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世代・ライフスタイル別トピックス

美しさは健康から
やせ願望が多い若い女性、美しさは健康から

やせているのに、太っている?

体格の判定は、BMIを用いて判定します。BMIの計算方法は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算します。体格の判定は、25以上が肥満、18.5~25未満が正常、18.5未満がやせに分類されます。近年、若い女性に「やせ」の割合が多いことが問題になっています。平成21年国民健康栄養調査では、女性のやせの割合は11.0%でした。中でも20歳代の女性は最も割合が高くなっています。

平成20年の調査では、20歳代の女性はやせの割合は22.5%と多いにも関わらず、44%の女性が自分を太っていると評価し、55.8%が体重を減らそうとしていました。また、太っていると思う理由が「他人と比べて」が他の世代と比べて最も多く、適正な体格のイメージができていない女性が多いようです。
グラフ:やせ(BMI<18.5)の人の割合(女性)
グラフ:太っていると評価する人の割合(女性)

間違ったダイエットは太りやすいからだをつくる

極端に食べる量を減らしたり、特定の食べ物でダイエットをしようとする人がいますが、このような無謀なダイエットはリバウンドのもとです。食べる量が少ないと、からだは少ないエネルギーでも今までの状態を維持できるように、食べ物からの栄養吸収率を高めます。そのため、ダイエットをやめた途端、体重が以前より増えてしまうことも。また、筋肉の量が落ちて基礎代謝量が下がり、太りやすい体質になってしまいます。

食事量が少ないと、必要な栄養がとれず、体調不良や肌荒れ、生理不順など健康面に影響も出てきます。さらに、間違ったダイエットを続けると拒食症や過食症などの摂食障害を引き起こすこともあります。

ダイエットが必要かどうかを正しく判断し、ダイエットをするなら食事と運動を組み合わせて、月1~2kgのペースで体重を落としていきましょう。食べ物の味や歯ごたえを楽しみながら、ゆっくり食べるのも効果的。やせることがすばらしいという思い込みにとらわれず、気持ちにゆとりを持つことも大切です。