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更新日:22年7月23日

担当:消費・安全局動物衛生課、消費者情報官

口蹄疫について知りたい方へ

 一般の方向けQ&A 生産者の方向けQ&Aはこちらから

  1. 口蹄疫とはどのような病気ですか?
  2. 牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりして口蹄疫にかかることはありますか?
  3. 口蹄疫にかかった牛や豚の肉を食べても人に感染しないのであれば、殺さずに食肉として流通させればよいのではないでしょうか? 
  4. 口蹄疫は、鳥インフルエンザやBSEとどうちがうのですか?
  5. 口蹄疫が広がらないようにするためどのような取組をしているのですか?
  6. 移動制限区域内にある食肉センターで処理された食肉が流通するそうですが、いいのですか? 
  7. 殺処分した家畜は、埋却するしか処理方法がないのですか? 
  8. ワクチンを打つメリットとデメリットを教えてください。 
  9. 発生のない地域でも予防的にワクチンを打つ方がよいのではないですか? 
  10. なぜワクチンを打った家畜を殺さなければならないのですか? 
  11. 口蹄疫に関する情報の中には、「OIE」や「FAO」という国際機関の名前が出てくることがありますが、どのような機関ですか?
  12. 「FAOが日本へ、口蹄疫のワクチンを接種した動物の食肉利用を勧告した」との報道がありましたが、事実はどうなのでしょうか?
  13. OIEは日本の口蹄疫について何か発言していますか? 
  14. 口蹄疫の発生地域(国内)へ旅行をする際には、どんなことに注意すれば良いですか? 
  15. 口蹄疫が発生している国(海外)へ旅行をする際には、どんなことに注意すれば良いですか? 

 

 

 生産者の方向けQ&A一般の方向けQ&Aはこちらから

  1. 家畜伝染病予防法によれば、生産者に殺処分や埋却の義務があると聞きましたが、本当ですか?
  2. 口蹄疫が発生した畜産農家の施設は、5年間使用できないとの話を聞きましたが、本当ですか?
  3. 口蹄疫対策特別措置法ができたと聞きましたが、これまでと何が変わるのでしょうか? 
  4. 移動制限区域、搬出制限区域内であって、口蹄疫が発生していない酪農家で生産された生乳の集出荷はどのように行われているのですか? 
  5. 口蹄疫が発生した酪農家では、生乳をどのように廃棄しているのですか? 
  6. 殺処分した家畜等を埋却した土地を耕して作物を作ることはできますか? 

 

 

口蹄疫対策特別措置法関係Q&Aはこちらから 

 

 一般の方向けQ&A 

 

1. 口蹄疫とはどのような病気ですか?

口蹄疫ウイルスが原因で、偶蹄類の家畜(牛、豚、山羊、緬羊、水牛など)や野生動物(ラクダやシカなど)がかかる病気です。

口蹄疫に感染すると、発熱したり、口の中や蹄の付け根などに水ぶくれができたりするなどの症状がみられます。

口蹄疫にかかると、子牛や子豚では死亡することもありますが、成長した家畜では死亡率が数%程度といわれています。しかし、偶蹄類動物に対するウイルスの伝播力が非常に強いので、他の偶蹄類動物へうつさないようにするための措置が必要です。

 

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2. 牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりして口蹄疫にかかることはありますか?

牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりしても口蹄疫にかかることはありません。他の偶蹄類動物にうつさないようにするため、口蹄疫が発生した農場の家畜は殺処分して埋却する(埋める)とともに、発生した農場周辺の牛や豚の移動を制限しています。このため口蹄疫にかかった家畜の肉や乳が市場に出回ることはありません。

 

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3.  口蹄疫にかかった牛や豚の肉を食べても人に感染しないのであれば、殺さずに食肉として流通させればよいのではないでしょうか? 

口蹄疫にかかった牛や豚の肉を食べて人が病気になることはありませんが、ウイルスに汚染された可能性のある肉が流通すれば、他の地域に口蹄疫を拡げてしまう恐れがあります。なお、健康な動物に由来する肉のみ食肉として流通し、口蹄疫にかかった家畜の肉が食肉として流通することはありません。  

 

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4. 口蹄疫は、鳥インフルエンザやBSEとどうちがうのですか?

