ない』と回答した人の割合が66.2%(「ほとんどない」44.6%+「まったくない」21.6%)となっている。(図7 - 5)
性別に見ると,購入した食品を食べないまま,捨ててしまうことが『ある』と回答した人の割合は女性で高く,『ない』と回答した人の割合は男性で高くなっている。
性・世代間別に見ると,若い世代(20~39歳)の女性では約4割が『ある』と回答している。『ない』と回答した人の割合は若い世代(20~39歳)の男性で約8割となっている。(図7-5-1)