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農林水産省

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クロロプロパノール類とは

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  • クロロプロパノール類とは、プロパノール(炭素を3つもつ直鎖アルコール)に塩素が結合した物質の総称で、4つの種類があります。その中で人への健康影響が懸念されているのは、3-クロロプロパン-1,2-ジオール(3-MCPD)1,3-ジクロロ-2-プロパノール(1,3-DCP)の2種類です。 クロロプロパノール類の種類や構造式を詳しく知りたい方は、《クロロプロパノール類の種類と構造》を、クロロプロパノール類によって健康にどのような悪影響が生じる可能性があるのかについては、《クロロプロパノール類の健康影響》をそれぞれご覧下さい。
  • クロロプロパノール類は、工業分野ではセルロース系材料の架橋材、繊維染色助剤、プラスチック・樹脂の溶剤や、医薬品など有機合成物質の原材料として使用されています。
  • 1970年代後半に、主にしょうゆなどの調味料の原材料として用いられている酸加水分解植物性たん白に3-MCPDが含まれていることが明らかとなりました。このため、関連する食品業界では、クロロプロパノール類を低減する取組が行われてきました。
  • 農林水産省では、食品の安全性を向上させるため、実態調査の結果など科学的なデータを活用して業界を指導し、食品中のクロロプロパノール類をできる限り少なくする対策を進めています。

酸加水分解植物性たん白について

脱脂加工大豆、小麦グルテン、コーングルテンなどの植物性たん白に塩酸を加えて加熱し、たん白質をアミノ酸に分解したものです。水酸化ナトリウムなどで中和した後、濃縮、ろ過などの工程を経て製造されます。うま味やこく味が強く、植物原料由来の調味料として食品に広く利用されています。日本では、しょうゆ等の原材料として使用される液体の酸加水分解植物性たん白を、「アミノ酸液」と呼んでいます。 

食品原材料として広く使用されている「たん白加水分解物」は、アミノ酸液のほかに、植物性のたん白質を酵素で加水分解したものや、動物性のたん白質を酸や酵素で加水分解した調味料の総称です。