口蹄疫は、鳥インフルエンザやBSEと同じように、家畜がかかる伝染病で、畜産業に大きな経済的損失をもたらします。しかし、これらの動物の病気は、感染する動物や原因となる病原体、感染経路が異なるだけでなく、公衆衛生や食品安全の観点から見ると大きな違いがあります。下の表をご覧ください。

口蹄疫は、口蹄疫ウイルスが原因で偶蹄類の動物(牛、豚、山羊、緬羊、水牛など)がかかる病気です。人が牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりしても口蹄疫にかかることはありません。しかし、感染している家畜の近くに行ったりすると、無意識のうちにウイルスを運んでしまうことがあるので、感染した家畜がいる農場に行くことは避けなければいけません。

 

口蹄疫

鳥インフルエンザ

BSE

病原体

口蹄疫ウイルス

鳥インフルエンザウイルス

異常プリオン

感染経路

感染した家畜や、ウイルスに汚染されたふん便等との接触、器具・車両・人などによるウイルスの伝搬、空気感染など

異常プリオンで汚染された飼料を食べることによる感染のみ

動物間の伝播力

きわめて強い。

強毒性の場合はきわめて強い。

弱い。

食品安全の観点

(肉を食べたり、乳を飲んだらどうなる?)

人にはうつりません。

人にはうつりません。

SRMが含まれた畜産物を食べるとうつることがあります。しかし、適切にSRMを除くことによって、感染を防ぐことができます。

公衆衛生の観点

(感染した家畜や排泄物に近づくとどうなる?)

にはうつりませんが、ウイルスが靴などに付着し、他の家畜へ運ばれて、感染を起こす可能性があります。

通常の生活をしていれば、人にうつることはありませんが、感染した鶏や血液等に濃密に触れた場合、感染することがあるとされています。

人にはうつりません。また、他の家畜にもうつりません。

※ と畜・解体時に、牛の頭部や脊髄等のSRM(特定危険部位)を除去しています。

鳥インフルエンザは、鶏、あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥などがかかる病気ですが、野生の渡り鳥などもかかったり、発症しなくてもウイルスを持っていたりします。また、ウイルスが変異した場合、豚などもかかることがあります。

BSEは牛がかかる病気ですが、異常プリオンを原因とする病気の中には鹿がかかるものやミンクがかかるものなどがあります。

 

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5. 口蹄疫が広がらないようにするためにどのような取組をしているのですか?

口蹄疫ウイルスの偶蹄類動物に対する伝播力が非常に強いため、他の偶蹄類動物へうつさないようにするために、現時点で次のような取組を行っています。

  1. 口蹄疫が発生した農場の家畜を殺処分して埋却し、農場を消毒
  2. 口蹄疫が発生した農場周辺の牛や豚の移動を制限
    • 発生農場から半径10km以内における移動制限(生きた偶蹄類の家畜やその死体等の移動を禁止、と畜場及び家畜市場の閉鎖等)
    • 発生農場から半径10~20km以内における搬出制限(生きた偶蹄類の家畜の搬出、制限区域外への移動禁止、と畜用以外の家畜を入場させる家畜市場の開催を中止等)
  3. 県内全域へ消毒薬を配布し、散布
  4. 移動制限区域内に出入りする車両を消毒するための消毒ポイントを設置し、消毒を実施
  5. 発生農場と人や物などの関連(疫学関連)があった農場の確認
  6. 他の都道府県における牛豚飼養農場の緊急調査を実施(これまで宮崎県以外での口蹄疫の発生は確認されていません)
  7. 移動制限区域内のワクチン接種による感染拡大防止

  

 

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6. 移動制限区域内にある食肉センターで処理された食肉が流通するそうですが、いいのですか?

食肉センターでは、元来、搬出制限区域内の食肉センターで処理すれば食肉として流通してよいとされていた搬出制限区域内の家畜を処理しています(「2」の答えもご参照ください)。
移動制限区域内の食肉センターの再開に当たっては、感染を拡大させないため、家畜の輸送ルートを決めて、輸送トラックの消毒も厳しく行うなど、感染拡大を防止するための防疫措置を定めています。また、決められた防疫措置が確実に実行されているかを確認しています。 
 

 

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7. 殺処分した家畜は、埋却するしか処理方法がないのですか? 

