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オーストラリア・ニュージーランド

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 更新日:2011年1月26日

オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は、トランス脂肪酸の摂取量が総エネルギー摂取量に占める割合の平均を、オーストラリアでは0.5%、ニュージーランドでは0.6%と推定しました。これは世界保健機関(WHO)が勧告している総エネルギー摂取量の1%未満をかなり下回っており、その他の国と比較しても少ないとしています。 また、オーストラリア及びニュージーランドにおいては、トランス脂肪酸摂取量の60-75%が天然由来だとしています。

一方で、トランス脂肪酸と飽和脂肪酸の合計摂取量が、総エネルギー摂取量の14-16%と、両国の推奨基準(8-10%未満)を大きく上回っていると報告しています。これは飽和脂肪酸の摂取量が多いためであり、栄養表示で飽和脂肪酸の含有量を確認し、バランスの良い食生活を送ることが推奨されています。

 

オーストラリア、ニュージーランド政府は、それぞれの国の心臓病学会、食品業界団体、FSANZ等の規制当局からなる「トランス脂肪酸共同計画」を2007年に設立しました。この計画の主要な目的は、飽和脂肪酸を増やすことなく、食品中のトランス脂肪酸を共同で削減することとしています。

また、FSANZは、トランス脂肪酸に関する科学的なレビューを実施し、その報告書を2007年5月に公表しました。報告書では、トランス脂肪酸に関して直ちに規制する必要はなく、オーストラリア、ニュージーランドで供給される食品中のトランス脂肪酸をさらに削減するための自主的な取組がもっとも適切なリスク管理措置であると結論付け、大臣もこれを承認しました。

2009年には、自主的な取組によるトランス脂肪酸の削減効果を確認するためのレビューが行われました。2009年7月に出された報告書では、企業における低減の取組が進んだため、オーストラリアとニュージーランドにおけるトランス脂肪酸の摂取量は2007年と比べて25-45%減少したと結論付けられました。これを受けて、2009年10月、オーストラリア・ニュージーランド食品規制閣僚評議会は、トランス脂肪酸の含有量には引き続き規制を設けず、自主的な取組により低減を進めていくことで合意しました。

 

なお、トランス脂肪酸の含有量表示は義務ではありませんが、任意で表示することができます。ただし、コレステロール、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、ω3脂肪酸、ω6脂肪酸又はω9脂肪酸について強調表示する場合には、トランス脂肪酸の含有量を表示する必要があります。

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