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農林水産省

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家きん以外の鳥類における鳥インフルエンザの確認状況

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平成23年4月5日更新

担当:消費・安全局動物衛生課

農林水産省では、家きん以外の鳥類で強毒タイプの高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された場合は、半径10kmの区域を監視区域とし、区域内の家きん飼養農場に立入検査を実施することとしています。各地で高病原性鳥インフルエンザに感染した野鳥等が相次いで確認されていることから、引き続き警戒を強化する必要があります。

昨年10月以降の発生状況

 富山県高岡市  (動物園のコブハクチョウ)

  • 富山県高岡市の高岡古城公園動物園で死亡したコブハクチョウから分離されたウイルスについて、平成22年12月19日、(独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 における検査の結果、

(ア)強毒タイプのH5亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスであること
(イ)北海道稚内市大沼及び島根県安来市で分離されたウイルスと、極めて近縁であること

が確認されました。

  • 高岡市では、既に死亡したコブハクチョウと同じ堀で飼養されていた鳥を自主的に淘汰しています。
  • コブハクチョウは、家きんではなく、家畜伝染病予防法に基づく殺処分や移動制限の対象外ですが、防疫指針上、家きん以外の鳥類で感染が確認された場合は、半径10kmの区域を監視区域として、県の家畜防疫員が区域内の家きん飼養農場に立入検査を行うこととされています。
  • 富山県は、既に周辺の半径10km以内の家きんの飼養農場に立入調査を実施し、特段の異常がないことを確認しています。

 

鳥取県米子市  (野鳥)

  • 環境省による野鳥のサーベイランス検査において、平成22年12月4日に鳥取県米子市で回収したコハクチョウ(野鳥)の死亡個体からウイルスが分離されました。鳥取大学による検査の結果、12月18日、H5N1亜型(強毒タイプ)であることを確認しました。
  • 鳥取県及び島根県は、富山県の事例と同様に、防疫指針に基づき、周辺の半径10km以内の家きんの飼養農場に立入調査を実施し、特段の異常がないことを確認しています。

 

鹿児島県出水市  (野鳥)

  • H5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザが陽性となった鹿児島県出水市で収容されたナベヅルについて、鳥取大学が詳細な遺伝子解析を実施したところ、平成22年12月22日、

(ア)当該ウイルスが強毒タイプであること

(イ)北海道稚内市大沼、島根県安来市、富山県高岡市、鳥取県米子市で分離されたウイルスと、極めて近縁であること

が確認されました。

  • 本件については、21日に、防疫指針に基づき、家きん以外の鳥類で強毒タイプの高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された場合の対応として、収容地点から半径10kmの監視区域を設定するとともに、22日には、鹿児島県・熊本県の家畜防疫員が区域内の家きん飼養農場(計162戸、約520万羽)への立入調査により、特段の異常がないことを確認しています。

 

北海道厚岸郡浜中町  (野鳥)

  • 平成23年1月19日に、北海道の鳥獣保護員が、厚岸郡浜中町において発見した衰弱野鳥(オオハクチョウ)を収容しました。
  • 環境省による簡易検査の結果、インフルエンザA型陽性であることを確認したため、同省のマニュアルに基づき検体を北海道大学に移送し、検査を実施したところ、1月22日、H5N1亜型(強毒タイプ)陽性であることを確認し、環境省がその旨を公表しました。
  • また、1月23日、この野鳥の回収地周辺で回収された別の野鳥4羽についても、H5N1亜型(強毒タイプ)陽性であることを確認した旨、環境省が公表しています。
  • なお、農林水産省の防疫指針では、家きん以外の鳥類で強毒タイプの高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された場合は、半径10kmの区域を監視区域とし、区域内の家きん飼養農場に立入検査を実施することとしていますが、今回のケースについては、半径10km以内の区域に家きん飼養農場はありません。

 

その他の事例

 ・日本における高病原性鳥インフルエンザの確認状況(平成23年4月5日現在)New

 

農林水産省の対応

  • 専門家は、今回の一連のウイルスは、シベリアなどの北方の営巣地から渡り鳥がウイルスを国内に運んだ可能性があると指摘しています。
  • 我が国でH5N1亜型の強毒タイプの確認が相次ぎ、韓国でもH5亜型及びH7亜型の確認が相次いでいることから、警戒を強化する必要があります。
  • 家きんへの感染防止のためには、各農場が防鳥ネットの設置や入出時の消毒などの飼養衛生管理を徹底することが何よりも重要です。

このため、全都道府県に対し、

  1. 畜産農家への飼養衛生管理の周知・確認
  2. 動物園等への野鳥侵入防止措置等の指導
  3. 危機管理体制の点検

等を徹底するよう通知したところです。

  •  また、環境省の実施する野鳥のサーベイランスは、家きんへの感染リスクが特に高い地域・時期等を明らかにする上で極めて重要であることから、今後も引き続き、環境省において適切なサーベイランスが実施されるよう協力していく考えです。

(参考)

北方の営巣地を飛び立つ渡り鳥には、

  1. 10・11月頃、シベリアなどの北方の営巣地から直接日本に飛来するパターンと
  2. 中国や韓国を経由して12月から翌年1月に飛来するパターン

があります。

参考リンク

お問い合わせ先

消費・安全局動物衛生課 
代表:03-3502-8111(内線4581)
ダイヤルイン:03-3502-5994
FAX:03-3502-3385