殺処分した家畜は、家畜伝染病予防法に従い、焼却や埋却、化製場により処理することとされています。これらの方法は、口蹄疫ウイルスの感染力をなくす効果に違いはありませんが、現在、宮崎県では、速やかに処理を進めるため、発生農場や周辺の私有地、県有地、国有地等の中から適切な場所を選び、埋却しています。なお、焼却は適切な施設で行う必要があるので、多数の家畜を焼却施設まで運ばねばなりません。また、感染した牛や豚の移動はウイルスの拡散につながります。

(生産者の方向けQ&Aの「1」「2」「6」の答えもご参照ください)

 

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8. ワクチンを打つメリットとデメリットを教えてください。 

口蹄疫のワクチンは、発症(発熱、口や蹄の水ぶくれなどの症状が出ること)を抑えることができますが、感染を完全に防ぐことはできません。それでもワクチンを打つメリットは、新たな感染や発症をおさえてウイルスを排泄する動物を減らすことにより、感染拡大の速度を遅らせることが期待できることです。
一方で、デメリットとしては、ワクチンを接種した動物は、口蹄疫に感染しても症状を示さないため、感染動物が見逃され、知らぬ間に家畜の移動などにより病気が拡がってしまう可能性があります。
このため、国から口蹄疫をぼく滅するため、ワクチンを接種した動物は、移動を制限し、すみやかに殺処分することとしています。

  

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9. 発生のない地域でも予防的にワクチンを打つ方がよいのではないですか?

「8」にあるように、口蹄疫のワクチンを打つことにはデメリットもあります。口蹄疫が発生していない地域で牛・豚などにワクチンを打つと、実際に感染が広がっていても気がつかず見逃してしまうことがあります。
このようなことから、海外でも、口蹄疫が常在している国を除き、原則としてワクチンの接種は行われていません。発生のない地域に、口蹄疫ウイルスが侵入しないよう、引き続き消毒やねずみ・害虫の駆除などの衛生管理を徹底することが重要です。

 

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10. なぜワクチンを打った家畜を殺さなければならないのですか?

ワクチンを接種した動物は、口蹄疫に感染しても明らかな症状を示さず、感染が見逃されたり、知らぬ間に他の家畜に病気を拡げたりする可能性があります。
そこで、口蹄疫をぼく滅するために、ワクチンを接種した動物の移動を制限し、それらの動物をすみやかに殺処分することにしています。

 

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11. 口蹄疫に関する情報の中には、「OIE」や「FAO」という国際機関の名前が出てくることがありますが、どのような機関ですか?

OIE について

 OIE(国際獣疫事務局、1924年設立)の本部はフランスのパリにあり、動物衛生や人獣共通感染症の国際基準を設定したり、動物の伝染性疾病に関する情報の収集・分析をしたり、動物疾病の防疫に関する技術的な支援をしたり、助言をしたりしています。現在176の国等が加盟しています。
なお、口蹄疫について、各国から提出された報告書をOIEの専門家委員会が審査して、その国が清浄(病気が存在しないこと)であるかどうかを認定しています。
OIE公式ホームページ:http://www.oie.int/eng/en_index.htm

FAO について

FAO(国連食料農業機関、1945年設立)の本部はイタリアのローマにあり、飢餓の撲滅に取り組んでいます。すなわち、貧困と飢餓に苦しむ人々の栄養状態と生活水準を改善することによって、すべての人が健康な生活を送ることを目指しています。現在193の国と欧州連合が加盟しています。
家畜衛生に関して、設備・技術等の面で不充分な開発途上国に対して、技術援助等を行っています。我が国からも、その活動に対して資金を拠出したり、専門家を派遣したりしています。
FAO公式ホームページ:http://www.fao.org/  

  

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12. 「FAOが日本へ、口蹄疫のワクチンを接種した動物の食肉利用を勧告した」との報道がありましたが、事実はどうなのでしょうか?

我が国はFAOからそのような勧告を受けた事実はなく、FAOも加盟国の要請に基づかず勧告を行うことはないとのことです。
なお、南米等の口蹄疫発生(常在)国においては、ワクチン接種動物の肉が一定の条件の下に食肉として利用されていますが、ワクチン接種動物の肉をどう取り扱うかについては各国の判断に任されています。
我が国では、更なる感染拡大を防ぎ、早期に口蹄疫のウイルスを駆逐する(清浄化する)べく努力をしており、宮崎県と連携し、ワクチン接種家畜の殺処分を迅速に進めています。

 

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13. OIEは日本の口蹄疫について何か発言していますか?

 5月26日のOIE総会の記者会見において、事務局長は、「日本での感染は一地域に限定されている。また、戦略的なワクチン接種を採用しているので、現時点の情報を見る限り、日本における口蹄疫はコントロールされていると思われる」と発言しています。

 

 

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14. 口蹄疫の発生地域(国内)へ旅行をする際には、どんなことに注意すれば良いですか?

