このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー
みんなの食育
  • 実践食育ナビ
  • みんなの食育
  • 子どもの食育
  • 食事バランスガイドとは
  • 「食とからだ」チェックシート
  • 世代・ライフスタイル別トピックス
  • 超人シェフ倶楽部発レシピ

世代・ライフスタイル別トピックス

小児肥満とダイエット願望
成長を考えた体重コントロールを
解消されにくい小児肥満

子どもの肥満や、やせが問題視されています。特にダイエット志向の低年齢化は子どもの成長に必要な栄養素の不足を招き、健康に大きな影響をおよぼします。からだの成長に合った食事をきちんと食べて、適度な運動を心がけ元気なからだをつくりましょう。

子どもの肥満の原因は、ゲームの普及や塾通いなどにより、からだを使って遊ぶ機会が減ったことや偏った食事や夜型の生活などの食生活にあると考えられます。子どものころの肥満は大人になってからも解消されにくく、糖尿病や高血圧など、生活習慣病の大きなリスクとなってしまうことが問題です。

ただし、子どもの肥満は大人とは違って、単に体重だけで判断するのは危険です。標準体重より多少太っていても、あるいはやせていても、身長が伸びるなど、その子どもなりに順調な成長がみられれば問題はありません。学校の健康診断などで、肥満ややせの診断が出た際は、早めに医師に相談して、成長期の子どものからだに合った食生活と適度な運動を心がけましょう。

子どもにも広がるやせ願望

肥満の子どもが増加する一方で、ダイエットをする子どもの低年齢化が目立ちます。特に美容を意識した女の子のダイエットはやせ願望が強くなっています。しかし、間違ったダイエットをすると、将来、出産や妊娠時に必要なからだの機能に障害が生じたり、骨粗しょう症などの障害が早期に現れたりします。

もっと危険なのは、拒食症や過食症という摂食障害につながること。からだの発達に見合ったバランスの良い食事をきちんととって、健康なからだと心を育てましょう。