2 地場産物等の活用の推進
地域や学校において、地場産物を学校給食で活用する取組が積極的に進められており、平成27(2015)年度の使用割合は、全国平均で26.9%(食材数ベース)となっています。また、学校給食における国産食材の使用割合は、平成27(2015)年度では77.7%(食材数ベース)です(図表2-2-3)。
地場産物を学校給食に活用し、食に関する指導の教材として用いることにより、子供が、より身近に、実感を持って地域の自然、食文化、産業等について理解を深め、食料の生産、流通に当たる人々に対する感謝の気持ちを抱くことができます。また、流通に要するエネルギーや経費の節減、包装の簡素化等により、環境保護に貢献することもできます。
さらに、地域の生産者等の学校給食をはじめとする学校教育に対する理解が深まることにより、学校と地域との連携・協力関係の構築にも寄与しています。
このような効果を期待して、各地の学校給食で地場産物の活用が推進されています。
農林水産省では、学校給食における地場産物の利用を拡大するため、「地産地消給食等メニューコンテスト」を実施し、優れた地産地消メニューを農林水産大臣賞等として選定・表彰するとともに優良事例として紹介しています。
また、学校給食の食材として、地場産物を安定的に生産・供給する体制を構築するため、調査・検討、新しい献立・加工品の開発・導入などの取組への支援を行っています。
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