口蹄疫は人には感染しないので、発生地域へ旅行することに何ら問題ありません。
ただし、人や物にウイルスが付着して牛や豚などへ感染する可能性があるため、農場へ立ち入ったり、家畜に触ったりすることは絶対にしないで下さい。やむを得ない事情で、農場など、家畜がいる施設に行かなければならない場合には、消毒を徹底する、そこから他の農場へ行かないなど、多くの注意していただく点がありますので、最寄りの家畜保健衛生所に相談してください。
(全国の家畜保健衛生所ホームページ)
http://www.niah.affrc.go.jp/link/kaho.html

 

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15. 口蹄疫が発生している国(海外)へ旅行をする際には、どんなことに注意すれば良いですか?

口蹄疫の我が国への侵入を防ぐため、家畜伝染病予防法には、発生国の牛肉・豚肉などの畜産物は日本に持ち込んではいけませんと書かれています。免税店等でお買い求めになったものも持ち込んではいけないのでご注意ください。
また、我が国の国際空港では、厚生労働省の検疫ブースなどの前に、消毒用マットを設置しておりますので、日本到着時には、確実にその上を通行していただくよう、お願いします。
なお、発生国では感染が広がっている恐れがあるので、農場への立ち入り、牛や豚などとの接触は控えてください。接触してしまった場合は、日本到着時に必ず動物検疫カウンターに申し出てくださいますよう、ご協力をお願いします。
詳しくは、動物検疫所ホームページをご覧下さい。

 
(肉製品などのお土産について)

(靴底消毒のお願い)  

 

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生産者の方向けQ&A

1. 家畜伝染病予防法によれば、生産者に殺処分や埋却の義務があると聞きましたが、本当ですか?

家畜伝染病予防法によれば、家畜の所有者が口蹄疫に感染した家畜を殺処分したり、埋却をしなければならないことになっています。しかし、現実に所有者がこれらを実施することは難しいので、県が殺処分して埋却し、その費用を国と県とが折半して払います。また、他の都道府県や政府からも作業のための人員を派遣しています。

 

 

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2. 口蹄疫が発生した畜産農家の施設は、5年間使用できないとの話を聞きましたが、本当ですか?

  1. 5年間使用できないということはありません。口蹄疫の発生農場については、殺処分の終了後、県の家畜防疫員の指示に従い、少なくとも1週間間隔で3回以上的確に消毒を実施し、また、その地域の移動制限が解除されれば、再開できます。
  2. なお、死体を埋却した場所は、その後3年間掘り返してはいけませんのでご注意下さい。  

 

 

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3. 口蹄疫対策特別措置法ができたと聞きましたが、これまでと何が変わるのでしょうか?

 口蹄疫対策特別措置法ができたことで、農林水産大臣が指定する地域内での

(1) 消毒ポイントでの車などの消毒の義務づけ

(2) まん延防止のためやむを得ない場合の患畜・疑似患畜以外の殺処分

(3) 患畜・疑似患畜の死体の焼却又は埋却の支援

が可能となりました。
また、同法には、無利子での融資や施設の整備にかかる費用の助成といった、生産者の経営再建のための支援などが盛り込まれています。

 

 

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4.移動制限区域、搬出制限区域内であって、口蹄疫が発生していない酪農家で生産された生乳の集出荷はどのように行われているのですか?

移動制限区域内及び搬出制限区域内において、口蹄疫が発生していない酪農家で生産された生乳は、通常どおり集出荷されています。ただし、集出荷作業によって感染が拡がることを防止するため、(1)集乳車の消毒、(2)作業員は農家ごとに使い捨ての防疫服を着用するなど徹底した防疫対策が取られています。

 

 

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5. 口蹄疫が発生した酪農家では、生乳をどのように廃棄しているのですか?

口蹄疫の感染拡大を防ぐため、生乳にクエン酸などを加えてウイルスを不活化した上で、廃棄しています。

 

 

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6. 殺処分した家畜等を埋却した土地を耕して作物を作ることはできますか?

埋却地については、3年間発掘が禁止されています。よって、3年間はその土地を耕すことはできません。 
 

(参考文献)

口蹄疫(foot-and-mouth disease) (動物衛生研究所ホームページ)

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お問い合わせ先

消費・安全局動物衛生課 
ダイヤルイン:03-3502-5994
FAX:03-3502-3385

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