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見てみよう!日本各地の郷土料理

せんべい汁
©(社)全国学校栄養士協議会

青森県 せんべい汁

材料(小学校3~4年生1人分):南部せんべい……15グラム 鶏モモ肉(そぎ切り)……15グラム ゴボウ(ささがき)……15グラム ニンジン(ささがき)……10グラム キノコ(シイタケ、ブナシメジなど)……10グラム ネギ(小口切り)……10グラム しょうゆ……7グラム 酒……2グラム 煮干し…… 2グラム 水……150グラム
©(社)全国学校栄養士協議会
麦やそばで作ったせんべいを、ちぎって汁物に

江戸時代(えどじだい)の後期、飢饉(ききん)や凶作(きょうさく)で米を食べることができなかった八戸市(はちのへし)とその周辺を含む南部では麦やそばを栽培(さいばい)しました。麦やそばの粉から、やわらかい麦せんべいやそばせんべい(てんぽせんべい、もちせんべい)ができ、明治時代になってかたく焼いた南部(なんぶ)せんべいが誕生しました。南部せんべいはそのままでも主食や間食として食べられますが、汁物にちぎって入れる食べ方もしました。これが「せんべい汁」のはじまりです。

食材豆知識

せんべい汁には野菜のほか、川でとれるウグイやカニ、山でとれるキジ、ウサギなど季節の食材が使われてきました。最近はとり肉を入れて作ることが多く、サバの水煮缶(みずにかん)や馬肉を使うこともあります。せんべい汁に入れる南部せんべいは「おつゆせんべい」ともいい、煮こんでも溶けにくいように、汁物専用のものが作られています。

エネルギー70kcal 主食:0.5SV/5~7SV 副菜:0.5SV/5~6 主菜:0.5SV/3~5SV