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農林水産省

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第2節 食育に関する施策等の総合的な情報提供


農林水産省では、食育の様々な分野に関して広く国民の理解を深めるため、食育基本法や第3次基本計画などの食育に関する基本情報や、都道府県・市町村の食育推進計画の作成状況など、食育推進の施策に関する総合的な情報提供を行っています。

具体的には、ホームページ「食育の推進」において、健全な食生活の実現や食と農林水産業への理解を深めるため、食生活の現状、「日本型食生活」や「食事バランスガイド」に関する資料、教育ファーム運営の手引き、学校の教科と関連付けた教材、全国の農林漁業体験スポット一覧及び工場見学・市場見学など食育に関する情報を掲載するとともに、「食と農林漁業体験メールマガジン」の配信を行っています。

http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/index.html

また、消費者が安全で健やかな食生活を送る上で役に立つ情報を取りまとめて提供しています。(http://www.maff.go.jp/j/fs/index.html

地方農政局等においても、地域の関係者と連携したフォーラム等の開催、食育推進ネットワークの活動等について、ホームページによる情報提供を行うとともに、それぞれの地域に密着した様々な方法で情報提供を行っています(事例:子供たちへの「食」と「農」について理解を深める機会の提供~名城大学農学部との連携による取組~、事例:五感を使った農作業体験の取組 参照)。

食品安全委員会では、食品の安全性に関して、様々な方法で情報提供を行っています。具体的には、食品健康影響評価(リスク評価)や食品の安全性に関する情報を随時更新し、ホームページや国民の関心が高い事項等を掲載した季刊誌等を通じた情報提供を行っています。(https://www.fsc.go.jp/)(外部リンク)

これに加え、各種意見交換会を通じて情報や意見の共有・交換を図っています。さらに、食品の安全性に関する情報をタイムリーに提供するため、ソーシャルメディア(「Facebook」、ブログ)による情報発信を行うとともに、メールマガジンとして、食品安全委員会の審議結果概要や開催案内等を毎週配信する「ウイークリー版」、実生活に役立つ情報、安全性の解説、Q&A等を月2回配信する「読み物版」、食品危害発生時に配信する「臨時号」を、それぞれ配信しています。

文部科学省では、学校における食育の推進への理解を深めるため、ホームページにおいて、栄養教諭制度、食に関する指導、学校給食衛生管理基準等の情報提供を行っています。

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/)(外部リンク)

厚生労働省では、ホームページにおいて、「栄養・食育対策」として、国民健康・栄養調査や日本人の食事摂取基準等について、情報提供を行っています。また、都道府県、保健所、市町村保健センター等における健康づくりの活動を通じ、母子保健、健康づくり、食品の安全性に関する情報提供を行っており、多くの人々が正しい情報を入手できるよう取り組んでいます。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/index.html)(外部リンク)

コラム:「食育フォーラム2016『食育実践の環を広げよう』」の開催

開催の様子

開催の様子

農林水産省は、平成28(2016)年11月5日に食と農林漁業の祭典の一環として「食育フォーラム2016『食育実践の環を広げよう』」を開催しました。

本フォーラムは、民間企業・団体における食育担当者の皆様に、今後の取組の参考となるヒントを得ていただくことを目的として開催しました。

 
基調講演

基調講演

基調講演では、女子栄養大学の林芙美専任講師を迎え、「人々の健康を支える企業の食育~食の循環と環境を意識した取り組みとは~」をテーマにご講演いただきました。「個人の行動を変えるには、個人の関心を高めるというアプローチだけでなく、環境からも影響を及ぼすことができる」という理論から「健全な食生活の実現には、地域のつながりや企業などによる食環境の整備が必要」であるということや、海外における減塩の取組事例の紹介などを通じて、企業に期待される役割についてお話いただきました。

 
パネルディスカッション

パネルディスカッション

また、パネルディスカッションでは、「企業の成功例から考えるこれからの食育」をテーマに、「地域との連携」、「人材の育成」、「プログラム運営」の3つのポイントに焦点をあて、3社の取組事例を発表していただきました。地域と連携しながら食育を推進する(株)マルイ、社内に400名以上の食育インストラクター資格取得者をもつクリナップ(株)、独自のプログラム運営を展開する(株)ミールケアから、「食育はCSR(企業の社会的責任)事業ではなくCSV(共有価値の創造)へ」、「企業の理念とつながった食育は企業のブランドイメージも向上させる」、「独自性と園のニーズに寄り添ったプログラムは事業化することができる」など、食育に取り組む考え方や具体的な取組内容についてお話をいただきました。

 
ワークショップ

ワークショップ

ワークショップでは、参加者が8グループに分かれ、「地域との連携」、「人材育成」、「プログラム運営」のテーマ別に課題と解決策を考えました。多くの課題・意見が交わされ、「地域のニーズをどのように掘り起こすか」、「自社の食育の定義があいまい」、「食の課題の特定が難しい」など現場が抱える課題を参加者同士で共有することができました。ワークショップ後は、参加者同士で積極的な交流も行われ、まさに「食育の環」が広がったフォーラムとなりました。

