ホーム > 組織・政策 > 消費・安全 > 食品中のクロロプロパノール類に関する情報 > クロロプロパノール類の健康影響


ここから本文です。

クロロプロパノール類の健康影響

クロロプロパノール類のうち3-MCPDと1,3-DCPについては、ラット(ネズミの一種)を使った試験で健康に悪影響を示すことが認められています。

3-MCPDによる健康影響

ラットに長期間にわたって大量の3-MCPDを食べさせた場合に、腎臓への悪影響(腎臓尿細管の過形成)や他の複数の臓器に良性腫瘍の形成がみられました。しかし、発がん性(悪性腫瘍形成の有意な増加)は認められませんでした。 これまで、食品由来の3-MCPDが原因と考えられる、人の健康に悪影響が生じた事例等は報告されていません。

国際的な専門機関による評価では、人が生涯にわたって毎日摂取し続けたとしても、健康への悪影響(この場合は腎臓への悪影響を指標)が無いと考えられる最大量は、2 μg/kg体重/日とされています。

1,3-DCPによる健康影響

ラットに長期間にわたって大量の1,3-DCPを摂取させた場合、複数の臓器において発がん性(悪性腫瘍形成の有意な増加)が認められました。遺伝毒性試験でも陽性と判断されており、これらの試験結果から、人において発がん性を示す可能性があると考えられています。遺伝毒性が陽性であるとは、その物質が細胞の中の遺伝子を傷付けて突然変異を引き起こす能力があることを意味しており、たとえ1分子のようなごくわずかな量であっても、それが遺伝子を傷付けてる可能性があり、そのことが引き金となって「がん」が生じることを否定はできないと考えられてます。
したがって、国際的な専門機関による評価では、1,3-DCPについては遺伝毒性に基づく発がん性があると考えられることから、3-MCPDのように生涯わたって毎日摂取し続けたとしても健康への悪影響がないと考えられる摂取量は設定されていません。

なお、3-MCPDと同様に、食品由来の1,3-DCPが原因と考えられる、人の健康に悪影響が生じた事例等はこれまで報告されておらず、人の発がんとの因果関係についても確実な証拠は得られていません。

 

国際的な専門機関によるリスク評価の概要については、《JECFAのリスク評価の概要》をご覧ください。

ページトップへ

農林水産省案内

リンク集


アクセス・地図