事例:子供たちへの「食」と「農」について理解を深める機会の提供~名城大学農学部との連携による取組~

東海農政局

「食育3C」のお話を聞く参加者

「食育3C」のお話を聞く参加者

東海農政局では、平成28(2016)年11月12日、名城大学農学部と連携し、東海地域の小学生の親子約40組を対象に、食に関する感謝の念や理解等を深めていただくことを目的に「教育ファームスタディin名城大学農学部附属農場~親子で学ぼう『食』と『農』~」を開催しました。

講座の部では、NPO法人 だいずきっず代表の沢田和英氏から「すごい大豆と子供たち~食の原点は家族にあり~」と題して、大豆の種まきから収穫、豆腐づくりまでの一連の体験を中心とした食育活動の取組についてお話をいただきました。農業から食に至るまでの体験活動の大切さ、とりわけ「おいしい、うれしい、たのしい」の「食育3C」を感じられる体験を幼い頃から経験することや、家族で食卓を囲み、心を通わせ、会話を交わすことの大切さを伝えていただきました。

また、名城大学農学部フィールドサイエンス研究室の学生からは、野菜、果樹、畜産、花きの研究内容について、子供たちに興味を持ってもらえるよう実物やパネルを用いて、また、ミカン収穫後の時間の経過に伴い、酸味が減り、甘みが増えることを感じてもらうため、経過ごとの糖分と同様にした2つの水を飲み比べるなどの体験を交えて分かりやすく紹介していただきました。

その後、参加者全員で、附属農場で飼育されているヤギの搾乳見学をしたのち、さといも掘り、ダイジョイモ(山芋)掘り、ヤギ乳を使ったキャラメル作りの3コースに分かれて体験していただきました。農業体験をした子供たちは、カゴいっぱいに収穫したいもや、思い思いの形に作ったオリジナルのキャラメルに満足そうな笑顔を見せてくれました。

参加いただいた皆様からは、“一連の農業体験ができたら素晴らしいと思う”、“親芋が食べられることを初めて知った”、“体験型の学びの場の機会を増やしてほしい”などの感想をいただきました。

今後も東海農政局では、食育の推進に向け、幅広い分野の方々と連携を図りながら取り組むこととしています。

学生による研究紹介

学生による研究紹介

ダイジョイモ掘りの収穫体験

ダイジョイモ掘りの収穫体験

ヤギ乳を使ったキャラメル作り体験

ヤギ乳を使ったキャラメル作り体験

事例:五感を使った農作業体験の取組

中国四国農政局

大学生と生産者との交流

大学生と生産者との交流

IPU環太平洋大学次世代教育学部こども発達学科(岡山県)では、幼児期からの食育が重要であり、教員を目指す学生が、食の源である農業をよく知るために農作業体験や農林漁業者との交流などの体験をすることが必要であると考えていました。しかし、体験受入農家に関する情報不足などにより糸口がつかめないことから、体験の実施に至っていませんでした。

こうした中、中国四国農政局は、IPU環太平洋大学次世代教育学部こども発達学科と農作業体験の受入可能な生産者等との結び付けを行い、農作業体験交流会の取組が実現しました。

【体験交流会の概要】

搾乳体験

搾乳体験

<1>平成28(2016)年6月1日〔同学科学生等9人参加〕

〈体験場所〉(有)安富牧場

〈体験内容〉搾乳・バター作り体験、畜産農家との交流

 
米麹作り体験

米麹作り体験

<2>平成28(2016)年10月28日〔同学科学生等6人参加〕

〈体験場所〉JA岡山青壮年部西支部 三田氏のほ場等

〈体験内容〉稲刈り・はぜ干し作業体験、米麹作り体験、熟成年数別味噌の食べ比べ、米麹を使った甘酒の試飲、JA岡山青壮年部西支部生産者(稲作農家、足守メロン農家、もも・ぶどう農家)とのランチ交流等

【体験学生の感想】

  • 次第にバターになっていく変化を感じられて良かった
  • 今回の体験が印象深く、将来子供達に体験させたい
  • 日頃、口にしている食物がどのように育っているのかを肌で感じ、理解が深まった
  • もっと酪農について知りたいと思う
  • 味噌は熟成が進むにつれて、味だけでなく、見た目の色も変化することを知った
  • はぜ干しするのにも、風通しを考えて作業していることに驚いた
  • 生産者の作ることに対する思いを知ることができた 等

今回の農作業体験の取組をきっかけとして、IPU環太平洋大学次世代教育学部こども発達学科では、新たに稲藁文化の体験も検討しており、実践の輪が広がっています。



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お問合せ先

消費・安全局
消費者行政・食育課

担当者:食育計画班
代表:03-3502-8111(内線4576)
ダイヤルイン:03-6744-1971
FAX番号:03-6744-1974